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冬眠蛙第5作品集 第19番 + 第18番 解答

 もともと九州に行く予定で、先週から遅めの夏休みを取っていました。鳴子温泉に行ったりしてノンビリすごしました。こんなに長期間休むのは年末年始を除くと初めてかも。逆に落ち着かないですね(笑)。明日から大変かも。
 さて、今日は第5作品集紹介です。第19番まできました。
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30手台。自作では珍しいタイプで、その分お気に入りの中編です。

○第18番解答
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▲33と△同玉▲43香成△同歩
▲44金△同玉▲24龍△45玉
▲15飛△35歩▲同飛△同と
▲46歩△同と▲35金△56玉
▲65馬△同玉▲75と△同香
▲66金△同玉▲67金△55玉
▲47桂△同と▲45金△同玉
▲63角成△46玉▲26龍△55玉
▲35龍迄33手。

20210925
 八尋久晴氏が多く手掛けている結晶型の詰上がり。不動駒ナシになるまで逆算してみた。

オタマジャクシ「最終図が美しいです。初手からの連続捨駒は難しすぎて、当然ながら私には絶対解けません。最終図からこんないい手が出てくるまで逆算する力がすごいです!この作品を解く人は、悩んで、苦しんで、それでも最後はその美しさに救われ、感動することでしょうね。こういう作品を見るたび、冬眠蛙さんは解く人を強く意識した作風だと感じます」
風みどり「変化、思いっきり読み飛ばしています。解いているというよりも状況証拠だけから作意を推理したという方が近いなぁ。それにしてもよくぞこの詰め上がりで不動駒無しまで造れるものです。蛙さんって根性派だったんですね!」
隅の老人A「最近、作家にはコン君が助っ人に付くので楽が出来るが、解答者は大いに苦しむ。この長い変化を“良とするか否”とするか?兎に角、序盤から「凄いなぁ」「上手いなぁ」と唸ってしまう。不動駒なしの曲詰は高い評価だし、この形の決定版なのは間違いない」

 2手目45玉は15飛、35歩、同飛、同と、46歩、同玉、57金以下。6手目同歩は24金以下。8手目34合は49飛以下。10手目46玉は57金、同玉、27龍、同と、58馬以下。確かにちょっと序の変化・紛れが厚すぎる感はあり、炙り出しとしては難しすぎるかもしれない。あと、詰将棋としては問題ないが、最終手56金でも詰むのはイマイチかも。

 

YouTube短コン+ツイン雑感つづき

 詰将棋全国大会は今日やる予定だったんだよなあ、と思いつつ過ごしている詰キストの方も多いのではないでしょうか。そういった方に配慮いただいたのか、昨日、第1回YouTube詰将棋コンテストの結果が発表されてました。試しに埋め込んでみます。見れるかな?
 
 優勝したのはこのコンクールを主催した天月春霞さん。以前このブログで裏短コンをやっていたときに、私も危なく1位になりかけたことがあるのですが(笑)、ちょっと気まずいんですよね。まあでも、作品は素晴らしいので、全然問題ないと思います。あと、冬眠蛙的に「こんな図作れたら1週間くらいは脳内で再生しまくるなあ」と感心していた作品は第10番。が、作者はほっとさんということで身の程知らずもいいところでした(汗)。
 4時間の長時間動画ですので見るのもなかなか大変ですが、バラエティに富んだ楽しい作品展ですのでぜひご覧いただければと思います。天月さん、お疲れさまでした。

 さて、話は変わりまして、先日、ツイン雑感というツインに関する記事を書き、その中で「私見ですが『本格的な傑作』といえる作品はまだ出ていない」と小生意気なことを書いたのですが、しばらくして「そういえばあの作品があった」と思い出したものがありました。というか、そんなに前の作品でないのに思い出せなかった自分に反省。いや、かしこ詰ではないんですけど。以下の作品です。
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この作品には本当に感心しました。持駒を単純に少なくしても成立できる、という発想が見事です。妖精賞受賞も当然と思います。かしこでも同じテーマで実現できるかな?同じテーマでなくても良いですが、こういった「手順の対称性だけではない新しい価値」を持つツインが出ると良いですね。

 

