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軽趣向好作選10

 10連休も近づいて参りました。めったにないことなので、冬眠蛙も旅行予定ですが、予想はしていたものの高いですねえ。長い休みも考え物です。

 さて、以前予告していましたとおり、軽趣向好作選は今回から1回につき2作紹介にします。

20190414ogasawara_1小笠原隆治氏作 パラ1994・6

▲74飛△73角▲同飛成△同桂▲62角△61玉
▲51角成△同玉▲54香△53角▲同香生△同桂
▲42角△41玉▲31角成△同玉▲34香△33角
▲同香生△同桂▲22角△21玉▲11角成△同玉
▲12香△21玉▲23香△31玉▲22香成△41玉
▲32成香△51玉▲42成香△61玉▲52成香△71玉
▲62成香迄37手。

 

貧乏図式からの角合を絡めた還元玉送り趣向。単純なようですが、持駒の香の多さから初手74香と即断すると、73角合以下同様に進めたとき、54香に53香合で失敗します。ほんの一工夫で作品価値がだいぶ上がっていると思います。

20190414hasaki_1

▲56銀△46玉▲67銀△55玉▲56飛△65玉
▲66飛△55玉▲56銀△46玉▲65銀△55玉
▲44銀生△同龍▲56銀△46玉▲67銀△55玉
▲46角△同歩▲56銀△66玉▲67金迄23手。

 

銀繰り趣向といえばこの方、波崎黒生氏。半期賞を受賞した本作は、手順の楽しさもさることながら、論理の分かりやすさを併せ持っており、それでいてその鍵の巧妙さには思わず「なるほど!」と膝を打ってしまう。作家的にも解答者的にも文句のない名作と思います。

新しいニフティブログ、まだまだ混乱中のようです。画像の大きさ、もう少し編集しやすいと助かるんだけど。。。

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