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軽趣向好作選27

 前に書いたように正月休みは仕事でつぶれてしまったのですが、そのせいか首から背中にかけての痛みが引きません。前も何度かあるんですが、今回は長引いてしまったなあ。さすがに病院行くかと考えているところです。

 さて、3連休も終わるのであまり間が空く前に軽趣向好作選を。

20200113misumi
▲35馬引△27玉▲17馬△36玉▲26馬上△46玉
▲37馬△56玉▲55馬上△67玉▲77馬△56玉
▲66馬△46玉▲57馬△36玉▲35馬△27玉
▲17馬△36玉▲26馬上△46玉▲37馬△56玉
▲55馬上△67玉▲77馬△56玉▲66馬上△46玉
▲55馬△36玉▲45馬寄△25玉▲35馬寄△15玉
▲16歩△同玉▲26馬迄39手。

44馬が42香でピンされているので動かせるのは34馬だけなのですが、44馬の脚の長さを活かして左へ右へと盛大な追いかけっこが展開されます。57馬と歩を取って正解に近づいたように見えるのですが、なかなか使いようがない。ややこしいようですがもう一回追いなおして31手目55馬と上のルートを使うことで15に追い込んで待望の16歩が実現します。少ない駒数での楽しい馬追いでした。この作品には後続作もあり、いずれこのブログで紹介します。

20200113inotetsu
▲51金△42玉▲31銀△51玉▲42銀成△同玉
▲51銀△52玉▲62銀成△同金▲51金△42玉
▲31銀△51玉▲42銀成△同玉▲51銀△52玉
▲62銀成△同玉▲71飛成△52玉▲62金△42玉
▲51龍迄25手。

手の赴くままに指していくとなぜか金が剥がされていきます。銀4枚使い果たしたところで守備金も無くなってそのまま収束。足すところも引くところもない完成品で、詰将棋の楽しさを伝えるのに打ってつけでしょう。当時まだ高校生だった作者、この作品で初入選というのが、なんかとても羨ましいです。

 

軽趣向好作選26

 まず最初に連絡を。詰とうほく作品展に出品予定の皆様、作品差し替えは年内12月27日までで予定しております。もし差し替えある場合は連絡ください。よろしくお願いいたします。

 さて、本日は軽趣向好作選を。
20191222tidiiwa
▲28と△同銀生▲26銀△16玉▲27と△同銀生
▲17歩△同銀生▲25銀△15玉▲26と△同銀生
▲19香△18歩▲16歩△同銀生▲24銀△14玉
▲25と△同銀▲15歩△同銀▲23銀生△13玉
▲24と△同銀▲18香△16歩▲14歩△同銀
▲22銀△12玉▲11銀成△13玉▲12飛△同角
▲同成銀△同玉▲22と△13玉▲23と引△同銀
▲16香△15銀▲同香△14銀▲24銀△同龍
▲14香△同玉▲24と△15玉▲37角△16玉
▲26飛△17玉▲18歩△同玉▲19歩△17玉
▲28銀迄61手。

 と金の並びからの絞り趣向で、このタイプの趣向はと金が消化不良になるパターンが強い印象ですが、本作は大駒をうまく使って良い捌きが見られます。更に特筆すべきは普通にやると1歩不足になる仕掛け。ギリギリのところで19香を利かして、合駒で補充する仕掛け。趣向だけでは終わらせないあたり、流石に千々岩氏です。収束やや消化不良気味ですが、原図を考えると目いっぱいというところでしょうか。

20191222nomura
▲18歩△同玉▲36馬△17玉▲35馬△18玉
▲45馬△17玉▲35馬△18玉▲36馬△17玉
▲28角△同香生▲19龍△同龍▲18歩△同龍
▲26馬迄19手。

珍しい野村氏の軽趣向。といっても原理に近い馬鋸ですね。収束の連続捨ても良くある筋という気がしますが、馬鋸に結び付けられたのは発見ではないかなと思います。

 

