軽趣向好作選74
次の土曜日は詰とうほくです。詰工房と重なってしまいましたが、まあいつもどおりノンビリとやりたいと思います。お近くの方はぜひ。
さて、本日は軽趣向好作選。私好みのハガシ作品を紹介します。
▲55歩△同と▲46桂△同と
▲55歩△同玉▲46金△54玉
▲65銀△同と▲55歩△同と
▲同金△同玉▲46龍△54玉
▲44金△同銀▲55歩△同銀
▲同龍△同玉▲44銀△54玉
▲56飛△同馬▲55歩△同馬
▲53銀成△同玉▲62馬△54玉
▲46桂△同馬▲44馬まで35手。
呼び出しハガシ趣向ですが、よく見る同じ種類や手段によるハガシではなく、一回ごとに剥がす駒や呼び出し方が異なり、またそれを取る駒も次々とバトンタッチしていきます。当然手順前後を許さない仕組みが必要なのですが、2回目の取り駒を龍で設定したことで、65銀と44金の順番をごく明快に限定しているのがうまい。更には銀を取って据えた後は支えに使った飛を華麗に捨てて、最後はキッチリと「ケ」の炙り出しは見事の一語です。曲詰、軽趣向ともに大家である三角氏の面目躍如の一局でした。
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