ちえのわ雑文集と宮原さん

 5月号の標記コーナーで昨年看寿賞をいただいた短編を、中編賞を受賞した宮原さん作といっしょに大崎氏にとりあげていただきました。ありがとうございます。今回はそれを見た感想を。
 大崎氏は「市島さんも宮原さんもL1合を取らない高木手筋を作ろうと思って作ったわけではないだろうけど」と予想されていますが、実は……そのとおりです。こちら(←クリック)で解説してますが本当は7手目同馬を作意にしようと思ってました。理由は大崎さんが書かれている「作りやすいのはL1合を取ってL2合には入らず、収束に分岐する手順だろう」というのとは少し違っていて、「謎解きとして、その方が奥深さが出る」というものでした。理想は同じコーナーで紹介されている宮原さんの11手詰で、これは当時見たときも、なんてスマートなんだろうと思ったものです。

 ただ、宮原さんの中編の方は、大崎氏の「作ろうとして作ったわけではないだろうけど」ではないんではないかな、というのが市島の予想です。「高木手筋を梃にして4段跳ねが出来る」というのが作者の直感としてあったに違いないと思うんですよね。だって宮原さんですから。いろんな人に言ってますが、彼の作品を見たり解いたりしたときに一番才能とセンスの違いを感じます。最近は作品をコンスタントに発表されていて嬉しい限り。今後も楽しみにしています。
 その4段跳ねの作品はYouTubeで詳細に鑑賞できます。埋め込んでおきます。丁寧に解説されてますので、ぜひご覧ください。 

処女作

 GWの谷間の一日、パラが届いてホッ、という方も多いのでは。今月は平日が入りましたけど、郵便事情も変わりましたので年によっては5日くらいまで届かない、なんてこともありそう。大変ですね。

 今年は妻と一緒に29日から青森に行ってました。初日弘前で二日目は奥入瀬~十和田湖、最終日は青森市。せっかく十和田まで行ったので高坂さんに会いたかったですが、大変そうでしたので今回はパスしました。奥入瀬では自転車を借りて渓流のぼり。普段あまり登り坂を漕がないのでくたびれました。その分目の前に開けた十和田湖はとても美しかったです。
 で、船に乗ったところでスマホが振動。なんだろうと見てみたら、EOGさんからダイレクトメッセージをいただきました。「作品集Unplugged#07、初入選前の作とブログにはありますが、将棋ジャーナルに同じ図が掲載されています」。いや~驚きました。PNで投稿して、ボツになったと思ったら初級向け詰将棋に載せてもらってました。下図です。
Shojosaku
 新作に見えません(笑)。時期的に高校受験で、いったん将棋やめてた頃だったかなと。そうじゃなければ気づかないはずないので。そうかあ、初入選ではないけど処女作これになるのかな?伊藤果氏の「詰将棋の創り方」とか読んで当時少し興味あったんですよね。この後大学4年まで長い眠りに入ります。
EOGさんにはご指摘いただき、ありがとうございます。「Unplugged」自体が超マイナーですので、見ていただいたことだけでも嬉しかったです。

 ちなみにその「Unplugged」、コンセプトが「自分のミニ作品集には入れなかった軽めの作品を拾い集めたもの」なのですが、実は「自分がマイベスト的な作品集を作るとしたら、当時は入れなかったけど今は入れたい作品」もあったりします。こちら。
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 もともと「初期にしては良く出来たな」とは思っていた作品で、短編名作選に選んでいただいて、やはり捨てがたいなと。安武利太氏に感謝です。
 他に詰将棋サロン好作選に選んでもらった作品もあるのですが、そちらは今見てもイマイチ。でも将来また気が変わるかもしれませんね。

第2作品集第16番の変同について

 以前掲載した記事に載せた作品に(下図)にToshikiさんから「6手目13玉で変同では」というコメントをいただきました。
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 6手目の局面がこちら。

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 確かに変同でした。22銀、24玉、23桂成、同玉、33馬、同龍、同銀成、13玉、23飛、14玉、15銀まで。実は恥ずかしながら、全く見えてませんでした。いかにも簡単そうに見えたんですが(汗)。
 それはもともとそれがこの作品の味でした。詰みそうで詰まない紛れが多さの中で、32金~33銀生の二段伏線を鍵とする手順が狙い。この変化も同じように簡単そうに詰みそうでなかなか詰まないとはなあ、というのが正直な感想です。