作品展開催決定しました。& 軽趣向好作選25

 前回記事の詰とうほく作品展の件ですが、須藤さん経由でパラ水上社長から開催の承認をいただきました。2月号での開催にしたいと考えております。残念ながら6題全部は駄目だそうなので、冬眠蛙のを外すことにしました。久しぶりにデパートにでも投稿しようかと思案中です。バラエティに富んだ作品をご用意できるかと思いますので、開催時はぜひ解答いただければと思います。

 また次回詰とうほくですが、予定していた2月22日が抽選全部落ちてしまい、2月29日(土)の開催となってしまいました。場所は前回と同じく、生涯学習センター和室となります。会場は抽選のシステムになっており、22日4か所、29日3か所で申し込んだのですが、22日は全部落選で29日は全部当選。どういう仕組みになっているんですかねえ。

 さて、軽趣向好作選を。

20191208bando
▲14歩△同玉▲47角△13玉▲25桂△14玉
▲33桂成△13玉▲23成桂△同玉▲24歩△13玉
▲25桂△14玉▲33桂成△13玉▲23歩成△同桂
▲同成桂△同玉▲24歩△13玉▲25桂△14玉
▲33桂成△13玉▲23歩成△同桂▲同成桂△同玉
▲24歩△13玉▲25桂△14玉▲33桂成△13玉
▲23歩成△同成香▲同成桂△同玉▲25香△14玉
▲22香成△13玉▲24角△22玉▲33角成△21玉
▲65角△54桂▲同角△同香▲31と△同玉
▲23桂△21玉▲11馬△32玉▲33歩成迄59手。

桂ハガシ趣向なのですが、剥がすときの支え駒がないので、都度24歩と打って精算するのは珍しいタイプのような気がします。建物工事のような趣でしょうか。収束も雰囲気そのままという感じですが、冬眠蛙的には下図のような軽い纏めにしたかった気もします。

20191208bandokai
(収束金を剥がした後、14角以下)

20191208shinoda
▲12銀△同玉▲13銀△同玉▲14銀△同玉
▲15銀△同飛▲同歩△同玉▲14金△同玉
▲13金△同玉▲12金△同玉▲11金△同玉
▲21歩成△同玉▲11飛迄21手。

持駒金4銀4趣向は一時期なぜか流行し、かなりの作品が発表されました。ユーモア作もあったりしましたが、これもその系統で、最初に銀4枚使って玉を上まで引っ張りだして飛を奪い、後半は金4枚全部使って11まで戻せば後は3手収束。クスリと笑ってもらえれば大成功でしょうか。
金4銀4ですと余詰筋も強烈で、27香・49桂配置もそれを配慮したものかと思うのですが、どうやら本図でも初手21金以下で余詰のようです。玉方45と配置位で直せそうにも見えるのですが調べきれませんでした。作者の修正を待ちたいと思います。

 

軽趣向好作選24

来週いよいよ第100回詰とうほく。作品準備はいかがでしょうか。

ということで、連続になりますが、今回も軽趣向好作選を。

20191117okajima
▲24飛△13玉▲26飛△24歩▲14歩△同玉
▲24飛△13玉▲44飛△24歩▲14歩△同玉
▲26桂△同馬▲24飛△13玉▲26飛△46飛
▲35角△24歩▲14歩△同玉▲24飛△13玉
▲34飛△24歩▲同角△14玉▲46角△25玉
▲24飛△16玉▲17歩△同玉▲18歩△同玉
▲19飛迄37手。

 変則ハガシ趣向。26と→44桂の順に剥がし、26桂から今度は馬を取ります。46飛で根っこの角を取られますが、35角と据えなおして34飛と取られない位置に開けば飛と歩二枚を手にすることが出来る仕掛け。収束は少しあっけないですが、剥がす駒が違うことで飽きさせない趣向になっていると思います。


