軽趣向好作選146
いよいよ来週博多で全国大会ですね。今のところ暑い日になりそうで、ご出席される皆さんはどうぞお気をつけて。私もなんとか参加できそうで、楽しみにしています。
ということで、本日はパターンですと詰将棋学校好作選ですが、今回は九州Gの中核メンバーの楽しい作品で期待値を上げたいと思います。
▲23桂△12玉▲24桂△13玉
▲25桂△14玉▲26桂△同と
▲13桂成△同玉▲15香△14歩
▲12桂成△同玉▲14香△13歩
▲11桂成△同玉▲13香生△12歩
▲同香成△同玉▲13歩△同玉
▲14歩△同玉▲15歩△同玉
▲16香△同と▲同金△14玉
▲25金上△13玉▲24金左△12玉
▲56角△11玉▲12角成△同玉
▲23金△11玉▲22と△同歩
▲12歩△21玉▲31歩成△同飛
▲同香成△同玉▲41飛△同銀
▲同と△21玉▲11歩成△同玉
▲12銀まで57手。
いきなり桂4枚を並べ打ってスタート。最後の26桂は同とと取られますが、これで19香の効きが通ったので、今度は桂成捨てから香での王手で下段に追います。桂合は打つ手があり簡単で、歩合を繰り返すのですが、これを全部取って歩を叩いて再び玉を上部へ。16香と打って精算し、27金から再度下段に追い立てます。24金左から56角として39香の筋を通すのが遠大な構想でした。23金から22とで打歩詰を打開し、最後は52銀を入手して11歩成~12銀で詰め上げます。
簡単そうに見えますが、これを破綻なく実現する作図はなかなか大変だったのではと思います。何よりも、難しい変化をほとんど付さず、解いて楽しい作品になっているのが素晴らしい。軽趣向らしい秀作です。
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