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軽趣向好作選9

利用しているニフティのブログですが、大幅なシステム変更があったようです。使いこなせるまで時間かかりそう。前のと機能互換してるのかしらん。
さて、軽趣向好作選は今回かなり難しい作品です。
20190324sasaki
▲54銀生△62玉▲63銀成△51玉▲43桂△61玉
▲72成銀△52玉▲55香△54香▲51桂成①△同玉
▲54香△52香▲同香成△同玉▲55香△54桂
▲64桂右②△63玉▲54馬△74玉▲65馬△63玉
▲53香成△同玉▲56香△55香▲52桂成③△同玉
▲55香△54桂▲64桂④△63玉▲54馬△74玉
▲65馬△63玉▲53香成△同玉▲45桂△44玉
▲56桂△45玉▲46香△同銀▲36銀まで47手。

 

 72香を取るまでが序奏(銀の成生の使い分けがあって手が込んでます)。55香に対しては54香(桂は品切れ)と中合します。ここで64桂左ですと63玉、54馬、74玉、65馬、63玉で届きそうで届きません。ここで51桂成と捨てるのが1つ目の鍵。同玉の一手に香を取れば52桂合には同香成、同玉、55香、54香、44桂打があって詰むので52香合とせざるを得ません。同香成、同玉にもう一回55香を打つと、前のように54香合とした場合は53香と打って詰み。43桂が持駒の香に化けている、というわけです。
 54桂合の場合は53香には63玉、54馬、74玉、64馬は9筋まで逃げて不詰。64馬のところ65馬だと63玉で千日手。困ったようですがここで64桂右がちょっとやりにくい2つ目の鍵。この手の意味は65馬、63玉と追ったときの継続手段を用意しています。それが53香成と捨てて56香と打ち直す手。63玉には55桂なので55に中合するしかありません。ここでも桂は品切れですので香合。ここで同香、63玉、53香成、同玉、56香は千日手ですね。
 52桂成、と捨てるのが3個目の鍵。64地点を開けておけば、55香に63玉は54馬から追って詰む仕掛けです。玉方は再び54桂合で粘りますが、64桂が最後の好手。54桂を再び剥がすと持駒が桂桂香となり、これによって45桂から収束に向かうことが出来る、ということです。玉方の妙防が構成要素を担う知恵の輪はかなり珍しく、更に詰方のキー設定も巧妙でこの作品独自の世界観が成り立っています。その分、普通の知恵の輪に比べると理解されにくいのかもしれませんが、中編詰将棋の一つの極限を示すような名作と思います。
 案の定、フラッシュ盤のファイルがアップロードできなくなっており、ただいま悪戦苦闘中。しばしお待ちください。

軽趣向好作選8

 先日、ある雑貨屋さんに行ったら、「誕生日ごとに同じ誕生日の作家の本を購入できるコーナー」というのがありました。2月29日まであわせると366日あるので、なかなか良く調べたものです。ちなみに2月29日は赤川次郎じゃないかな?昔何かで読んだ記憶があります。……で、特段興味があったわけではないですけど、まあ自分の誕生日は誰なのかなと思い見てみたら、なんのことはない、以前詰将棋を良く作ってらした方でした。ちょっと驚きました。

 さて、本日は軽趣向好作選を。
20190311hirai
▲51角成△同と▲43飛成△42馬▲51歩成△31玉
▲41と△同馬▲33龍△32馬▲23桂生△41玉
▲42歩△同馬▲31桂成△同馬▲43龍△42馬
▲53桂生△31玉▲32歩△同馬▲41桂成△同馬
▲33龍△32馬▲43桂△41玉▲51桂成迄29手。

移動合をからめたミニ送り趣向。構図が見えているので、7手目32歩としたくなるのですが、それでは一歩不足で、41ととすぐに捨てるのがポイントになっています。ちょっとうっかりしやすいところですが、最初に破調が来てしまうのは少し残念な感じもします。でも、51とを剥がす、という意味づけで2往復半できており、楽しめる作品になっていると思います。

久しぶりの入選

 …と思ったら、表紙に載せてもらったのは去年でしたっけか。D級順位戦に載せてもらいました。実は投稿したのは今年の1月中旬。お年玉年賀ハガキで当たった切手シートをそのまま使いました。投稿すると、『今月は載るかな』という楽しみが月末にあるので、正味1か月で載ってしまって少し複雑な気分です(笑)。
 学校に投稿すれば載るまでに間があるのでしょうが、一方で入選が保証されないリスクがあるんですよねえ。順位戦は柴田さんが「応募が少ない」と良く書いているので大丈夫かな、と思った次第。4作の内どれだか書くわけにはいきませんが、よろしければ解いてみてくださいね。