20191117umemoto
▲46銀△同玉▲65歩△55玉▲66銀△46玉
▲57銀△55玉▲56銀△46玉▲67銀△55玉
▲66銀△46玉▲77銀△55玉▲47桂△同桂成
▲66銀△46玉▲57銀△55玉▲56銀△46玉
▲47銀△55玉▲56銀△46玉▲67銀△55玉
▲66銀△46玉▲77銀△55玉▲47桂△65玉
▲68飛△同馬▲66香迄39手。

 3枚の大駒の力のバランスで成り立つ銀1枚だけの知恵の輪。75銀を繰り替えて67桂を剥がしますが、その後一旦77銀と更に遠ざけます。これは47桂に65玉の変化に備えたもの。同桂成とさせてその成桂を剥がす銀の旅が始まります。成桂を無事に剥がした後、また銀を77迄戻せば今度は47桂を取れないため収束する、という仕掛け。簡単に見えますが、攻め駒が強い中で良く成立できたものと感嘆します。最初の桂を77に置かず67に置くのも流石のセンスで梅本氏らしさが存分に出た傑作です。

 

軽趣向好作選23

NHKスペシャルの「ダビンチ・ミステリー」を見ました。どれが本当のダビンチ作品なのか、関係者の執念と熱気が感じられる面白い番組でした。詰将棋でも、AIで「どれが本当の看寿の作品なのか」とか分析できたりしたらスゴイなあ。

さて、軽趣向好作選。本日は九州勢のお二方の作品。

20191110horikiri

▲14歩△同玉▲12龍△13金▲同龍△同玉
▲11飛△12角▲14金△同玉▲12飛成△13飛
▲同龍△同玉▲11飛△12香▲14歩△同玉
▲12飛成△13飛▲同龍△同玉▲11飛△12桂
▲14香△同玉▲12飛成△13飛▲26桂△同香
▲25角△24玉▲13龍△同玉▲14飛△22玉
▲33銀成△同玉▲43歩成△22玉▲32と△同玉
▲12飛成△22歩▲42銀成△同玉▲22龍△32銀
▲43歩△41玉▲53桂△同香▲42歩成△同玉
▲52角成迄55手。


 飛を使った持駒変換はある筋ですが、合駒が微妙に変わる仕掛けが秀逸。最初の金合は当然で、21に利かす角合。その角を入手することで25角~23銀生の筋が生じるため、その後は13は飛合にする必要があります。次の12香合は時間稼ぎ的な意味合いで、もう1サイクル回すと桂合が最善となり、26桂から収束に向かいます。雰囲気を壊さないまま、うまく歩合・銀合をひねり出して見事7種合を達成。合駒職人として名を馳せた堀切氏のセンスが光る傑作です。

 

20191110sakai
▲27角△25玉▲16角△14玉▲25角△23玉
▲14角△12玉▲23角成△21玉▲22馬△同と
▲同香成△同玉▲23歩△21玉▲11香成△同玉
▲33角△12玉▲22角成迄21手。


 シンプルな角追い。2手目両王手を避けて26玉は63角成~36馬で詰み。4手目以降も常に角成の筋があり、玉は一路開ける必要があります。詰方も角成をやりたいのですが、29とで根となる香を外されると詰まないので、常に両王手で追う必要があるわけで、結果としてまるでお互い協力しあっているような手順になっているのがユーモラスです。21まで徹底できるあたりはやはり作者の手腕のなすところでしょう。

 

 

軽趣向好作選22

 毎年この時期には鳴子までドライブして、紅葉狩り→日帰り温泉を楽しんでいたのですが、去年から夜のライトアップを始めたという記事を目にしまして、今年は思い切って泊りがけで行って参りました。…が、残念ながら結構な土砂降りでライトアップ見物は断念しました。まあ温泉を満喫できましたし、翌日は晴れて綺麗な紅葉を楽しめましたので、まあ良しとしましょう。

