全国大会が近づいて参りました。冬眠蛙は前日に国立競技場でサッカー観戦することにしました。どちらも楽しみです。ただ、見に行った試合の勝率悪いんですよね。ちょっと心配です(笑)。
今日は学校好作選。長編趣向作です。
▲31銀打△12玉▲44桂△23銀
▲同銀成△同成銀▲13歩△同玉
『▲79馬△24銀▲22銀打△12玉
▲13歩△同銀▲同銀成△同成銀
▲21銀△23玉▲32銀生△12玉
▲78馬△23銀▲同銀成△同成銀
▲13歩△同玉』
『▲68馬~▲67馬~△同玉』
『▲57馬~▲56馬~△同玉』
▲46馬△24銀▲22銀打△12玉
▲13歩△同銀▲同銀成△同成銀
▲21銀△23玉▲45馬△34歩
▲32銀生△12玉▲34馬△23銀
▲同銀成△同成銀▲13歩△同玉
▲35馬△24銀▲22銀打△12玉
▲13歩△同銀▲同銀成△同成銀
▲21銀△23玉▲24歩△同馬
▲32銀生△12玉▲34馬△23銀
▲22銀成△同玉▲23銀成△同成銀
▲32桂成△12玉▲13歩△同玉
▲24馬△同成銀▲22角△23玉
▲24飛△同玉▲35銀△25玉
▲26銀打△36玉▲37金△45玉
▲46金△54玉▲55金△53玉
▲44角成まで123手。
成銀配置と持駒の歩、更に79馬配置で「歩を消費しながら成銀を操って馬鋸で近づくのかな」と慣れた方なら気づくかもしれませんが、この作者は更に欲張った味付けを用意していました。それが『銀合を2回繰り返し、その銀を剥がしながら近づく馬鋸』。44桂に23他合は21銀生から32桂成で、79馬に24他合は22銀~13歩で成銀を剥がして22銀打以下で詰みますので32桂成と13歩を取るために銀合が必要で、その銀を取ってまた打つことで馬で王手できる筋を空けることが出来る仕掛けです。
近づくごとに2歩消費する仕組みで、最も近い35まで行くことでちょうど10枚使い切る……と実は失敗。途中45馬のタイミングを一路早め、34歩合を強要して同馬~35馬と引くのが正しい追い方で、これで1歩を稼ぎ、最後にその歩で13に吊り上げて24馬から収束に向かいます。最後は打った金が55までスルスルと上がって44角成まで。銀のスクリーンの開閉が機械仕掛けのようで面白い表現になっていると思います。
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