 なお、次回詰とうほくは5月18日(土)に、前の駅東口の生涯学習センター和室に決まりました。よろしくお願いいたします。

軽趣向好作選6

 今日は久しぶりにお休みをいただいてました。平日の休みって未だにちょっと背徳感があります。働き方改革はまだ縁遠い。
 さて、本日は軽趣向好作選を。
20190218suda
▲35馬△16玉▲34馬△26玉▲44馬△25玉
▲26歩△16玉▲43馬△34桂▲同馬△26玉
▲44馬△25玉▲26歩△16玉▲43馬△34桂
▲同馬△26玉▲18桂△同香生▲44馬△15玉
▲27桂△25玉▲26歩△16玉▲43馬△34桂
▲同馬△26玉▲38桂△同歩成▲35馬△16玉
▲17銀△27玉▲26馬まで39手。


 ミニ馬鋸ですが、この作者はやはり只者ではなく、持駒変換をからめ、さらに知恵の輪のような要素も絡め、見所の多い作品になっています。
 26歩と一歩使って43馬と香を狙う手に対し、34桂が逆王手の捨て合。同馬に26玉で歩と桂の変換になっていることがわかります。勢い3枚の歩を全て桂に変換すると失敗。持駒桂桂歩のときだけ、18桂が成立します。持駒桂3枚では、18桂に同香成で17に打つ歩がないわけですね。
 玉方は同香生で打歩の状態をキープしますが、今度こそもう一枚の歩を桂に変換して38桂と捨てれば、18と38の両方が埋まって詰み。収束を含めて雰囲気を壊さない仕上がりが良く、傑作と思います。

2月の詰とうほく

 3日に詰とうほくを開催しました。今回はいつものメンバーに加え、関東からTETSUさんと今泉さんも来られ、総勢10名で賑やかに開催。ヤフオクに出品されている写本について、出典を確認して盛り上がった後、年始め恒例になりつつある年賀詰鑑賞会を実施。今回も力作の数々に盛り上がりました。”達筆”はあぶり出し界(?)で流行りそうなワードですね。
 今泉さんはさすがに色々と詳しくて、パラ担当者の話題でもかなり盛り上がりました。頼まれごとを一つされており、手を付けたところ。
 二次会は前によく行っていた笑笑に。運よく個室が取れたので、皆でまったり楽しみました。短大に久しぶりに登場された安江さんの作品に大苦戦。最近はごく普通の手が見えないことが多く、困ったものです。
 次回は協議の結果、5月18日(土)を第1候補として抽選申込することになりました。申込を忘れないようにしないと。

 利波さんから売ってもらったヤングデ詰将棋の本を読んでいます。易しいながらも当時の雰囲気が伝わってきて楽しめます。結構オススメですね。
 今日は節分ということで、恵方巻を食しました。余ってしまって問題だ、という話題ですけど、他の食材でも似たりよったりと思うんですけどねえ。あ、もちろん冬眠蛙は残さず食べました(笑)。

軽趣向好作選5

 第4回で紹介しました志駒屋十政氏作について、「馬鋸や龍鋸等の長手数作品は軽趣向と分類されるのか」というコメントを解答欄魔さんから頂きました。個人的には手数が二桁で盤面全体の駒が散らばっている感じでなければ軽趣向と言っても良いのかなあ、と考えています。ただ、確かに90手位になるとちょっと長すぎますかね。
 というわけで、今回はより軽趣向らしい作品を紹介。
20190127hirai
▲37銀△同飛生▲47角△同飛生▲48桂△同飛生
▲27龍△35玉▲47桂△同飛生▲24龍△36玉
▲37歩△同飛成▲48桂△同龍▲27龍△35玉
▲47桂△同龍▲36歩△同龍▲24龍迄23手。

 近年守備駒を翻弄する作品がはやりましたが、本作は打歩詰を打開するために敵駒の飛を利用します。桂を持っていることで、生で抵抗していた玉方は途中で成ることを余儀なくされ、また同じ手順を繰り返せば36歩が打てる、という仕組みで、手順が完全限定なのは気持ち良いところ。ほとんど悩むところが無いのですが、十分に楽しい作品と思います。

