軽趣向好作選95
27日は詰とうほく。青葉区中央市民センターで開催します。会場変わりますのでご注意ください。
今日も軽趣向好作選。今回と次回は記憶に残っている皆さんも多いかもしれません。
▲44馬△36玉▲28桂△同と
▲48桂△同金▲39香△同金
▲26馬△45玉▲49香△同金
▲44馬△36玉▲38香△同と
▲26馬△45玉▲46歩△同桂
▲44馬△36玉▲27龍△同玉
▲26馬迄25手。
馬を使ったミニ知恵の輪ですが、持駒の使い方に細心の注意が必要です。まず28桂~48桂といきなり桂2枚捨てますが、48桂を先にすると、同と、28桂に27玉と潜られて打った桂が邪魔になり失敗です。
28桂に同金とするのは26馬、47玉、48香と打って、以下46歩、44馬、36玉、54馬で詰み筋。同との場合は26馬、45玉、48香には47歩合が効いて詰みません。ここで48桂~39香と遠打するのが凄い手段。同とは54馬、45合、28桂、25玉、27龍以下。この27龍を可能とするのがポイントになっています。
同金と金がソッポに行ったので、26馬、45玉として48香と打ちたくなりますが46歩合とされて44馬、36玉、54馬は25玉で27龍が出来ないのでペケ。なら39に金を誘導した意味がないように見えますが、45玉の局面で49香と更に遠打するのが絶妙手。48を開けておくことで46歩合には44馬、36玉に37歩と打つことが出来て、27玉なら26馬~48龍、25玉なら34馬~54龍で詰み。同金と更に金を追いやれば、44馬、36玉に38香が打てます。同との一手にもう一度26馬、45玉と戻して46歩とするのが肝要で、これで44馬、36玉に27龍が決め手となって詰みます。変化・紛れともに厚い中で39香~49香という絶妙な手順を実現し、着地まで完璧に仕上げました。この年の看寿賞を受賞した傑作です。
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