 本日は軽趣向好作選を。

20191027imamura
▲58飛△69玉▲68飛△79玉▲78飛△69玉
▲68飛右△59玉▲58飛△49玉▲48飛△39玉
▲38金△同金▲同飛△49玉▲48飛左△59玉
▲58飛△69玉▲68飛△79玉▲78飛△69玉
▲68飛右△59玉▲58飛△49玉▲48金△39玉
▲59飛△49角A▲同飛△同桂成▲38金△29玉
▲28金△19玉▲18金△29玉▲19金△同玉
▲73角△29玉▲28角成迄45手。

見たままの飛の横追い。金を剥がすところまでは手なりに進められますが、桂の配置が巧みで、収束に向かうための飛の位置変換がキーになっています。78飛・58飛型で48金と据えて59飛で合駒を稼ぐのがポイント。易しいながらも2往復させていて流石のセンスです。…が、Aのところで38金から手順前後が何か所かあるようで、ちょっと味悪かも。

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▲49金△同玉▲47龍△39玉▲48銀△29玉
▲38角△28玉▲39銀△同玉▲48龍△28玉

▲49角△29玉▲38銀△28玉▲47銀△29玉
▲38角△28玉▲16角△29玉▲38銀△28玉
▲49銀△29玉▲38角△28玉▲47角△27玉
▲38銀△28玉▲29銀△27玉▲38龍△同飛
▲同角△36玉▲34飛△46玉▲47金△55玉
▲56金迄43手。

 龍・角・銀による知恵の輪趣向。47角・49銀型を得るために細かく角と銀の位置を繰り替えます。この趣向自体はこの好作選3で紹介した明石氏作が先行している(作者が休眠されていた頃の作品なので偶然の一致)のですが、 意味づけ・構成ともに違っていて、端正な初形とシンプルながら少し意外性のある収束が買われ、看寿賞を受賞しました。冬眠蛙的には先行の明石氏作も捨てがたいですし、ほぼ趣向そのものが主題でそれに先行作があるのに受賞というのもどうか、という気もしますが、好作には違いないです。

 

軽趣向好作選21

 9月になっても30度を超える日があったりしていた仙台ですが、最近急に秋らしくなってきました。風邪もやっと落ち着いた感。来週は所用で新潟に帰るので、なんとかそれまでに完治したいものです。

 さて軽趣向好作選を。

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▲32角△同香▲同銀生△14玉▲16香△15角
▲同香△同玉▲24角△14玉▲13角成△同香
▲16香△15角▲同香△同玉▲24角△14玉
▲13角成△同香▲16香△15角▲同香△同玉
▲24角△14玉▲13角成△同桂▲16香△15歩
▲23銀生△同玉▲22飛△14玉▲15香△同玉
▲33馬△16玉▲17歩△同玉▲44馬△16玉
▲26馬迄43手。

 桂香図式からのハガシ趣向。23銀生からの筋に備えて角合にする必要があり、24角も取れないため趣向が成立しています。最後の桂を跳ねると33角の筋が発生するため、歩合に変わって収束する、という仕掛け。18銀が無ければ54歩も43歩に変えて4×4にできるのですが、制約が厳しく断念しました。単純な仕掛けに見えてこの図にたどり着くまで何年かかかっており、自作の中では印象が強い作品です。

20191006tsustsui
▲13歩成△同玉▲14香△23玉▲33角成△同玉
▲13香成△同玉▲16香△15歩▲同香△14歩
▲同香△23玉▲24歩△同桂▲13香成△同玉
▲15香△23玉▲14銀△12玉▲13銀生△21玉
▲12銀生△31玉▲41歩成△同金▲32歩△同金
▲同銀△同玉▲42金迄33手。

 知恵の輪作品ですと、局面が還元する手順があってその中にキーを設定するのが通常のパターンですが、本作は打ち換えの間にキーを設定する変わった作品。最初に歩を香に打ち換えることで角を消去し(打ち換えしないと33角成に同玉で不詰)、次いで香を打ち直すことで歩合を稼ぎ24に桂を飛ばして、最後に15に打ち直して収束します。一回ごとに香を打ち直す場所が変わり、楽しい謎解き作品になっていると思います。

