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冬眠蛙第5作品集 第18番+第17番解答

 第5作品集は少し間が空きました。今日は第18番。
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これもちょっと収録を迷いました。あぶり出しですが、さて詰上がりは?

○第17番解答
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▲55桂△66玉▲56馬△同銀生▲77銀△55玉
▲54金△同歩▲66銀△44玉▲45歩△同銀
▲36桂△同銀▲45歩△同銀▲34金△同銀
▲同銀成△同桂▲46飛△同桂▲45歩△同玉
▲34銀△56玉▲57飛△66玉▲75馬迄29手。

 自分の結婚を記念して作ったハートのあぶり出し。という割には、作品が出来たのは入籍の10日前で、締切ギリギリだった(笑)。普通名前を作りそうなものだが、嫁の名前(2文字)で「どちらか片方でも」と小川さんに頼んだところ、なんと2文字を一作で作ってこられたので、自分が無理に作る必要なかった、というのが実情。妻の名前は下の作品を解いていただければ。手数同じです。無理やり作ってもらった小川さんに改めて感謝。
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 手順は玉方67銀を5回動かすあたりが見所で、この初形からは意外性があったのではないかと思う。詰方66銀が入ってなんとか見れる作品になった。
 おかげさまで、たまに喧嘩もしますが、今のところなんとかやれています。もう少し落ち着いたら、好きな旅行も増やせたらな、と思っています。

 


冬眠蛙第5作品集 第17番+第16番解答

 コロナウィルス感染者数が激増しており、大変申し訳ないですが、当初参加予定のたま研についてキャンセルさせていただきました。最終的に中止となってしまったようで、小川さんに会える機会だったのに本当に残念。次回リベンジさせていただければ、と考えています。
 なお、詰とうほくは今のところ予定どおり開催する方向です。ただ、宮城県もだいぶ増えているので、二次会はやはり厳しそうです。


 本日は第5作品集。第17番です。
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第17番・第18番と炙り出しが続きます。この作品は正直収録を迷いました(笑)。

○第16番 解答
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▲22銀生△14玉▲13銀成△㋑同玉▲31角△㋺22桂
▲同角成△14玉▲23馬△同玉▲21飛△32玉
▲22飛成△41玉▲42龍△同玉▲54桂△31玉
▲32歩△同玉▲33金△31玉▲42桂成△21玉
▲22金 迄25手。

 


㋑同香は23角、同玉、22飛、14玉、15歩以下。
㋺14玉は15歩、同玉、42角成以下。22歩合は15飛、23玉、24歩、32玉、35飛、33歩、42角成、同玉、33飛成、51玉、62馬以下。

 パラリとした配置から、実は31銀が邪魔駒。これを消去して31角は42金を射程に置いた手だが、これに対する22桂合が妙防で、これは15飛、23玉、24歩、32玉、35飛に34歩と徳俵でしのぐ手を用意したもの。
 同角成としてからは収束で、ちょっと流れ過ぎな感じは否めない。㋺の変化がどうしても手数がかかるため、短くまとめるのは厳しかった。

隅の老人A「初手から誘手が多く、31銀が邪魔駒とは気が付かない。有効な攻め手なので22銀と進め、暫くして邪魔と気が付く。31角に歩合を読ませてから桂合に至る。23馬は素材から直ぐに読めた、同玉以下の纏めは蛙さんもやや不満」
たくぼん「まあ収束はさておき(笑)、序の素晴らしいこと。最初の4手の”こうだったらいいな”と思った手順がそのまま入っているんですから。歩合の変化の対比も面白く。本当に感心させていただきました。多分作品集に入るときには切れのある収束に変わっているのではないかと推測します」

 う~ん、次は頑張ります(笑)。

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 前回の記事から、鈴川さんのブログで使われているKifPlayerを使わせてもらっています。ちょっと上げるのにはひと手間多くなるのですが、スマホでも見やすいのがメリット。ちょっとPCで見ると図面が大きすぎるかな。ご意見・アドバイス歓迎します。

冬眠蛙第5作品集 番外その3

 先週ワクチンを打ってまいりました。二日間くらい筋肉の痛みがありましたが、熱も上がらずまずは一安心。副作用で急に創作意欲がわいたり、とかだと良かったんですが(笑)。

