« 軽趣向好作選119 | トップページ | 軽趣向好作選120 »

詰将棋学校好作選20

 妻の実家で網戸の張替をしてきました。久しぶりにやったのでやり方だいぶ忘れてましたが、なんとか完了。DCMで買った網押えゴムの太さを間違ってしまったのですが、話したら快く交換してもらえて助かりました。同じミスやってる人結構いるんですかね。


 今日は詰将棋学校好作選です。当時なかなかの衝撃をもたらした作品です。
20240617sakaguchi
▲55桂△33玉▲39香△同馬
▲34龍△42玉▲43龍△51玉
▲63桂生△61玉▲71桂成△同玉
▲83桂△81玉▲72銀△92玉
▲91桂成△同玉▲93香△同馬
▲41龍△92玉▲81龍まで23手。

 3手目34龍と追うのが普通ですが、42玉、43龍、51玉、63桂生、61玉で逃れます。ここで93馬の効きに打つ39香が狙いの遠打。23玉、15桂、13玉、63龍、24玉、23龍、15玉、26銀、15玉、25龍、27玉、37銀の変化のための限定打で、38歩合とかですと今度は同香、23玉に34龍で詰みですので同馬と取りますが、93馬の83の効きが無くなるので、34龍以下同様に追って、71桂成~83桂と打ち換える手が成立します。92まで追い込んで、91桂成~93香と今度は39馬を93まで呼び戻すのが作者の描いたストーリーでした。スイッチバックの表現手法が鮮烈で、当時高い評価を得た傑作です。
 発表時は玉方85歩・95と配置がなく、71桂成のところ、51桂成、71玉、61成桂、81玉、71成桂の迂回手順のキズが発生。修正案は作者ご自身によるものですが、今見ると85歩と95とのどちらか一枚でも修正できているように見えます。作者にお伝えできれば良いのですが。

« 軽趣向好作選119 | トップページ | 軽趣向好作選120 »

詰将棋学校好作選」カテゴリの記事