 

軽趣向好作選20

 次回詰とうほくは11月23日に生涯学習センターの和室に戻りました。前にも書きましたが、100回記念作品展の開催を企画しております。よろしくお願いします。😃

 さて今日は好作選を。20回に到達しましたね。

20190915hashimoto  
▲27銀△同玉▲26と△同銀生▲18銀△同玉
▲19香△27玉▲18金△16玉▲15と△同銀
▲17金△25玉▲24と△同銀▲16金△14玉
▲13と△同銀▲15金△23玉▲22と△同銀
▲14金△12玉▲24桂△21玉▲31角成△同銀
▲12桂成△同玉▲13金△21玉▲12金迄35手。

いきなり銀2枚を手放して不安になりますが、18金と据えて15ととしてみると、同玉は27金~42角成で詰み。同様にと金を捨てる手に同玉はすべて角成で詰む仕掛け。あまりにうまく出来ていて、協力詰みたいな雰囲気ですね。収束も角捨てから初志貫徹で12金まで実現しているのは素晴らしいの一言です。

20190917kubi
▲24香△同と▲13銀△23玉▲12銀生△22玉
▲11銀生△21玉▲12角△11玉▲45角成△14と
▲12歩△22玉▲23飛△12玉▲33飛成△11玉
▲12香△21玉▲23龍△22飛▲同龍△同玉
▲23飛△12玉▲25飛成△11玉▲14龍△13歩
▲12歩△21玉▲23龍△22飛▲同龍△同玉
▲14桂△同歩▲23飛△12玉▲25飛成△11玉
▲14龍△13歩▲12歩△21玉▲23龍△22飛
▲同龍△同玉▲23飛△12玉▲27飛成△11玉
▲23桂△22玉▲44馬△33香▲31銀生△21玉
▲11桂成△31玉▲53馬△41玉▲21龍迄65手。

 角飛による変則ハガシ趣向。34合を防ぐために33香を取り、次は14とを取るのですが、その歩はすぐに使ってしまいます。14とを13歩に変換するのが目的になっています。23手目14桂は13玉で詰まない、という仕掛け。13歩型にすれば14桂は同歩の一手になります。当然これで27桂を取りにいきたくなるのですが、その前にもう一度14歩を13歩にするのがうまい手順。桂を手に入れれば収束に入ります。趣向に使う飛角は序奏で取って据えるのですが、その手順も趣向の雰囲気を崩していないのが冬眠蛙好みです。首教授的にはもっと謎解きの要素を入れたかったようですが、十分に好作と思います。

 

軽趣向好作選19

珍しく、まだパラが届いていません。(´・ω・`) 明日には来てほしいなあ。

今日は軽趣向好作選を。

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▲63飛成△51玉▲41歩成△同玉▲42歩△51玉
▲53龍△61玉▲71歩成△同玉▲74香△81玉
▲83龍△91玉▲93龍△81玉▲73桂△72玉
▲61桂成△同玉▲63龍△51玉▲41歩成△同玉
▲31香成△51玉▲53龍△61玉▲72香成△同玉
▲84桂△61玉▲73桂△71玉▲81桂成△51玉
▲71成桂△同玉▲73龍△61玉▲72桂成△52玉
▲62成桂△42玉▲41成香△同玉▲43龍△31玉
▲21香成△同玉▲32銀△11玉▲41龍△22玉
▲21龍△33玉▲23龍△42玉▲43龍迄59手。


 作品名(確かアイドルグループの曲名の引用だったかと)のとおり、ふわふわと浮遊感のある手順が展開します。21銀を取るのがポイントになるのですが、5手目31香成では同玉、21香成、同玉で詰みません。そこで、42歩から一旦左に追い、桂2枚を取った後、1枚の桂を使って右に追いなおし、31香成を実現します。同玉は21香成で詰むので、51玉と逃げるのですが、そこでもう一回玉を左に追い、成桂を据えることで31玉とせざるを得ない形にすることで収束します。
 ものすごく難しい、というわけではないですが、一手一手に細かい変化も付きまとい、楽しく読ませる長編になっていると思います。

