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軽趣向好作選44

 古い無駄合考察の記事にコメントいただきました。「無駄合とは何か」ではなくて、「有効合とは何か」で分析されていて感心しました。いただいた条件ですと3番目だけがやや異質ではありますかね。現時点だと1番目の記事の2コ目は変長扱いされることが多いと思います。

 
 今日は久しぶりに軽趣向好作選を。
20201004kaneko
▲32角成△34玉▲35銀△同銀▲43馬△23玉
▲24歩△同銀▲32馬△34玉▲35香△同銀
▲43馬△45玉▲57桂△55玉▲65馬迄17手。

 高度な構想作が多い印象の金子氏ですが、本作は珍しく軽めの作品。馬を往復しながら邪魔な46銀を24に持っていきます。最後もう一度35に戻して57桂を実現。作者だけにもう一工夫欲しい気もしますが、これはこれで完成品でしょうか。

20201004kishi
▲47香△45角成▲33飛成△同玉▲34金△同馬
▲25桂△同馬▲35香△同馬▲34銀成△同馬
▲25桂△同馬▲35香△同馬▲43角成迄17手。

 47香に対して45角成が妙防ですが、それに対して33飛成~34金としてから、43銀を原型消去するために馬を25~35と動かすのが好手順。さらに消去後にもう一度25桂~35香を繰り返して詰み。移動捨て合で出現した馬が都合6回動くリズミカルな作品でした。

 小川さんと手紙のやり取りが続いています。ここのところすっかりメールに慣れたせいか、ちょっと新鮮ですね。相変わらず詰将棋を楽しんでおられて、なによりです。ではでは。

 

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コメント

まさかの拙作…。
これは創棋会の17手詰という課題で、たまたま手許にあった作を投稿したものです。創棋会作品展に投稿したのは、後にも先にもこれだけです。
名前だけの会員なので、行きもしないのに作品だけ出すのは厚かましいので。

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