詰将棋学校好作選53

 次回詰とうほくは2月14日(土)に前回と同じく生涯学習センター和室で開催することとなりました。毎年恒例の年賀詰投票、今年もあるかな?よろしくお願いします。


 さて、今日は詰将棋学校好作選です。
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▲23桂△12玉▲21角△23玉
▲12角打△22玉▲31銀生△11玉
▲22銀成△同玉▲32角成△同玉
▲52飛△43玉▲34角成まで15手。
 玉の周りに駒が一切配置されていないのですが、44銀の効きが強いので気を遣うことになります。
 23桂として22玉に11角を見せます。12玉には21角が取れない捨駒で調子良く見えますが、23玉で手が止まります。12角打と上部に逃がすような手が実は正解で、14玉には16飛、15香、32角成で角2枚の効きで捕まえる仕掛けです。
 ただ、22玉と逆に踏ん張られると、32飛には11玉でにっちもさっちも行かない状態になります。ここで31銀生から22銀成と捨てるのが意表の手段。32角成~52飛でピッタリ捕まっています。42銀が邪魔駒になっていたのですが、それまでの手順で活用されているのと、52飛が見えにくい分、なかなか邪魔に見えないのが手順の妙です。簡素形の好作でした。


軽趣向好作選155

先週は岡山まで旅行に行ってました。いわゆる結婚記念日というヤツで、まあなんとかやってこれた、というところ。岡山城、後楽園、倉敷美観地区を満喫。いいところですねえ。片道5時間の新幹線でしたが、おかげで予定していたパラ高校とプルーフゲームまでは解くことが出来ました。


諸都合で今回も軽趣向好作選です。
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▲26桂△同香▲25銀△同香
▲24金△同香▲23銀△同香
▲13金△同玉▲31角△14玉
▲12龍まで13手。
見た目の4香のインパクトに加えて、その香を全部一路ずつ上げれば詰む、という愉快な構成。詳しい解説は不要ではないでしょうか。いかにも岩田さんらしいユーモアあふれる作品です。

軽趣向好作選154

 そろそろ今年も終わりに差し掛かりました。毎年衝動買いを含めて結構音楽配信を購入してます。昨年のベスト3は上から順に「さよーならまた明日/米津玄師」「二度寝/CreepyNuts」「生者の行進/椎名林檎とAI」でした。今年は今のところ「Prema/藤井風」「劇上/YOASOBI」「JANE DOE/米津玄師、宇多田ヒカル」がベスト3かな。藤井風は同じタイトルのアルバムも良かったです。


 さて、軽趣向好作選。ちょっと今回は濃い目。
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▲29香△28角▲同香△27飛
▲同香△同玉▲26飛△同玉
▲29香△28角▲同香△27飛
▲71角△44香▲同角成△同歩
▲27香△同玉▲26飛△同玉
▲29香△28角▲同香△27銀
▲35角△同桂▲16と△36玉
▲37歩△同玉▲73角△36玉
▲46角成まで33手。
 何はともあれ初手は29香と打ちます。普通に27合ですと16と、36玉、46と。捻って28歩も16と、27玉、17と、36玉、46と、25玉、28香以下です。ということで46に効かせる28角捨合が登場します。同香としたとき、今度は27合に16と、36玉、37香以下の手順があります。27飛合はその37香を同飛成と取る目的です。
 27飛合には同香と取り、その飛をすぐ26に捨てて引き戻します。これで初形から持駒の香が角に変わりました。もう一度29香と打つと、再び28角捨合~27飛合が出現します。37に打つ香がないので27飛合の方は他でも良さそうに見えるのですが、実は27他合には35角と捨てるうまい手があり、同桂に37歩と打つ筋を防ぐため、やはり飛合が最善です。
 これを同香、同玉と取って26飛と捨てると、首尾よく香二枚を角二枚に交換。ただ、ここで全く有力な手がなく首をひねることになります。実は27飛合とした瞬間に71角と捨てるのが妙手でした。同金は17角、15玉、71角成以下、62合は17角、15玉、62角行成で詰み。44香合が最善(桂合は16と、36玉、45角以下)で、これを取り、再び27香~26飛~29香を繰り返します。持駒が元に戻ったので同じようですが、44地点が埋まったのが大きな違いで、今度は27飛合は37角と打つ手が成立します。以下36玉は47と、45玉、36角以下。このとき44に逃げられない仕掛けです。
 ということでその36に効かす27銀合が最善になるのですが、先ほどの35角が決め手となり、詰みに至ります。