20190825yasue
▲41と△同銀▲53角成△42銀▲43桂△41玉
▲63馬△52銀▲53桂△同銀左▲51桂成△31玉
▲41成桂△同銀▲53馬△42銀▲43桂△41玉
▲63馬△52銀▲53桂△同銀左▲51桂成△31玉
▲41成桂△同銀▲53馬△42銀▲22銀△同歩
▲同歩成△同玉▲23銀△21玉▲22歩△31玉
▲32銀△同玉▲43角生△23玉▲32飛成△13玉
▲14歩△同玉▲25角生△24玉▲42馬△同龍
▲13銀△同玉▲14歩△24玉▲34龍迄53手。


 4手目の局面から、52地点をめぐる攻防が繰り広げられます。63馬とよろけるのは、53地点を開けて桂の打ち場所を作るため、これにより、53桂~51桂成で手がつながるのですが、52銀合で玉方も抵抗。41成桂を同銀と取ることで、52地点での精算を回避します。そこで53馬と銀を取るのですが、42銀とされると、なんと3手目の局面から2枚の桂を1枚の銀と持駒変換したことに。これをもう一度繰り返し、4枚の桂を2枚の銀に変換することで、22銀以下の収束に入るわけです。舞台装置に相当な制約がある中、2回の角生を出しつつ、馬も消して13銀の決め手を出して見せた作者の努力には敬服の一手です。

軽趣向好作選18

ウインドウズ10の更新をしたら、ブラウザが急に使いにくくなったような。冬眠蛙だけですかね。Flash盤の表示も自動でされなくなったので今設定確認しているところです。

さて、めげずに軽趣向好作選を。

20190817yamada
▲54飛△25玉▲15飛△26玉▲56飛△46歩
▲16飛△27玉▲17飛△26玉▲27歩△25玉
▲15飛△24玉▲44飛△44桂▲14飛△23玉
▲53飛成△43角▲同龍△同香▲24飛△同玉
▲42角△25玉▲15角成迄27手。

二枚の飛車の追い方のパズル。まず歩合の場所を46にするのがポイントで、例えば3手目55飛とすると、45歩、15飛、26玉、56飛に46角合で失敗します。歩を46に置くことで、それより下段には歩合が出来ないのですが、桂合の抵抗が残っており、13手目55飛は45桂合、15飛、24玉、54飛、44桂合、14飛、25玉で駄目。55飛と形を決めずに24まで追って、そこで54飛、44桂合なら、今度は14飛に25玉と出来ないので53飛成にこぎつけられ、角を入手しつつ香を吊り上げることが可能になります。シンプルな機構ながら鍵に気づきにくく、ユニークな作品を多く発表されていた作者らしい作品。

20190817hashimoto
▲13飛成△同玉▲12飛△同玉▲11桂成△同玉
▲21角成△同玉▲24香△23角▲32角△11玉
▲12歩△同角▲21香成△同角▲同角成△同玉
▲26香△23角▲32角△11玉▲12歩△同角
▲21香成△同角▲同角成△同玉▲28香△23金
▲13桂△11玉▲22角△同金▲同香成△同玉
▲23金△11玉▲21桂成△同玉▲32香成△11玉
▲22成香迄43手。

橋本氏というとどうしても「ミクロコスモス」や「アルカナ」等の大作のイメージが先に来ますが、軽趣向作品も多く発表されており、これもその一つ。大道棋の香歩問題的な中合を使った趣向は他にもあったかと思いますが、縦方向に香を並べて繰り返すというのは「なるほど、こんなことも出来るんだなあ」と素直に感心。最後桂を入手すると金合に変わるのも香歩問題っぽくてニヤリとしてしまいますね。

 

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