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2005年3月

「ルール」とは。

…さだまさしの「北の国から」。って違うっつーに。(^-^)

 パラ3月号の同人室③山田氏作の結果稿を見たら、「…変同に余詰が付いていて一部で混乱。あえて誤解と処理させていただいた。実力解答者がこの作意手順を見出せなかったからである。」…なんだこりゃ。ありえん。

 変同ということは作意順とその変化順は同列なので、それに別の詰手順が存在するならそれで解答して何が悪いのか。私は変別×論者ですが、あくまでも「作意が変化より優位であることが確定している」ことが前提。まったく理解に苦しみます。こういう風にコーナーごとに基準が一致していない、というのは解答者を混乱させるばかりだと思うのですが…。
 「玉方は最善の応手を選ぶ必要はあるが、詰方の着手は自由」。無論細かいところで玉方最善の定義が難しくなることはありますが、基本はこれでいいんではないのかなあ、と思っています。個人的にはこういうハナシはあまり深くは突っ込みたくないですけどね。
 極端な話、持駒を消費しない基本型馬ノコの作品があったとして、解答者が馬ノコを100往復させて解答してきたとしてもそれを×にする権利は誰にもないかなと。だってそうじゃない、玉方が最善尽くしても詰ましたんですから。違うのかなあ。

 私らしくない話でしたね、疲れちゃいました。肩の凝らない作品でもひとつ。未発表作です。
050329クリックすると拡大表示します。3000手くらいの解答希望。(笑)

91角不成

やっくんのAll by Myself(ミスチルの歌からかな?だとするとシブイ選曲だな~)というブログで「91角不成の入った詰将棋」について考察されてました。「できるだけ最短手数で」という要望に神無七郎さんが5手という解答を示されてます。私も神無さんの答えを見る前に試しに5手でできるか考えてみましたが、一番短くて7手でした。解答を見て納得。なるほどね~。

その神無氏、解答は出しつつも「最短手数よりも91角不成が妙手に見える演出を」という要望を出してます。あいかわらずゼイタクだなあ。(^-^)まあでも、最短手数にこだわるほどの条件ではないのでもっともな意見かと思います。
できれば92玉、82角、52飛くらいで91角不成くらいの衝撃がほしいなあ…と少し頑張ってみましたが、とりあえず短編ではムリムリであることがわかっただけでした。←マジメにやらんか、まったく。

というわけでちょっと作ってみた中から1局。都合上左右反転してます。050328
クリックすると拡大します。ちょっと類型的ですね。これを発展させることも可能かなと思います。33と14に詰方の歩を置いて24をあけておけば22合~13歩成~22角生で1歩余計に稼げるとか。収束探しが大変そうだけど。


追伸
風みどりさん、お褒めいただき恐縮です。新聞向けだったので取ってつけたような収束なんですけどね。天狗舞じゃちょっとオイシすぎですね。(笑)

神の左手

ぶらさんからコメントいただいてました。一言、ヒント簡単すぎです。(笑)

前回詰将棋作家にはプログラマ関係の方が多いと書きましたが、確かぶらさんはギタリストであったかと記憶しています。ギターと詰将棋…うーん、連想ゲームで加藤芳郎からこんなヒント出されたら何も答えが浮かばない。(ちと喩えが古すぎか?)

でも実は私もギターなんぞ遊びでやっております。大学のときに自分の住んでたとこが溜まり場になってて、そこに誰かが勝手にギターもってきて置いていってしまったのが始まりですね。だからもうかれこれ10年くらいやっているわけですが、ちゃんとした教室に通うでもないのでうまくなろうはずもなく、コードは大体覚えましたがそれ以上の進化は既に止まっています。早い話が単なるカラオケ代わり。
好きなミスチルはギター本を買ってますが、その他はインターネットでコード譜だけ入手して楽しんでます。最近そのサイトでなんでかわからないのですが、中学生の頃に聞いていたオフコースの曲が大量アップされてて、懐かしさを感じつつ弾いています…が小田和正キー高すぎだよ…orz

ちなみにギターは左手で押さえて右手で弦を弾くのが普通なわけで、じゃあ左手をよく使うということは右脳が冴えて詰将棋でもパッと鋭い構想が浮かぶようになるのかな、と思うわけです。でも私の場合、その左手がなかなか言うことを聞きません。もうちょい若い頃にやってれば違ったのかもしれないけど、現実はE♭など、押さえること自体がなかなか厳しい状態。
ぶらさんのギターは聴いたことないわけですが、作品の構想の鋭さはやはり職業的に左手をよく使われているからなんでしょうね。

というわけで構想のカケラもない作品を。既発表作ですけど。

050327クリックすると拡大表示します。駒数少ない分手順も平凡です。

わーかほりっく?