 連続合による豪快かつ緻密な持駒変換に意表をつくキーを織り交ぜた傑作です。


詰将棋学校好作選52

 連休明けに詰パラが届きました。解図はいつもどおり短大から始めていますが、今月はただでさえ期末だというのに、記念作品展もなんか凄そうで、どこから手を付ければ良いのやら。後半の3連休でちょっと旅行を予定しており、そこでどのくらい解けるかなあ。


 さて、今日は学校好作選。こないだの詰とうほくでも少し話に出したのですが、90年代のパラの大学院はほとんど煙詰が無く、今回が初めての紹介になります。


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▲78と引△58玉▲68と△同玉
▲78と△58玉▲49と△同玉
▲77桂△38玉▲39金△27玉
▲28金△同と▲同馬△36玉
▲37歩△35玉▲26銀上△同香
▲同銀△同玉▲27香△35玉
▲17馬△45玉▲47香△55玉
▲65と△同と▲54金△同金
▲同馬△同玉▲53馬△同玉
▲65桂△64玉▲75と△同玉
▲74金△同銀▲同成桂△同玉
▲73桂成△同と▲同と△同玉
▲72桂成△同と▲同と△同玉
▲62歩成△同と▲73歩△同と
▲61銀△71玉▲72歩△同と
▲同銀成△同玉▲73歩△同玉
▲74歩△同玉▲75歩△同玉
▲76歩△同玉▲77香△同龍
▲同と△同玉▲78飛△67玉
▲69龍△57玉▲58飛△47玉
▲49龍△37玉▲38飛△27玉
▲29龍△16玉▲36飛△15玉
▲26龍△14玉▲34飛△13玉
▲24龍△12玉▲13歩△11玉
▲21桂成△同玉▲22龍△同玉
▲23歩△同玉▲24金△22玉
▲33飛成△21玉▲12歩成△同玉
▲23金△21玉▲22金まで111手。
 現代詰将棋を代表するアーティストお二人の競演。まずは右辺に追います。初手78と寄ですと、58玉、68とに59玉で桂が跳ねられないので注意。77桂の気持ち良い跳ねだしから28金で上部へ。26地点で精算して27に香を据え、ついで17馬から47香としたところで香と歩が規則正しく並ぶ形になり、後半への期待が膨らみます。
 ただ、その後半につなぐまでに54金から馬を切り、更に53馬とダイブする妙手が現れます。65桂跳ね、64玉のあたり、ちょっと補足感じますが、75とで龍筋を通して74金から8筋の銀とと金を全部精算してしまいます。62香を入手して同とに対してそのと金も剥がすと、いよいよステージが整います(途中図)。
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 73歩から玉を舞台に上げて77香から龍を入手し、78飛から飛龍追いで玉を再び右辺へ。17玉からは縦に追い、24龍から13歩を据えれば大団円です。
 78飛以降の趣向手順のステージを構成する7段目の駒は歩でも良いわけですが、67の香にすることによって逆算を進めるのが流石の着眼。ただ、47・27と規則性を持たせて配置した3枚の香については、その筋が通った状態で逆算を進めるのは本来容易ではないはずで、53馬の妙手も織り交ぜて実現してみせたのは流石です。解答者29名全てA評価!で満点を獲得しました。

