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第7回プレ短コン⑯有吉弘敏さん作

▲93角 △65玉 ▲76角 △同桂 ▲64金 △同飛
▲66角成 △同玉 ▲67飛 迄9手。

解答者数26名 (誤無解なし)
評点2.97(4.1-1、4-5、3-13、2-7) 7位

☆有吉さんが力強い短編でプレ短コン初登場。饗宴メンバーの実力者の復活は喜ばしい限りです。

☆初手で舞台を整えて、3手目から重量級のパンチを3連発。特に64金が個人的になかなかの手触りでした。構図として金をトドメに残しておきたいところを、あえて先に捨てるところに工夫を感じます。

☆また、この金打の狙いが、66角成、54玉に44飛を打つためだけ、というのが良いです。こういった伏線手は手の意味を複数持たせると魅力が半減。作図を始めたばかりの方は参考にしていただければ、と思います。

☆最終手で、金ではなく飛を残す理由も明らかになり大団円。攻め駒が強く余詰防止の駒が必要になったのは残念ですが、少し構想風味のある手筋物で、好みの作品です。

** 短 評 **

三輪勝昭さん『基本手筋物のくせに配置効率が悪い。それと64金は一番の妙手としても僕は入れないです。理由は54玉、44飛で64に玉方の駒がいては飛の働きをしていないからです。手筋物は駒の働きを究極に求めないと生きて行けない』
☆相変わらずアツい。赤道直下並みです(笑)。

奥鳥羽生さん『角角金を献上し、原形から52桂を76に移動させた形で玉の退路を塞ぐ。という意味では、8手目は同玉』
蛇塚の坂本さん『筋が解り易い収束の模様面白い。』

☆ちょっと分離してるので少し模様っぽく見える?

夏風さん『素直すぎる導入。先に金を捨てる意外性でちょっと持ち直しました』
ほっとさん『配置はこれが最善なのかな…。こういうことが気になってしまうということは、
この図が最善の表現ではないのだろう』

☆この手順だとちょっと難しいかなあ。初手は入れたいですけどね。
後藤進さん『初めに打った駒を最後に捨てる構成は好み』
ほいさん『角角金を消費して52桂→76桂の初期図変換になっています。こういう作品は好きですね』

☆ということもありますし。

ぬさん『素直な手順』
u-makuさん『うまそうな手をやったら解けました。つまりは76が埋まってればいいんですね』
中村雅哉さん『どうせなら78銀も「と」にしたい(笑)』

☆あ~、確かにこの図ならアリですね。

EOGさん『標準的』
名無し名人さん『初形から76の地点が埋まれば1手詰というわけですね。54に逃さないことを考えれば簡単ですが、捨駒の気持ち良さはあります』
占魚亭さん『76地点が埋まっていれば――ですね』

☆ポイントがしぼりやすい感じはあるかな。

斎藤吉雄さん『初手に打った角を66に空捨てして玉を元に戻す。いい感じです』
利波偉さん『52桂を跳ねさせる努力は面白い』

☆この初形からだと52桂が跳ねるのは少し意外な展開ですね。

不透明人間さん『形がいまひとつ』
金子義隆さん『手順の組合せが自然すぎて、今一つ飛躍がない』
さくかさん『軽い積み崩し風で悪くはないけど、ちょっと物足りないかな』

☆強欲!いや、作家には必要不可欠。

ikz26さん『理知的に組み立てられた手順。余詰消しにはちょっと苦心?』
秀和歌さん『手順といい構図といい冬眠蛙さんと思う。いつもさすがです』

☆あ~、確かに私好みです。が、ハズレ(笑)。

河童Bさん『最初に打った角が最後に消える。起承転結、成る程、成る程』
太刀岡甫さん『最後にドカンと成り捨てが入ったのが良い』

☆最終手も大砲っぽいですね。

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