 元の図(下図)ですと32金に13玉は22銀、24玉、33馬、同龍、同銀生で早く詰むのですが、駒数が増えるとともに、紛れの”らしさ”が減るので、ちょっと迷うところです。
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 それにしてもToshikiさんの洞察には本当に恐れ入りました。駒数が増えない修正自体は出来そうなのですが、せっかくいただいた見直しの機会なので出来るだけちゃんとした姿で残したいと思っています。Toshikiさん(実は元記事の”K氏”です)には厚く御礼申し上げます。

新春特別出題 解答者コメント

小川さん作に多数の解答いただき、大変ありがとうございました。コメント掲載させていただきます。

風みどりさん『初手はどう考えても95角しかないし、念力で「R」を読み取れば、93玉、82銀生、と展開していくのは間違いない。なのに2手目同玉でまったく詰みがみえず、柿木将棋のお世話になったことを告白しておきます。こんなところに飛車が隠れているなんて全然見えていませんでした。
その後は18手目までは順調に進み…71桂は動かないとみて43銀生、同玉、33銀成はこういくしかない所、その後の44金に痺れました。
最後の最後まで「R」を出さない設計といい、このような軽く手掛けたような作品でも作る人が違うと違いますね!』
☆念力(笑)。推理ではないんだ。
占魚亭さん『「R4」が炙り出されるとは思いませんでした。初手で動かした角で仕留める構成が見事です』
☆言われてみれば。
エレーンさん『82銀不成が大事な手でしたね。15飛の局面は不安な感じでしたが見事な収束でした』
まっつぁんこさん『R4の炙り出しとはおそれいりました(笑)8二銀不成の伏線?など楽しめる一作でした』
☆やはり82銀生は結構後で効く伏線なので、ポイント高いですよね。実は冬眠蛙は表題見ていた関係で念力組(笑)なのですが。
はむきちさん『玉が盤面全体を移動しながらR4があぶり出されていく様子が楽しかったです。9手目85龍までの玉を釣り出す手順はなるほどと思いました』
☆はむきちさんはコメント含めて初めてですね。ありがとうございます。逆算で玉を盤面全体で動かすのって結構難しい。それを軽く作っているように見えるのは、やはり経験値が高いんでしょうね。
〇路大〇さん『角のリーチを生かした決め手で浮かび上がるダイナミックなR4。すかし詰による炙り出しは珍しい?82銀捨ての伏線が好印象です』
☆作者は大襷のあぶり出しでもすかし詰を使ってます(雨滴の第51番『揚羽』)。最後に形が出来るのがカッコイイ。
たくぼんさん『誘手が多い初形から82銀生の伏線が入り、中盤は左上が"ト"にならないなぁと不安にかられ、予想を超えた詰上りにビックリと新年早々楽しめた一作でした。年齢を感じさせない創作意欲と技術を堪能させて頂きました。お体を大切にされまだまだたくさんの作品を見せて頂きたいと思います』
☆この作品をもらった手紙では、既に「R5」を創作中とのことでした。楽しみにしましょう。
nono_yさん『予想を超える手順から、予想だにしなかった詰め上がり。凄い!』
☆コメントありがとうございました。解説した甲斐があります。

オリンピック、ジャッジでだいぶアレコレ騒がれてますね。やはり評価って難しいな、と改めて思います。詰将棋は評価基準が本当に多様で、ある人には史上最高の傑作であっても他の人には大したことない作品、なんてこともあったりするわけで。ま、だからこそ詰将棋続けているような気もします。これからも自分なりに楽しんでいければと思います。

新春特別出題 解答

 昨日の詰とうほくはコロナ禍最中ではありましたが、7名参加。恒例の年賀詰鑑賞会のほか、Uraさんのソフトやらフェアリーやら、色々と盛り上がりました。ありがとうございました。次回は5月21日・28日が基本線。もしご希望があればコメントいただければ。