またこんな時間の更新となってしまいました。仕事が恒常的に遅いもので。
…って夜の商売なのかというと、実は単なるサラリーマンです。
入社した当時はほんとの事務屋でしたが、現在何をやっているのかというと、営業系システムにたずさわっております。…とはいってもこのブログだってどういうもんなのか本当は知らんので(笑)、システムとかITとか言われてもなんのことやらサッパリ。ユーザーの意見を聞いて、システム開発屋さんに「こんな風なことしたいから作ってくんなまし」と言うのが主な仕事ですね。なんかすげー馬鹿そう。(笑)
まあそうは言ってもそもそも予算を確保しなければいけないしシステム作ってもらったらテストをしたりマニュアル作ったり説明会開いたり、とそれなりに忙しい日々を過ごしています。

こういう仕事で一番辛いのは、いくら作ってもユーザーからは「いいシステムです、ありがとう」という言葉は決して出てこないところでしょうね。「ここはこんな風にしろ」「ところであっちはどうなったか」とかそんなんばっかり。_| ̄|○…ヤッテラレン。
詰将棋の解答者とはエライ違いです。

ちなみに詰将棋作家にはプログラマ関係の方が結構多いみたいですね。自分がいい作品がなかなかできない訳がよくわかります。まあそこは趣味の世界ですから。自分なりに楽しんでいられりゃそれでOKかなと。

まとまりがつかないのでこのへんでやめときませう。あ、そうだ、マニアオブマニアさん、私の名前ばらさないでくださいね。

詰将棋作家№1は?

2日目にして早くもさぼってしまいました。
再び覗いてみるとTETSUさんのところはちゃんと更新されてました。↓
http://toybox.tea-nifty.com/memo/
柏川さんが亡くなられましたか…。黄金期を支えられた方が最近次々と世を去られ、本当に寂しいことです。

某巨大掲示板サイトで最近「詰棋作家№1は誰か?」というスレッドができていて、名前と一緒に代表作5作が紹介されています。あれ書いている人は本当に熱心で素晴らしいんですが、中には「あれ、この作品よりあっちの方がいいと思うんだけど…」というのもいくつかありました。まあベスト5って結構選び辛いですし、割り切りは必要ですけどね。
ちなみに私は「№1作家は誰か?」と問われてもちょっと答えられないです。スゴイ人多すぎですね、この世界。ただ、ある意味(笑)一番スゴイのは橋本哲さんですね、間違いなく。あの名作の数々を作られたとは思えない本当に気さくな方です。斉藤吉雄さんの看寿賞作を暗算で解かれたのには本当に驚きました。最近お会いしてないな~。元気でいらっしゃるとは思いますが。

前回短コンの解説について書きましたが、某掲示板で約束してしまった柿木詰之助氏作の改作案を今回は載せることとします。
050323
形がヒドイ。飛金の捌きにこだわりすぎたかなあ…。
自分の棋力の落ち具合を再認識したところで今日はおしまい。(--;
次回あたりからは詰将棋以外のことも書いてちっとは日記らしくしないと。

追伸:トラックバックなるものをしてみましたがうまくいってるかな~。

初カキコ。

とりあえずブログ作ってみたはいいがそもそも「何を書くために…」って決めてないので、さてさて何から書けばいいのやら…(なんかオッサンみたいな文章。…って確かにオッサンだけどorz)

詰将棋は私の中では最もマイナーな趣味ですが、試しにここのブログで「詰将棋」で検索してみたところ、「あるわけねーよな」という予想を裏切ってちゃんと検索結果が返ってきました。見てみたらネット詰棋界(←そんな世界があるかい!という突っ込みキボン)では知らぬ人はいないTETSUさんのリンク先の更新状況を管理するブログ。いやしかし、本当にマメですねTETSUさん。頭が下がります。私の脳味噌が3倍あったとしてもそんなことできません。

…ちなみに私はここ1年ほどほとんど駒を触ってませんでした。でも某専門誌の短編コンクールでは5年くらい連続で解説書いています(万が一これを見て「ああ○×か」とわかった人がいたら、コメントで本名明かさないで下さいね)。
すごいなあ、って思います?思います?…思ってくれっっっ!!!(笑)

ほんとシャレにならない作業なんですよアレ。解説だけならどうにでもできますけど、そもそも採点からやんなきゃいけない。この採点だけで確実に12時間くらいかかります。年に1回なのでなんとかやっていける、というもんです。
毎年「今年はやめるかなあ」と思うのですが、あの作業を他の人にやってもらうのはちょっとカワイソウ…というわけのわからない理由で結局今年もやっちゃいました。(^-^;

作る方はさっぱり。最近ひさびさに一局作りましたがもちろん順位戦向けなのでここには出せません。でも何も出さないのも寂しいので名詞がわりにひとつ。チョー簡単。

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クリックすると見れるのかな?うーむわからない。(--;
というわけでテストカキコおしまい。←テストだったんかい!!(笑)

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