11月の詰とうほく+軽趣向好作選153

 1日土曜日に詰とうほくを開催しました。遠来のシナトラさん、いのてつさんの他、高坂さんも30年ぶり?の参加ということで盛り上がりました。哲さんのプルーフゲームを高坂さんが持ってきており、その解図ではシナトラさんといのてつさんの頭脳の回転の速さを目の当たりに。両人もスゴイのですが、見せてもらった手順がすごくて、哲さんの鬼才ぶりを改めて感じました。戸村さんや小笠原さんの新作を解いたり、短コンの出品作を見せ合ったりで楽しみました。3次会の喫茶店でコーヒーお代わりして長時間色々と盛り上がりました。改めてありがとうございました。
 次回は2月14日を基本線に、21日も申し込む予定です。今回は想定外の日になってしまったのですが、次回はちゃんと希望の日に当選しますように。(ー人ー)ナムナム

 さて、軽趣向好作選。今回残念ながら欠席だった石川さんの作品です。
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▲13馬△同玉▲35馬△24角
▲同馬△12玉▲22銀成△同玉
▲55角△44歩▲同角△31玉
▲53角成△22玉▲23歩△12玉
▲13馬△同玉▲35馬△24角
▲同馬△12玉▲13馬△同玉
▲22角△12玉▲11角成△同玉
▲22歩成まで25手。
 22銀成から開き王手の筋では届きません。思い切って13馬と捨てて35馬と引くと、12玉は22銀成までですので24に中合することになりますが、24歩合は同馬、12玉にまた13馬と捨ててしまえば、同玉、14歩以下で、また24桂合は同銀で簡単に詰むことがわかります。角合が最善で、捨てた角(馬)を回収することとなりました。
 12玉に今度は22銀成と捨てて64の桂に狙いを定めて55角と打ちます。31玉で桂を取らせると、64角以下22玉、55角、31玉、43桂、同銀、64角で詰み。玉方も44歩合と近づけて粘るのが非常手段になりますが、53角成から23歩を据えて、13馬~35馬が再現します。もう一度角捨て合するのですが、11銀が23歩に置き換わっているのがポイントで、今度は13馬から22角とすれば11角成で収束します。
 意表をつく角捨合から11銀を23歩に置き換えるマジックが秀逸で、収束まで統一感のある手順もさすがです。

詰将棋学校好作選51

 仙台はここのところ一気に寒くなりまして、コタツもストーブも早くも登板が必要となっている状況です。次の土曜、11月1日は詰とうほくです。今のところ少し暖かくなる予報のようですが、天気も変わりやすいですので、皆さまお気をつけてお越しください。場所は仙台駅から歩いて10分ほどの宮城野区生涯学習センターとなります。


 さて、今日は詰将棋学校好作選です。よく練られた中編です。
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▲24飛成△12玉▲34馬△23歩
▲15龍△21玉▲33桂△22玉
▲14桂△11玉▲21桂成△同玉
▲22桂成△同玉▲44馬△33角
▲34桂△21玉▲11龍△同角
▲同馬△同玉▲33角△12玉
▲22角成まで25手。
 盤面は僅かに6枚。飛馬2枚で簡単に詰みそうですが、持駒が頭の丸い桂だけなので、意外に苦労します。
 24飛成から34馬は23に合駒されるだけにやりにくいのですが、銀等の強い合駒ですと同馬、同桂、14龍がありますし、23香合は同馬、同桂、14香なので歩合しかありません。そこで15龍とソッポに引くのが好手。13歩合は24桂、22玉、32と、同金、同桂成、同玉にいったん24桂と捨てるのが好手で、以下同歩、44桂、22玉、32金以下で詰み。
 15龍には21玉と逃げるのが最善ですが、13桂、22玉、14桂打てるのが15龍とした効果。そして21桂成、同玉、22桂成と打った桂を両方捨てて、玉を22に移動させるのが玄妙な手順になります。44馬からの収束もうまく龍捨てでまとまりました。
 2手目の変化で14龍を読むだけに、歩合のときの15龍の味はまた格別。いかにも作者らしい、味の良い中編になっています。