 本日は第5作品集の番外その3。

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例によってブログ発表ですが、クイズは「この作品はあるカードゲームを作品名として付しています。その作品名とはなんでしょう?」というもの。

 作品自体の正解手順は以下のとおり。
▲49桂△36玉▲18角△27歩▲同角△25玉
▲43角△34歩▲同角成△26玉▲25馬△同玉
▲36角△同玉▲37歩△46玉▲47歩△同玉
▲45飛△同飛▲48香迄21手。

2手目の局面と14手目の局面を対比して、持駒の二枚の角が最も弱い駒である歩に変換されています。というわけで、正解は以下のとおりでした。
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 大貧民の人が最も強いカード2枚を強制的に大富豪と交換させられてしまうルールを表現したつもり。結構伝わりやすいテーマと思ったのですが、正解者は半分くらい。トランプの中ではかなりメジャーなゲームのつもりだったが、そうでもない?表現力の問題だとしたらちょっと悲しい。
 ただ、前に紹介したウォークラリーもそうですが、詰将棋は色々な楽しみ方があっても良いかと思っており、また何か思いついたらSNS等使ってやってみたいとは思います。

 ちなみに、出題時も紹介したのですが、上の作品には姉妹作があります。
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 持駒が違うだけ。上の「大貧民」を見た後で本作品の題名を見れば、もはや解けたようなもの?ちょっとしたジョークでした。

 4連休も今日でおしまい。最後くらいは、ということで、家内と近くの動物園に行ったのですが、暑いせいで半分以上の動物は日陰で休んでました。人間と同じですね(笑)

冬眠蛙第5作品集 第16番+第15番解答

 ありがたいことに、看寿賞受賞のお祝いとのことで、高坂さんに自作を12局選んで解説していただいています(こちら)。作品の狙いも含めて、こそばゆくなるくらいに良く書いてもらっており、作者冥利につきます。感謝あるのみです。

 さて、本日は第5作品集紹介を。第16番です。

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20手台ですが、実質的には短編という認識です。冬眠蛙は解く方だと、こういう捉えどころのない作品は苦手です(笑)

○第15番 解答
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▲42銀成△同玉▲53角△33玉▲44銀△22玉
▲52龍△㋑42桂合▲33銀生△13玉▲22銀生△同玉
▲32角成△13玉▲43龍△同銀▲25桂△同飛
▲35角成△同飛▲23馬まで21手。

㋑歩合は13手目より42龍、13玉、14歩、同飛、12角成以下同手数駒余り。

収束5手からの逆算。桂を合駒で出そうとしてなかなかうまくいかなかったが、単に質駒にしてみたら思いのほか良く手が入った。42桂合と中合した瞬間、33銀生~22銀と捨てるのが自慢の手順。13角の紛れが程よい序も含め、会心の出来。

けんちゃん「序に少し迷ったが、5手目の44銀が見えてからは一瀉千里。入って欲しい手が全部入っているので、難易度は低いが解後感は非常に良い」
原○清○「中合はこうやって出すんだなと勉強になった」
神谷薫「(類作云々ではなく)相馬さん作をふと思いだした」

 神谷氏の評の『相馬さん作』は下図(ちなみにけんちゃんからも言及あり)。実は自分も創作時にこの作品を思い出した。なぜ思い出すのかはぜひ解いて確認してみてほしい。それだけの価値を保証。

