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軽趣向好作選37

次回詰とうほくですが、8月22日(土)の13時から、生涯学習センター和室と決まりました。今後のコロナの状況にもよりますが、まずはご連絡いたします。

さて、軽趣向好作選を。

20200607matsumoto
▲33角△42香▲同角成△同角▲54香△53角
▲同香生△同銀▲33角△42香▲同角成△同銀
▲54香△53銀▲42銀△同銀▲53香生△同銀
▲52銀△42玉▲43銀成△同玉▲32龍迄23手。

変則ハガシと言えば良いのでしょうか。42の合駒が香以外はすべて早詰、それを取って54香と打つと移動合が最善。2回目の54香に53銀と銀を差し出したため、42銀からの収束に入れるという仕掛け。両王手から32龍まで、もう何も足す必要も引く必要もない、見事な完成作です。羨ましいの一語。

20200607sato
▲36龍△44玉▲34龍△55玉▲64龍△46玉
▲66龍△35玉▲36龍△44玉▲34龍△55玉
▲64龍△46玉▲47歩△同玉▲67龍△46玉
▲56龍△35玉▲36龍△44玉▲34龍△55玉
▲64龍△46玉▲47歩△同玉▲48香△同玉
▲68龍△47玉▲58金△46玉▲66龍△35玉
▲36龍△44玉▲34龍△55玉▲54龍△46玉
▲57金△35玉▲34龍△26玉▲36龍△15玉
▲16歩△24玉▲34龍△13玉▲23龍迄53手。

龍追いですが、4六まで追ったときに手順を変えることで、66と~68歩まで剥がすのが面白い。特に47歩・48香と2枚使う手順は良く成立できたものと思います。その鍵は69金の活用ですが、これを57に持ってくるためにもう一回転させるのがうまい。76桂が84にも効いているのも良いですね。楽しめる作品だと思います。

 

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コメント

松本作は『中編名作選』に収録すべき作品でしたね。
知らなくてもったいないことでした。

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