« 詰将棋冊子配付について + 日本酒の記録(2019年11月) | トップページ | 明けましておめでとうございます。 »

軽趣向好作選26

 まず最初に連絡を。詰とうほく作品展に出品予定の皆様、作品差し替えは年内12月27日までで予定しております。もし差し替えある場合は連絡ください。よろしくお願いいたします。

 さて、本日は軽趣向好作選を。
20191222tidiiwa
▲28と△同銀生▲26銀△16玉▲27と△同銀生
▲17歩△同銀生▲25銀△15玉▲26と△同銀生
▲19香△18歩▲16歩△同銀生▲24銀△14玉
▲25と△同銀▲15歩△同銀▲23銀生△13玉
▲24と△同銀▲18香△16歩▲14歩△同銀
▲22銀△12玉▲11銀成△13玉▲12飛△同角
▲同成銀△同玉▲22と△13玉▲23と引△同銀
▲16香△15銀▲同香△14銀▲24銀△同龍
▲14香△同玉▲24と△15玉▲37角△16玉
▲26飛△17玉▲18歩△同玉▲19歩△17玉
▲28銀迄61手。

 と金の並びからの絞り趣向で、このタイプの趣向はと金が消化不良になるパターンが強い印象ですが、本作は大駒をうまく使って良い捌きが見られます。更に特筆すべきは普通にやると1歩不足になる仕掛け。ギリギリのところで19香を利かして、合駒で補充する仕掛け。趣向だけでは終わらせないあたり、流石に千々岩氏です。収束やや消化不良気味ですが、原図を考えると目いっぱいというところでしょうか。

20191222nomura
▲18歩△同玉▲36馬△17玉▲35馬△18玉
▲45馬△17玉▲35馬△18玉▲36馬△17玉
▲28角△同香生▲19龍△同龍▲18歩△同龍
▲26馬迄19手。

珍しい野村氏の軽趣向。といっても原理に近い馬鋸ですね。収束の連続捨ても良くある筋という気がしますが、馬鋸に結び付けられたのは発見ではないかなと思います。

 

« 詰将棋冊子配付について + 日本酒の記録(2019年11月) | トップページ | 明けましておめでとうございます。 »

軽趣向好作選」カテゴリの記事

コメント

拙作をご紹介いただき、ありがとうございます。
学生時代は仙台に住んでいましたので、「詰とうほく」にも何度かお邪魔させていただきました。
いつか、冬眠蛙さんにお会いできることを楽しみにしています。

おお、コメントありがとうございます!
伏線付きミニ趣向、大好物です(笑)
お会いできるのを楽しみにしています。

この記事へのコメントは終了しました。

« 詰将棋冊子配付について + 日本酒の記録(2019年11月) | トップページ | 明けましておめでとうございます。 »