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冬眠蛙第5作品集 第15番+第14番解答

 沈没船ジョーク、というのを皆さんご存知ですか。ウィキペディアにも載っているのですが、沈没しかけた船に乗り合わせる様々な国の人たちに、海に飛び込むよう船長が説得を行うもので、代表的なところですと、
・アメリカ人に 「飛び込めばあなたはヒーローになれます。」
・イギリス人に 「飛び込めばあなたはジェントルマン(紳士)になれます。」
・ドイツ人に 「飛び込むのはルールです。」
・イタリア人に 「飛び込めばあなたは女性に愛されます。」
というもの。各国の(一般的にこうではないか、と思われがちな)国民性を使って表現するものですね。なんとなく「そうかもね」とクスリとさせられます。で、これが日本人の場合どう説得するのか、というと、以下のとおり。
・日本人に「皆さん飛び込んでます」
要は”周囲に合わせようとするのが日本人の国民性”、ということなんでしょうね。なるほど、うまいなあ、と思います。
 ここから先は冬眠蛙の個人的な考えなのですが、日本人のコロナ罹患がたとえばロックダウンといった重い対策を取らなくても数字がそれほど高くないのは、日本人の国民性によるものなのではないか、と。周りの人がマスクをすれば自分もするし、外食しないといえば自分もしない。大きなイベントが中止になると、将棋倒し的に小さいイベントも軒並み中止する。こういった国民性によって、感染リスク抑制の雰囲気が自然に出来上がった、というのはどうでしょう。
 なので、例えば逆に、「〇〇さんがもうマスクを取ってるから自分ももういいや」とか「〇〇県はもうイベント普通のやってるから、こちらの県も全部やることにしよう」といった形で、逆に他国よりも感染が急激に広がる、というリスクもまだ残っているのかな、と思っています。特にこれからワクチン打った人が一定数出てくるわけで、国民性も踏まえた中でどうなるか、こっそり注目しています。

 前置き長くなってしまいました。本日は第5作品集紹介です。第15番。
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 20手台。我ながらなかなか良く出来た作品と思ってます。初見の方はチャレンジしてみていただければ。

〇第14番 解答
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▲43角㋑△同飛▲51と△71玉▲63桂生△同飛
▲62銀△同金▲81桂成△同玉▲83香△82角
▲同香成△同玉▲93角打△同歩▲同馬△同香
▲83歩△72玉▲82金迄21手。
㋑52歩は51と、同玉、63桂生、同金、42金以下。

 実戦形を意識して逆算した作品。手順もあえて駒取りや泥臭い変化を入れてみたつもりで、そういった中で62銀が良い味付けになったか。狙いは馬角二枚を歩と交換する手順で、こういう手を実戦でやれたら凄いなあ。まあないだろうけど。

ごぶりん「(前略)序の紛れがすさまじく、52にぶちこんでも62香でも51とでも25角でもありそうで、いくつか悩んだあげくにギブアップの予定でした。なぜだか、収束7手の感覚が心地よいです。清算なのに大駒が消えるせいでしょうか」
隅の老人B「
実戦なら、先ず、25角打。43角打なんて意想外も良い処。はっきり言えば、ヘボなのです。こんなのが、実戦で詰んだら、愛知県代表でアマ名人戦に出場ですね。ところが、詰将棋ですよと出題されると、絶対に詰む。解いてやるかと、身構える。そして、先はず、43角打から考える。でも、次の応手で一苦労。時間はタップリ、待ったも出来る。悪戦苦闘の数時間。やったぞ、蛙さん、これでどう?」
□波□「初代大橋宗桂みたいな形から、手順は桑原辰雄氏みたいで、ごつかったです」

 桑原辰雄氏は実戦形独特の味を出すのが本当にうまい作家で、この作品ではちょっと「桑原風」を名乗るのが精一杯。ああいったセンスも才能なんだろうな、と思う。

冬眠蛙第5作品集 第14番+第13番解答

 昨日の記事でパラのHPを見ていて気付いたのですが、今バックナンバーの販売もやっているのですね。前に本棚整理していたら、2003年9月号と2014年9月号の2冊なくて、再購入しようかと思案中です。それはいいのですが、逆に2014年7月号と12月号は2冊あることも判明。確か前者は原稿代でいただいた記憶があるのですが、後者は多分会合で間違えて持って帰ってきてしまったのではないかと。どなたかあるはずなのにない、という方がいらっしゃったらコメントいただけると助かります。

 さて、本日は第5作品集紹介を。第14番です。

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実戦形を意識して作ってみた作品。手順もちょっと個人的に狙った手があります。あまりウケませんでしたが。

○第13番 解答

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▲A52馬上△34桂▲同馬△26玉▲25馬△イ同玉
▲52馬△34桂▲17桂△26玉▲56飛△46桂
▲25馬△同歩▲B27歩△16玉▲46飛△同飛
▲28桂迄19手。