 先週風邪をひいてしまい、この土日はほぼ家で過ごしました。来週の詰とうほくまでに治れば良いのですが。あ、ちなみにインフルではありませんので、ご安心ください。以前も案内しましたが、今回は場所が中央市民センター(リンク)になっていますので、お間違いありませんよう。

詰とうほくに関するお伺い+軽趣向好作選4

 今月号のパラにも載せましたが、次回詰とうほくは2月2日(土)に中央市民センター2階和室にて開催いたします。で、それは良いとしまして、その次の開催をどうしようか、迷っております。例年ですと次は4月ですが、それだと今月中に抽選申込が必要。ただ、開催時期変えるのもアリかなあ、と。4月・7月だと解答競争や全国大会と被ってしまうんですよね。いっそ、2・5・8・11月の開催ではどうだろうかと思っております。いつも参加いただいている方で、反対意見等ありましたらご連絡いただければと思います。

 さて、今回は軽趣向好作選を。
20190120shikoma
▲39香△同と▲55馬△38玉▲56馬△37玉
▲55馬△38玉
~馬ノコで92桂を取って戻る~
▲55馬△38玉▲56馬△37玉▲29桂△同桂成
▲55馬△38玉▲65馬△37玉
~再び馬ノコで馬を遠ざける~
▲82馬△38玉▲92馬△37玉▲36金△同玉
▲47角△45玉▲46歩△同玉▲83角成△49と
▲47馬△45玉▲56馬△35玉▲34馬△同飛
▲36歩△44玉▲45歩△同玉▲46歩△55玉
▲56金△64玉▲65金△73玉▲74金△82玉
▲12龍△93玉▲92龍△同玉▲73金△81玉
▲82歩△91玉▲83桂△92玉▲71桂成△93玉
▲83馬まで95手。

 39香を入れてから馬ノコが始まります。92桂を取って戻ってくるだけなら普通ですが、本作の場合、29桂を入れた後、もう一度92まで遠ざかるのが作者の工夫。後の手順を見ればわかるように、取った角で開き王手を行なう時に成るための仕掛けです。作例はいくつかありますが、この作品が最初だったと記憶しています。
 おそらくはこの何もない所に遠ざける馬ノコが作図の出発点だったはずで、そこから良く最初の往復を入れられたなあ、と感心しています。いったん馬を近づけるのは、29桂に同との変化(48金、同飛、38歩、同飛、36金、同玉、46馬迄)に備えるため。
 作者はこの頃、馬ノコを多く手掛けていましたが、その中でも独特の面白さがある作品でした。

短コン感想

今年も解説やりませんので、パラ12月号の短コンの感想を載せておきます。例によって厳しめの評価です。ご了承のほどを。解いてからだいぶ経つので、答忘れてしまったものも。。。
1・初手に1票投じます。A
2・手成りですねえ。C
3・大駒4枚でよくこの初手を入れられたもの。A
4・ちょっと想定外の回転。B
5・初手32銀でないのは良いです。C
6・68と見せかけて48。B
7・ちゃんと63角も考えました。B
8・ガツンと音のしそうな攻め方。B
9・類型的ですかね。C
10・あまり不利感ないですかね。C
11・派手ではありますが。C
12・前のと姉妹作?C
13・以前にお見掛けした名前のような。勘違いかも。
   初入選おめでとうございます。C
14・秋元作を思い出しますね。論理は全く違っていて、楽しめました。A
15・少ない駒数で出来てるのは実力の証。B
16・一人時間差の趣。B
17・綺麗ではあります。C
18・感心しました。こういう捨て合も出来るんですね。A
19・さすが短編の名手、完成されてますね。B
20・見えてから確認しちゃうタイプ。初手限定は良いですね。B
21・捨てる順番に注意。B
22・手刀を切るように一手一手。B
23・この作者の作品はいつも良く練られていて感心します。B
24・意外と狭いので易しかった。C
25・初手が…ねえ。C
26・たった5枚で良く成立できるものですね。B
27・23金が打ちにくい分易しい。C
28・詰上がりが透けてます。C
29・いやあ、うますぎます。A
30・もう一手欲しかった。C
31・85角で作れたらよかったのですが。C
32・なるほど、これで44桂限定なんだ。B
33・2択。ハズレだった…。C
34・ナラズとかの芸風ではないですもんね。C
35・お~、そう来ましたか。B
36・ある筋、ですかね。C
37・色々ありそうで、ない。C
38・冬眠蛙的には変長で、そのキズを賄えるほどには…。C
39・これは楽しい。アイディアを実現する手腕にA。
40・雰囲気はありますが。C
41・ほっと一息。C
42・この逆算だと形がほぼ出来上がってて…。C
43・誤解がたくさん出そう。B
44・一瞬の不利感。C
45・角成に誘われます。B
46・初手は別の手にしたいところ。C
47・手の含みが多くて作者らしさを感じます。B
48・いかにも出番待ち、という風情。C
49・初手の選択を加えるアレンジ。B
50・あぶり出しの収束のような雰囲気。C
3連複なら18・29・39ですが、例によって大きく外しそうな気はします。捨て合作品がだいぶ減りましたね。流行の移り変わりを感じます。ではでは。