 さて、本日は新春特別出題の解答を。ちょうど年賀詰コンの投票期間でもありますので、記事を見て気に入った方、ぜひおもちゃ箱特設ページにて投票をお願いします。また、追加コメントも歓迎します。
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 93地点が逃げられるので、それに備えた攻めが必要。95角と思い切ってと金を取ります。これに対して同玉で全然届かないように見えるのですが、よく盤面を見ると14飛が。96金、同金、15飛と活用すると5段目が合駒ができそうで出来ず、以下簡単に詰みます。というわけで、2手目は93玉。これに対しては94歩から85龍と切れば、右側に追い出すことが出来ます。83に逃げられるのを防ぐため、86金・84金と二枚使わないといけないのですが、64玉に対して、75金~64金と捨てるのがうまい手で、86角と角を活用するのが気持ち良い手順です。
 以下、43銀生から金を取る手までは続くのですが、それ以降が難しい。たとえば24金は32玉です(失敗図)。どこがおかしいのでしょうか。
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 実は2手目まで戻って、ここで82銀生と捨てるのが正解。上の図から馬が82に行った計算となるので、24金のかわりに44金~35とと思い切って捨てて、15飛と引く手が成立します。44玉は55銀、43玉、45飛以下。82銀生、同馬の2手を入れないと45飛を同馬と取られてしまう、という仕掛けです。
 46玉には57銀と引き、ゴールが見えてきました。45飛に対する46の合駒は香歩のいずれかですが、取って48に打ち、38金と捨てて最後は64角と角を再活用して詰みとなります。では改めて正解手順を。
▲95角△93玉▲82銀生△同馬
▲94歩△同玉▲85龍△同玉
▲86金△74玉▲84金△64玉
▲75金△54玉▲64金△同玉
▲86角△54玉▲43銀生△同玉
▲33銀成△同金▲同と△同玉
▲44金△同玉▲35と△同玉
▲15飛△46玉▲57銀△47玉
▲45飛△46歩▲同飛△同桂
▲48歩△37玉▲38金△同桂成
▲64角まで41手。
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くっきりと「R4」が!見事な詰上がりでした。
長くなったので、コメントは次週掲載します。今までいただいた方には御礼として詰将棋の小冊子を送付しておりますが、次週まで感想いただければ同様に送付しますので、よろしくお願いします。


おまけの冬眠蛙作も解答を紹介。
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▲22金△41玉▲32金△同玉
▲22香成△同玉▲25飛△31玉
▲42銀△同馬▲同歩成△同玉
▲22飛成△51玉▲33馬△62玉
▲63歩△同成銀▲51角△53玉
▲52龍△同玉▲42馬△61玉
▲62歩△同成銀▲同角成△同玉
▲63銀△71玉▲53馬△82玉
▲81金△92玉▲83桂成△同玉
▲75桂△92玉▲82金△同玉
▲72銀成△同玉▲64桂△81玉
▲63馬△91玉▲92歩△同玉
▲83桂成△同玉▲73歩成△92玉
▲81馬△同玉▲72桂成△92玉
▲82と まで57手。
 こちらは「R4」の初形曲詰です。右側の序奏が少し安直な手順だったので、なんとか煙まで持っていきたかったのですが、残念ながら技量が全く足りませんでした(笑)。馬捨てが入って辛うじて体裁だけは整えています。何名かの皆様にはこちらにも甘めにコメントをいただきました。作った甲斐があります。ありがとうございました。

 

短コン感想

パラ1月号を正月のんびり眺めました。「詰将棋の眺め方」終わってしまうんですね。残念だなあ。。。今回の谷口さんの作品群は本当に素晴らしいものばかりで、リアルタイムで解いたものも多いのですが、改めて堪能しました。

例年どおり、短コン感想+予想を。いつもABC評価はそんなに気を使わないのですが、コンクールでもあるわけだし、今回はA10・B20・C20という比率を設定することにしました。したがって、感想に比べて評点は辛目です。悪しからずご了承ください。

