詰工房参加してきました+軽趣向好作選133
X(Twitter)では既に書いてますが、この週末は独身生活でして、いいタイミングで詰工房が開催されたので、思い切って日帰りで参加しました。色々な方とお話できてとても良かったです。ちょうど今月もパラを真面目に解いていたので、作品の話題にもついていけました(笑)。ブログ見てます!という声もいただいており、本当に励みになります。春霞賞選考は前より更にグレードアップしてましたね。ネットの方はあまり追ってないのでレベルの高い作品に驚きました。2次会も含めて本当に楽しいひとときでした。
そうだ伝言を。芹田さん帰り用の作品ありがとうございました。それらしい紛れが多くて、大道棋でも相当稼げそうな気がします。あと馬屋原さん、一応本人に了解取ってから図を送ります。少々お待ちください。
さて本日は軽趣向好作選。ベテラン2氏のユーモア作です。
▲33銀△同歩▲同歩成△13玉
▲19香△24玉▲34と△25玉
▲35金△26玉▲36金打△27玉
▲37金打△28玉▲38金打△29玉
▲18銀△19玉▲28銀△18玉
▲19歩△29玉▲39金まで23手。
シンプルな初形に大量の持駒で、33銀と打ち込んでしまえば簡単に見えますが、33同歩成に13玉と抵抗します。ここで19香と最遠打が出ます。これに対して18歩は23ととして同玉は34銀以下、14玉は24金以下金を全部打てばちょうど詰みます。
24玉と合駒せずに躱すのが最善ですが、まさに金に糸目を付けずに38金打まで打ち尽くし、18銀~28銀で捕まえます。インパクトのある初形からの最遠打からの金連打でクスリとさせられる作品です。持駒金銀8枚にも出来そうですが、主題だけをシンプルに見せる方がこの手順に相応しい気がします。
▲25飛打△16玉▲26飛△17玉
▲27飛△16玉▲26飛引△15玉
▲42角△33桂▲同角成△同香
▲25飛△16玉▲26飛上△17玉
▲29桂△18玉▲16飛まで23手。
こちらはいかにも飛のエレベーター、という初形ですが、持駒が歩ではなく角になっています。なら簡単では、と感じやすいのですが、他の配置を工夫することで詰みそうで詰まない状態を作り出しています。
26飛引、15玉のときに24角は14玉で駄目、25飛は16玉で元に戻ってしまうのですが、42角と合駒を稼ぐのが急所で、33歩合なら同角成、同香、16歩と打てて14玉、24飛以下。頭の丸い桂合が最善ですが、これにはもう一度17まで追い出してから29桂で収束します。重厚な作品の多い作者の違った一面が垣間見える作品でした。
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