 順位戦に出して余詰だった作品を作意手順設定を含めて作り直したもの。66飛・35歩が苦心の配置で、これによって「A52馬引、34桂、同馬、26玉、25馬、同歩、56飛、36歩、27歩、35玉、36香、45玉」「イ同歩、56飛、36歩、27歩、35玉、36香、44玉、45歩、同玉、23馬以下」「B46飛、36歩、27歩、35玉」という変化・紛れをクリアしている。作意は二度の34桂合や46桂跳ねによる打歩誘致がテーマ。細やかな紛れ・変化と鮮やかで楽しい作意が両立できて、お気に入りの作品。

jupiter「アっとビックリの移動中合、面白いです。初手、41馬か74馬か、どちらを動かせば非限定にならないか、と言うことが、解図のヒントになりました」
竹野龍騎「これは凄い! 論理的に構築された細かい差異で魅せる。特に、36歩移動合が絡まって巧み。56飛と34馬(及び23馬)の形で捕まるようになっているのがなかなか見えませんでした。2度の25馬捨ての感触が抜群にいい。冬眠返上ですね(笑)」
●口翔●「捨合の桂を、今度は移動捨合で跳ばす。お見事、感心、流石!ひさしぶりに、面白い問題を解かせて貰いました。移動捨合は、まだまだ新鮮味がある妙手と思います。駒を発生させて、その駒を移動させるのも難しいのに、巧みなものと感心です。森田手筋より面白いかも」

冬眠蛙第5作品集 第13番+第12番解答

 コロナ禍ということもあり、私も在宅勤務を何度か実施しています。日本人気質なのか、最初は「○○が△△なので、在宅勤務は自分の仕事には向かないのではないか」といったネガティブな考え(というか現状を変えることへの消極性)が強かったのですが、対策を立てつつやってみるとなんとかなるもので、また良い部分もたくさんあるな、という印象に変わりました。
 冬眠蛙的な今までの最大のメリットは「昼休みコタツで寝れる」というもの(笑)。目覚ましかけないと大変なことになりそうです。


 さて、第5作品集紹介を再開します。折り返しを過ぎて、今日は第13番です。


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王手が限られていますが、変化を読まないとちょっと間違いやすいかも。10手台です。


○第12番 解答
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▲34玉△56玉▲47龍△同玉▲43龍△44歩
▲同龍△56玉▲93角成△59と▲65馬△同桂
▲57歩△同桂成▲66馬△同と▲45龍迄17手。


 2手目56玉の形で、24角と開くと59とで打歩詰。そこで47龍~43龍と置き換えて馬筋を遮断するのがうまい手段。今度は56玉は24角~57歩で詰むので、44歩と捨て合して遮断を解除してから56玉だが、1歩入手してかつ龍を近づけることが出来たので、93角成から65馬と、別の手段で打歩詰を打開すれば詰みに至る。大駒4枚の大駒らしい動きを味わってもらえれば幸い。


○川卓○「馬筋を遮断する43龍としたいが為に41龍を捨てる序から65馬まで見事な構成」
解説・會○健○「(前略)作者は派手な手順を作りたかったという。本作は大駒の大きな動きでもって、そのように感覚に訴えることに成功しつつも、その核は打歩詰をめぐる理知的なものであり、全体の繊細なまとめも印象に残る。佳品である」





冬眠蛙第5作品集 第12番+第11番解答

 今週末の27日は詰とうほくを予定どおり開催します。二次会はやらない方針ということで、あらかじめご了承ください。最近いろいろあって、私も詰将棋から少しご無沙汰なので、久しぶりにのんびり楽しみたいと思います。

 さて、本日は第5作品集紹介を。12番になります。

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悪形ですが、作者の好みが良く出た作品だと思います。

○第11番解答
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▲34と△同飛▲53角△44桂▲同角成△同飛
▲33龍△34飛▲24銀生△25玉▲37桂△同飛成
▲26歩△同龍▲16馬△同龍▲35龍迄17手。

37桂を取った後26歩に対応するため、33龍に対する合駒は飛が最善。その仕掛けを利用し、飛を多く動かすよう前後を整え、夏向けの軽い作品としてブログで出題した。ただ34と~53角がちょっとやりにくい手だったようで、思いどおりとはいかなかった。