1・44龍は私だったら置かないかな。C
2・表現がスマートでさすが。B
3・52歩が何気にポイント。C
4・紛れが濃い中、良く成立できたもの。A
5・手順前後の綾に工夫。C
6・力強い手順。B
7・初手!B
8・既視感あるが、手順構成に苦心の跡。C
9・左右対称でないのに左右対称。C
10・序奏が少し弱い。C
11・限定合は出るが。C
12・17角で限定になるのか、なるほど。A
13・最近流行りの詰上がり?B
14・あ、そうか、桂合は35角か。C
15・シンプルに表現出来ていて好感。B
16・実戦形から教科書的手順。C
17・打ち換えの意味。久しぶりに見るお名前で今後期待。B
18・徹底的な48龍狙い。B
19・伏線らしい伏線。B
20・46角の誘惑にやや苦戦。B
21・収束やや息切れだが、連続合は見事。B
22・ソッポ行きの意味づけが新しく感じる。A
23・31銀がやりにくい手でなかなか。B
24・11桂がある分手が絞りやすい。C
25・手に膨らみがあるので作意が映える。A
26・そうか、23飛成があるから2手目割り切れるんですね。B
27・11角が味良い舞台作り。C
28・まさに金に物を言わせる初手。B
29・26角の浮遊感。もう一手あれば。C
30・お手本の退路封鎖。C
31・これだけ徹底されると嬉しい。A
32・馬効きを外すパズル。C
33・遠打+効きへの限定打。さすがの切れ味。A
34・手成りで追って失敗したかな、というところで、あ、なるほど。C
35・宙ぶらりんの飛でギリギリ手をつなぐ。B
36・限定合から取った飛をすぐ捨てる。バランス良い手順。B
37・やさしい邪魔駒消去。14銀配置に工夫を感じる。C
38・捨て駒をエサに罠にかける。C
39・こちらは跳ね上げ式の罠。C
40・こちらも懐かしいお名前。34飛に一票。A
41・素直に逆王手がかかる合駒は逆に珍しい感じも。C
42・詰上がりがすぐ見えるかどうか。B
43・決め手の前に小技。構成としてはお手本的。B
44・収束、浮遊感があると捉えるか、緩んでいると捉えるか。C
45・最後は57玉とするのが作意かな。B
46・なんぼなんでも都合良すぎではないだろうか。A
47・57角として苦戦。打った角の影に隠れる。A
48・この形で角合最善になるんですねえ。感心。A
49・2手目の変化がちょっと良い。B
50・スイッチバックで幕。お疲れさまでした。B

ベスト3は33・40・46。22・31・47も良くて迷うところ。優勝作は、というよりも冬眠蛙のベスト1は46です。今年も楽しく解けました。作者の皆さんに感謝。

2022 新年特別出題

あけましておめでとうございます。本年も冬眠日記をよろしくお願いします。

今年も小川悦勇さん作を新春出題させてもらいます。
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40手台。多分難易度は後で紹介する冬眠蛙の方が易しいのですが、小川さんの年賀詰といえば、ということで炙り出しになっています。1日になったらコメント欄にヒント載せますね。詰とうほくで参加者で解きましたが、解いて損のない作品だと思います。
●解答(最終手と手数だけでOKです)と短評を募集します。コメント欄にいただくか、こちら(←クリック)にメールください。ソフト解答でも結構ですが、その場合、その旨もコメントいただければと存じます。締切は1月末までとします。
●コメントいただいた方に昔作成したPDFの詰将棋小冊子を送付します。よろしくお願いします。

さて、冬眠蛙の今年の年賀詰はこちらです。「R4」50手台です。ちょっとキズがありますが、解きやすさを優先しました。もしよろしければ、こちらも感想いただけると嬉しいです。
Ichi2022
 

K氏からの質問に対する回答の代わりに。

 ここのところ、ずっと頭にとめていた質問がありまして、今回はそのネタで一席。

 その質問はある高名な詰将棋作家であるKさんからいただき、なかなか回答できてなかったものです。その質問は「あなたの創った短編でどの作品が会心作なんですか?」というもの。ちょっと意表をつかれました。実はここで出しているミニ作品集や普段書いているブログの記事でも「会心作」とか「自作のベスト10に入る」と言っている作品はほぼ中編です。
 考えてみたのですが、なかなか答えは出ませんでした。発表作の半分くらい?は短編なので我ながら変なものだなあ、と思ったものです。ただ、基本短編作家ということで、逆に短編に対する眼は厳しいものになるのかな、と。
 今にして思えば「Kさんはどうなんでしょう?」と返しで聞けば良かったです。すごくたくさん名作があるので。

