軽趣向好作選17
つい先ほど地震がありました。震度4か5弱とのことでしたが、結構長く揺れて気持ち悪かった。これから本震でないと良いのですが。
さて、本日は軽趣向好作選を。
▲22銀△14玉▲23銀△15玉▲24銀△16玉
▲38馬△27桂▲同馬△25玉▲37桂△同と
▲同馬△26桂▲同馬△24玉▲36馬△25桂
▲同馬△23玉▲35桂△22玉▲34馬△31玉
▲32歩△同玉▲43馬△41玉▲53桂△51玉
▲61馬△42玉▲43桂成△31玉▲41桂成△同玉
▲52馬△31玉▲42馬迄39手。
22に銀を打ってみると取れない形なのはすぐわかり、「上に追い出して馬で押し返す趣向かな」と見当がつきます。27への合駒も桂限定。以下同馬、25玉、37馬、26桂…とどんどん桂を稼げるのですが、そのまま趣向を繰り返すと23玉、35馬、24桂合の後うまくいきません。23玉に35桂と一工夫しても22玉、34馬、31玉でやはり駄目。実は最初の25玉のときに37桂とするのがうまい手。ここで桂と歩を交換することで35桂、22玉、34馬、31玉のときに32歩と打つ手があって収束します。収束も駒を置いていないにもかかわらず全く無理がなく、さすが岡村さんだなあ、と感心する作品です。
▲27桂△同と▲16香△25玉▲34龍△36玉
▲45龍△25玉▲37桂△同と引▲34龍△36玉
▲28桂△同と右▲45龍△25玉▲37桂△同と
▲34龍△36玉▲25龍△同玉▲26歩△36玉
▲45角成迄25手。
16香、25玉、34龍とすると同とと取れない形。が、すぐやっては36玉から27に抜け出されますので初手は27桂。同とに龍を展開して45歩を剥がし、34龍と45龍を繰り返す知恵の輪趣向が出現します。目指すのは25龍と捨てて26歩とする形で、3桂を捨てて2枚のと金を少しずつ動かして実現するのが楽しい手順。こちらも無駄な駒が無く、趣向をシンプルに楽しめる好作です。
次回はお盆明けになります。お楽しみに。
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