軽趣向好作選3

寒いクリスマスになってますねえ。そういえば、来年からは12月23日が祝日でなくなるとか。あまり祝日増えてもな、ということで仕方ないかとは思います。新しい祝日はいつになるのかな?

さて、では連載3回目。
20181224akasi
▲25角△26玉▲47角△16玉▲25銀△26玉
▲34銀△16玉▲25角△26玉▲14角△16玉
▲25銀△26玉▲36銀△16玉▲25角△26玉
▲35銀引△17玉▲26銀△同玉▲14角△16玉
▲25銀△26玉▲34銀△16玉▲25角△26玉
▲47角△16玉▲25銀△26玉▲14銀△16玉
▲25角△26玉▲43角成△36玉▲25馬△45玉
▲43飛成△44金▲同龍△同玉▲45歩△同玉
▲55金迄49手。

 初形で44銀が邪魔駒なのですが、35銀を同玉と取られないようにするためには36銀・25角型にする必要があるわけで、それを実現するために角と銀を細かく位置変更する手順が展開されます。まさに知恵の輪という雰囲気にピッタリで、銀を消去した後、収束に向かうためにまた元の14銀・47角型にしなくてはいけないのもユーモラス。収束も短くまとまって見事な軽趣向作となりました。この角銀の位置変換機構は柳原裕司氏作で初めて出たものですが、これを知恵の輪に発展させた慧眼は高く評価すべきと思います。半期賞受賞作。

 さて、今週末には新潟に帰るため、年内はおそらく最後の更新になりそうです。年末はさらなる寒波が来るらしいのですが、皆様体調に気をつけて、良いお年をお迎えください。

軽趣向好作選2

連載2回目。今回はこちらをご紹介。
199301sasaki
▲54香△53香▲同香生△41玉▲61龍△32玉
▲31龍△43玉▲34龍△53玉▲54龍△62玉
▲63龍△51玉▲54香△53香▲同香生△41玉
▲61龍△32玉▲31龍△43玉▲34龍△53玉
▲54龍△62玉▲64龍△51玉▲54香△52香
▲同香成△同玉▲53香△41玉▲61龍△32玉
▲31龍△43玉▲34龍△53玉▲54龍△62玉
▲63龍△51玉▲54香△53桂▲同香生△41玉
▲61龍△32玉▲31龍△43玉▲34龍△53玉
▲54龍△62玉▲63龍△51玉▲52歩△41玉
▲61龍△32玉▲31龍△43玉▲34龍△52玉
▲64桂△51玉▲52歩△62玉▲72角成△53玉
▲54龍迄73手。

(フラッシュは収束未修正です。ごめんなさい)
回転型の龍追いですが、53の捨合で奥行きの深い手順が展開されます。
①63歩を剥がす
②64香を剥がす
③龍を63に据えなおして桂を入手
④52歩を据える
⑤収束
で都合5回転。③で捨合が香のままだと、同龍、61玉、52龍、71玉、73香、81玉、72香成、92玉、73成香、93玉、82龍、94玉、67角以下。64香がある間はこの67角が指せないため、香合で時間稼ぎが出来る、といううまい仕掛け。また、②で香を剥がしたにも拘わらず香が増えない仕掛けも素晴らしい(64龍・52玉型のときは、54香に対して43玉で詰まないため、53香と打たざるを得ない)。佐々木氏は軽趣向の名手という印象が非常に強く、復活を熱望する作家のひとり。詰将棋ファンに寄稿しているので、期待できそうですね。

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