 ただ、「これは完璧!」という作品はないですが、もちろん好きな自作はありますし、またありがたいことに、本やネット記事に取り上げていただいたり、賞をもらったりした作品も多くあります。今回は回答の代わりに「あまり有名ではないけど、作者として納得できる作品」をいくつか紹介したいと思います。手順はミニ作品集か過去記事に記載されてますので図面だけ。リンク張りましたが、頭4個はクリックするとPDFが開きます。ご注意を。
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第1作品集の第15番。手順の展開が好み。

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第2作品集の第16番。自作では珍しい、手順の組合せを主題とした作品。

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第3作品集の第24番。この○○○の不思議な感触は自作でも随一かと。

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第4作品集の第17番。やさしくて楽しい、リズミカルな手順。

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第5作品集の第10番。逆算でうまく○○が入った。

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第5作品集の第4番。手順構成の自分らしさ。

短編ということで全部17手以内です。中には「へぇ、こんなんが好みなのか」と言われそうなのもあるかも。ま、好みも時代によって変わりますので。ご笑覧ください。

詰将棋スクール…でしたっけ。

 ツイッターで先ほどつぶやきましたが、本日はもう冬眠蛙は溶けておりますので、軽めの話題で。

 前回「詰将棋サロン好作選」の話題を出しました。書いたとおり、好作のオンパレードなわけですが、一般の読者向けには少し難易度高めだと思うんですよね。冬眠蛙的には一部の超難解作以外はパラより将棋世界の方が難しく感じることが多かったような記憶があります。(最近は両方とも真面目に解いているわけではないので、傾向変わったかもしれませんが)

 そういった意味で、次に期待したいのが「将棋マガジン好作選」。確か「詰将棋スクール」というコーナーがあって、一桁手数の詰将棋が月6題載っていたと記憶してます。こちらの詰将棋だったら難易度も程よく、とっつきやすいと思います。森長さんとか若島さんといった一流作家の方々も発表されていましたので、発掘すればそれなりの好作が集まるかと思います。ちなみに若島氏作はものすごく前にこのブログでも紹介しました(こちら)。ぜひご鑑賞ください。

 冬眠蛙も初入選作をはじめ、何作か発表させてもらいました。1作紹介します。
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ほんと最近、一桁モノ作れなくなったなあ。短コン参加とか夢のまた夢です。

ツイン雑感

 次回詰とうほく、11月20日で会場が取れました。前回から変わって、青葉区の中央市民センター和室となりますので、ご注意ください。

 詰パラ8月号の詰将棋デパートで、ツイン特集という斬新な企画が行われました。短手数そろいのため、かなりのメール解答があったとか。かくいう冬眠蛙も数年ぶりに解答送付しました。最初にパラの正式なコーナーでツインを出したのは確か山田康平氏で、そのときは「変わったこと考えるものだなあ」と感じたものですが、少なくとも詰パラではすっかり一般化しており、今回の企画はその象徴ともいえるかな、と思います。
 一方で、私見ですが『本格的な傑作』といえる作品はまだ出ていないな、という気がしています。あと、これはもっと私見が強いかもしれないですが、ツインだと『手順の対称性』にこだわり過ぎているような。チェスプロブレムもそうなのかな。せっかくの新しい世界ですので、評価視点ももっと色々あっていいんではないかと思います。
 冬眠蛙はあまり良いアイディアがないのですが、例えば
〇配置が1枚変わったら、龍鋸作品が馬鋸作品に変わる。
これだとまだ対称性が強いか。
〇配置が1枚変わったら、詰上がりの文字が違う炙り出しになる。
たとえばこれで2文字に関連性があれば「おぉ!」と感心するかも。”〇×”とかだったらスゴイ。

 つらつらと書きましたが、良く考えたら、前に紹介した自作もツインで出題すればよかったな、と。こんな感じで。
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手順はまあアレですが、「題名込みでツイン」というのもあって良いかな、と。

 ということで、ツイン雑感でした。まだまだ冬眠蛙なんかには考えもつかないツインのアイディアとかあると思いますので、驚かせてもらえることを期待しています。

より以前の記事一覧