軽趣向好作選21
9月になっても30度を超える日があったりしていた仙台ですが、最近急に秋らしくなってきました。風邪もやっと落ち着いた感。来週は所用で新潟に帰るので、なんとかそれまでに完治したいものです。
さて軽趣向好作選を。
▲32角△同香▲同銀生△14玉▲16香△15角
▲同香△同玉▲24角△14玉▲13角成△同香
▲16香△15角▲同香△同玉▲24角△14玉
▲13角成△同香▲16香△15角▲同香△同玉
▲24角△14玉▲13角成△同桂▲16香△15歩
▲23銀生△同玉▲22飛△14玉▲15香△同玉
▲33馬△16玉▲17歩△同玉▲44馬△16玉
▲26馬迄43手。
桂香図式からのハガシ趣向。23銀生からの筋に備えて角合にする必要があり、24角も取れないため趣向が成立しています。最後の桂を跳ねると33角の筋が発生するため、歩合に変わって収束する、という仕掛け。18銀が無ければ54歩も43歩に変えて4×4にできるのですが、制約が厳しく断念しました。単純な仕掛けに見えてこの図にたどり着くまで何年かかかっており、自作の中では印象が強い作品です。
▲13歩成△同玉▲14香△23玉▲33角成△同玉
▲13香成△同玉▲16香△15歩▲同香△14歩
▲同香△23玉▲24歩△同桂▲13香成△同玉
▲15香△23玉▲14銀△12玉▲13銀生△21玉
▲12銀生△31玉▲41歩成△同金▲32歩△同金
▲同銀△同玉▲42金迄33手。
知恵の輪作品ですと、局面が還元する手順があってその中にキーを設定するのが通常のパターンですが、本作は打ち換えの間にキーを設定する変わった作品。最初に歩を香に打ち換えることで角を消去し(打ち換えしないと33角成に同玉で不詰)、次いで香を打ち直すことで歩合を稼ぎ24に桂を飛ばして、最後に15に打ち直して収束します。一回ごとに香を打ち直す場所が変わり、楽しい謎解き作品になっていると思います。
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