軽趣向好作選61

 緊急事態宣言は宮城県は延長されませんでしたが、他はほぼ9月末まで延長されました。実は全国大会は中止になっても、九州は行こう、ということで旅行予定していましたが、福岡が対象に入っており、断念しました。今回のプランについては、緊急事態宣言延長区域が対象の場合はキャンセル料なしとのことで、助かりましたが、改めて「旅行業界の方は大変だなあ」と感じさせられました。

 今回は久しぶりに軽趣向好作選を。
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▲17飛△26玉▲27歩△同成香▲同飛右△15玉
▲17香△16桂▲同香△同玉▲28桂△同成香引
▲17飛△26玉▲27歩△同成香▲同飛右△15玉
▲17香△16桂▲同香△同玉▲28桂△同成香
▲17飛△26玉▲27歩△同成香▲同飛右△15玉
▲17香△16角▲同香△同玉▲17飛△26玉
▲15角△同歩▲27飛△16玉▲17歩迄41手。

 見た目どおりの成香ハガシ。1枚目の成香を取って17香と打ってみると、例えば銀合とかは取って17歩~16銀で詰むので桂合となり、「あ、これで成香を呼べばいいんだ」と腹落ちします。全部ハガしたときどうなるのかな?と見てみると、角合とするのが最善であるのがわかり、最後は15角捨てから気持ち良く突き歩詰となります。軽趣向の見本として、最適なサンプルになる作品と思います。

20210912hotta
▲23飛△31玉▲53角△42桂▲33飛成△21玉
▲23龍△31玉▲42角成△同玉▲54桂△31玉
▲33龍△21玉▲43角成△12玉▲34馬△21玉
▲23龍△31玉▲42桂成△同玉▲33馬△53玉
▲43馬△63玉▲54馬 迄27手。

 こちらは狙いがつかみにくい初形。53角と打ったとき、歩合は33飛成、12玉、32飛成、22飛合、34馬、13玉、35角成以下駒余りとなります。42桂合は手順中の34馬を防いだ手。これに対しては33飛成~23龍と変換した後、42角成と取りますが、同玉にいったん54桂と打つのが肝要。31玉に33龍から今度は角を馬に置き換えるのがうまい手順で、31玉に戻して42桂成と成り捨てれば、6手目の局面から23飛・角を龍・馬に変換したことになります。これにより33馬~43馬として収束できる仕掛けです。少ない駒数で変化を含めて知恵の輪的な世界を表現できていて、うまいなあと感じさせられる作品でした。

 

ツイン雑感

 次回詰とうほく、11月20日で会場が取れました。前回から変わって、青葉区の中央市民センター和室となりますので、ご注意ください。

 詰パラ8月号の詰将棋デパートで、ツイン特集という斬新な企画が行われました。短手数そろいのため、かなりのメール解答があったとか。かくいう冬眠蛙も数年ぶりに解答送付しました。最初にパラの正式なコーナーでツインを出したのは確か山田康平氏で、そのときは「変わったこと考えるものだなあ」と感じたものですが、少なくとも詰パラではすっかり一般化しており、今回の企画はその象徴ともいえるかな、と思います。
 一方で、私見ですが『本格的な傑作』といえる作品はまだ出ていないな、という気がしています。あと、これはもっと私見が強いかもしれないですが、ツインだと『手順の対称性』にこだわり過ぎているような。チェスプロブレムもそうなのかな。せっかくの新しい世界ですので、評価視点ももっと色々あっていいんではないかと思います。
 冬眠蛙はあまり良いアイディアがないのですが、例えば
〇配置が1枚変わったら、龍鋸作品が馬鋸作品に変わる。
これだとまだ対称性が強いか。
〇配置が1枚変わったら、詰上がりの文字が違う炙り出しになる。
たとえばこれで2文字に関連性があれば「おぉ!」と感心するかも。”〇×”とかだったらスゴイ。

 つらつらと書きましたが、良く考えたら、前に紹介した自作もツインで出題すればよかったな、と。こんな感じで。
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手順はまあアレですが、「題名込みでツイン」というのもあって良いかな、と。

 ということで、ツイン雑感でした。まだまだ冬眠蛙なんかには考えもつかないツインのアイディアとかあると思いますので、驚かせてもらえることを期待しています。

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