隅の老人A『これで夏向きの易しい問題ですか。ニラメッコが2日続きました。筋の見え難い作品、初手を取っても逃げても変化が付き纏う。5手まで進んでやっと詰みが見える。ブログには不適当と思うが如何に?』
隅の老人B『17手の詰将棋は将棋世界の問題に比べてみる。8月の新題は世界なら優秀作で3000円ゲット、であろう。夏に相応しくない、ご尤も』
たくぼん『1手目~3手目が実に深い。見事な序と言えるでしょう。とくに3手目は46角に目が行くだけに、いや、53角が筋っぽく見えないが為にかなり悩みました。あとは流れるように解けました。玉方の飛の動きが狙いでしょうか。お見事です』

ここまでやったのなら飛を合駒で出せなかったのか、という人もいるのではと思う。実はそのバージョンも作ったのだが、形が崩れるのと、全体の雰囲気が合わなかったため、詰とうほくで酷評され不採用。逆算のセンスというのはなかなか身につかないものだ。

冬眠蛙第5作品集 番外その2

 小川さんの特別出題、解答募集本日までとなっております。あんまり解答届いていなくて、やっぱり難しかったんですかねえ。。。こないだ手紙が届いて、パラの購読を再開されたとのこと。年齢を重ねても楽しめる趣味はやはり良いですね。ちなみに結果発表は翌週になるので、厳密には今週金曜までセーフです。ぜひお願いします。

 さて、本日は第5作品集の番外その2を。

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詰将棋自体は形は悪いですがフツーです。で、やったのは、『順位戦風の面倒そうな初形の詰将棋を推理将棋風に出題することで易しい好作に変えてしまう実験』。出したヒントは以下のとおりです。
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『隣の将棋、あの局面からもう終っちゃったんだって!?』
『そうそう。10手台で後手玉が詰んでしまったんだ』
『どんな将棋だったの?』
『なんか大駒の手が多かったなあ。え~と…確か大駒が動く手は4回あったね』
『へえ。華々しい手順だったんだねえ』
『でも、お互い駒を取る手もあったみたい』
『じゃあ結構泥臭い将棋だったんだね』

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……で、実は本当にやったのは『ウソは1個もついてないが、解図上は逆に迷うヒントを出す』というもの。上のヒントで本当にヒントらしいのは『大駒が動く手が4回』と『お互いに駒を取る→詰方に駒を取る手がある』ということ位なのですが、前者を意識すると序盤で大駒を動かす手を読んでしまい、後者を意識すると34桂を取りたくなるわけです。本当に我ながら性格悪い。この出題をやった直後に小川さんにお会いできたのですが、『あのヒントはひどい』と言われました。まあ二度とやれない企画ですね。

 作意は56金、同玉、59香、46玉、55馬、同飛、36飛、47玉、46金、同桂、31飛成、25飛、39桂まで。ね、ウソではない。……ごめんなさい。

 

冬眠蛙第5作品集 第11番+第10番解答

 小川さん特別出題について、今まで解答いただいた皆様に本日ミニ作品集のPDFファイルをメール送付させていただきました。解答大変ありがとうございました。月末までまだまだ解答募集しておりますので、よろしくお願いします。図面再掲しますね。(解答はコチラ(←クリック)までメールいただくか、記事内にコメントください)

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 本日は第5作品集紹介を。第11番です。
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 ちょっと感覚的にやりにくい手があります。ソフトだとすぐに解けちゃうんですけどね。


○第10番 解答
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▲93歩成△同玉▲63龍△同馬▲92龍△84玉
▲94金△74玉▲72龍△73馬▲63龍△同馬
▲64金△同馬▲92馬△73玉▲83馬迄17手。

 3手目が狙いの一手。①普通に見える92龍では84玉、94金、74玉となったときに92龍が邪魔駒となり、72龍と捨てたときに65玉と逃げだされる。②このとき55金で詰められるよう54馬の効きを事前に外せば詰む③63龍を入れたいが、42龍では63に移動できない。④そこで62龍をあらかじめ63龍と捨てて、42龍を92に活用する、という龍の事前入れ替えが必要、という仕掛け。
 63に馬を呼んでおくことで72龍が成立するが、この事前工作をやったため、玉方も73馬の捨合が飛び出し、更に切り返しの63龍捨てで収束する。新鮮さはないが、短編の構成としてはまあまあと思う。

谷●源●『3手目の63龍捨てがピカリ。10手目の馬の移動合も面白い』

 発表時は62龍を52に置いて65に桂を配置する15手詰だったが、こちらの図の方が主眼手の味が良いと判断した。