軽趣向好作選152

 今週末は解図をちょっと休んで、ちょっと久しぶりの創作にいそしんでました。解答を頑張ると、創作も少し上達するかなと思ったんですが、そう甘くはないですねえ。ふう。


 さて、気を取り直して軽趣向好作選。またまた合駒趣向です。今回はちょっとゴツイですが、楽しさは保証します。
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▲42香成△同玉▲44香△43香
▲同香成△51玉▲63桂生△同歩
▲42成香△同玉▲44香△43香
▲同香生△32玉▲35龍△同飛
▲42香成△同玉▲44香△43香
▲同香成△51玉▲95角△同飛
▲42成香△同玉▲44香△43香
▲同香生△32玉▲48角△38と
▲42香成△同玉▲44香△43香
▲同香成△51玉▲84角△73香
▲同角成△同歩▲42成香△同玉
▲44香△43香▲同香生△32玉
▲22銀成△同玉▲24香△12玉
▲13香まで53手。
 ぎょっとする初形ですが、手は限られています。42香成から44香と打ち換えすれば32玉は43香成、51玉は41香成で詰み。困るようですが、43香の捨て合がうまい手で、同香成なら51玉、同香生なら32玉で凌ぐ狙いです。
 さて、それに対してどう詰ますかが本番。まずは同香成、51玉のときに63桂生と捨て、同歩に42成香から44香と再度打ち換え。当然また43香合とされるのですが、今度は同香生として32玉に35龍と捨てます。このように43香合を成で取るか、生で取るかを使い分けて局面を打開する趣向となっています。
 次は同香成で51玉に95角として3筋から飛をどかせ、次は同香生、31玉に48角と引く手を入れ、更に同香成、51玉型にしたうえで84角で合駒をもう一枚稼ぎ、最後は同香生、32玉に22銀成が決め手となって詰みに至ります。
 
 成生によって応手を変える、打診合の手筋ですが、香のときだけ打歩詰を使わなくても成立するわけで、そこに着眼しただけでなく、それを元に成生の繰返し趣向に仕立て上げた作者のセンスに脱帽。傑作です。

詰将棋学校好作選50

 X(旧Twitter)でも書きましたが、今週は出張で大阪に行ってました。金曜休暇を取れたので、某専門誌の編集部まで足を伸ばしましたが、編集長ご不在で残念でした。せっかくなので近くの大阪天満宮に行ったのですが、なんと全館工事中で見える場所にあるのは賽銭箱だけ(笑)。一応お参りしましたが、ご利益はあまり期待できなそうです。


 さて、今日は詰将棋学校好作選です。
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▲97銀△95玉▲94と△同玉
▲95歩△同玉▲96香△85玉
▲75金△同玉▲76歩△同玉
▲87銀△同玉▲89龍△97玉
▲79馬△96玉▲46飛△同角成
▲78馬△95玉▲77馬△94玉
▲76馬△93玉▲66馬△92玉
▲56馬△65歩▲同馬△91玉
▲98龍△81玉▲92龍△71玉
▲61と△同玉▲83馬△51玉
▲52歩△同金▲81龍△62玉
▲61龍まで49手。
 初手からして度肝を抜かれます。同玉は99龍、87玉、88歩、77玉、79龍以下。以下96に香を据えるところまではやってみる手ですが、85玉に75金~76歩がまたやりにくい。65玉は66歩として飛の横効きが通って詰み。さらに76玉に87銀と捨て、同玉(85玉は86銀左~75銀~79龍の筋で詰み。これも難しい)に89龍としてようやく筋に入ります。
 以下は79馬~馬による縦追いなのですが、74馬、91玉まで来たときに37角の効きが強く、これは詰みません。どこで間違ったのでしょうか。
 実は96玉のときに46飛と捨てるのが作者狙いの一手でした。同角成とさせておいて、馬で追うときに75馬-74馬ではなく、66馬-56馬と46に呼んだ馬にぶつけに行くことで、捨て合の一歩を稼げる仕掛けです。その歩を使って83馬~52歩で収束します。
 厚く深い序をようやく潜り抜けたところで、深謀遠慮の伏線手が飛び出す構成で、これを征服した解答者からは絶賛を浴びました。評点は2.9を超えましたが、「構想そのもので十分勝負できる作品なのに、序盤の変化をやたら煩雑にして間口を狭める必要もなかったのではないかという気がします」という担当の言葉には賛同します。

軽趣向好作選151

 総裁選、高市氏でしたねえ。今は誰がなっても大変かと思いますが、この現在状況だと、政治家には夢じゃなくて現実を見せて欲しい、と思ってます。どう転んでも大変だけど、その中で辛くてもこれがベストなんだ、という施策を見せて欲しいです。


 今日は軽趣向好作選です。今回も合駒趣向になります。
20251005wakashima
▲65飛△同玉▲74歩△75飛
▲同飛△64玉▲65飛△同玉
▲66飛△74玉▲76飛△75飛
▲同飛△64玉▲65飛打△53玉
▲44馬△同玉▲74飛△同桂
▲64飛△同香▲54金△35玉
▲34銀成△同銀▲36歩△同と
▲24銀△45玉▲55金迄31手。
 飛の不利合を絡めた知恵の輪と言えば良いでしょうか。仕掛けは右辺にあり、たとえば65飛に53玉とすると、44馬、同玉、54金、35玉、34銀成、同銀で打歩詰の形ですが、54金の前に64飛、同香と捨てる手を入れれば、36歩が打てて詰みます。 ということは45とがピンされていれば打歩詰逃れ、そのピンを外せば詰みという構図で、玉方はピンを外させないよう抵抗します。
 その手始めが74歩に対して75飛打合と捨て合する手。75歩合ですと、同飛、64玉に65歩と打つ形になり、飛の横効きが消えるので詰み。75飛合に同飛、64玉として65飛打と重ね打ちさせればピンが解除できないので逃れます。
 65飛打の代わりに65飛と捨てて、同玉に85飛と打つと75飛合で摩訶不思議な千日手になるのですが、それを打開するのが66飛と下から打つ手。74玉に76飛と寄ると、64玉には85飛のときと同様86馬で詰みますので、やはり75飛と捨て合しますが、同飛、64玉のときに74歩が無くなっているのがポイント。これにより、65飛打、53玉、44馬、同玉のときに74飛、同香、64飛、同桂と二枚とも飛を消せるので収束に向かうことが可能となる仕掛けでした。
 明快な論理で飛の押し付け合いが展開されており、詰将棋の楽しさが詰まった一品です。

詰将棋学校好作選49

 今年はサンマが豊漁で、肉付きも良い……までは良かったのですが、なんだか徐々にお値段も上昇中( ;∀;)。最近のインフレ傾向からして仕方ないのかもしれないですけど。


 さて、学校好作選は今日から1999年上半期に入ります。
20250928hase
▲33歩成△同玉▲42銀△22玉
▲13香成△同玉▲14飛△22玉
▲24龍△23金▲同龍△同玉
▲24金△32玉▲12飛成△同馬
▲33金まで17手。
 初手は龍筋を通す33歩成で自然ですが、同馬と馬が近づくので少しやりにくい。実は24銀と打って同馬は43龍、32玉は33銀成、同玉、42角、同玉、41飛以下。
 同玉に42銀と打ち換えします。同玉なら41飛以下。22玉が最善。24龍で詰みそうですが、23金合で逃れます。ここで13香成~14飛とまた打ち換えるのがうまい。22玉に対して24龍として今度は23金合には同龍が成立する仕組みです。24金~12飛成で収束もうまくまとまりました。
 シンプルな初形から、変化も作意も味良く仕上げられており、手筋物として理想的な仕上がりになっています。ベテランの実力発揮の短編でした。

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