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第4作品集紹介⑧+⑦解答

 なんだか指将棋の世界は、例のソフトの問題で、今すごいことになっていますね。冬眠蛙は全くの門外漢のため、実際にどうなのかはもちろん知りませんが、ビジネス上のリスク管理、という点で、連盟の対応はとても勉強になります。最善手を追い求めるのか、それとも悪手だけは指さないことを心がけるべきなのか、って感じでしょうか。

 さて、では久しぶりに作品集紹介を。今日は⑧です。

20161029

易しい10手台の作品。同一作あっても不思議ないかな、と思っていたのですが、検索では一応セーフでした。

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⑦解答・解説

20161002
▲65と △同玉  ▲75金 △66玉 ▲76金 △同飛  
▲65金 △77玉 ▲55馬 △
同金  ▲76龍 △同玉  
▲75飛 △86玉 ▲68馬 △77桂成▲85飛 △76玉 
▲58馬 △同金  ▲75飛 △85玉 ▲87歩 △同成桂 
▲95銀迄25手。

イ78玉は76龍、77金、56馬、69玉、68金、同金、同馬以下。

 以前「詰棋めいと」で湯村光造氏が発表された「歩詰手筋総まくり」では、詰方と玉方の手段を「回避」「打開」「予防」といった用語で分類する手法で画期的な研究論文だった。本作品はそれに触発された、というわけではないが、「打歩詰打開を予防する手を回避する」という凝ったテーマ。
 9手目55馬と捨てる手がそのテーマを担う伏線手。この手を入れずに76龍と作意どおりに進めると、途中までは同様に進むが、玉方は68馬に対して77桂生と変化する(紛れ図)。以下はどのように進めても打歩詰を打開できない。例えば同馬と取れば、同銀生、78桂、同銀成と成生を巧みに使い分けられる仕掛け。

201610022_2

 55馬と捨てておくと、77桂生に対しては、85飛、76玉に67馬で詰むため、それを防ぐためには77桂成とするしかない。こうしておいて75飛~58馬と馬を消去すれば、成桂を縛る駒が無くなって87歩と打歩詰を打開できる訳だ。
 当初の図は紛れ順を際立たせるための飾り駒を配置しており、今回の機会に大幅に修正を施した。少し偏狭なのかもしれないが、やはり作意に関係ない駒は置かないようにするのが作家としてのマナーだと思う。
 なお、48金をと金にしていたところ、奥鳥羽生氏から紛れ図の77桂生を桂成として85飛、76玉、58馬に67成桂でも不詰になる弱点を指摘いただいた。構想作としては不完全に近く、氏には感謝あるのみ。

さわやか風太郎「68馬に77桂生と打歩詰に逃げられるのを防ぐ5五馬捨てが味わい深い手ですね。この打歩詰を巡る熾烈な攻防に酔いしれました」
隅の老人A「狙いは9手目の55馬と56金を移動させておく事でしょう。55馬を飛ばして、77桂生の合駒に暫く悩みました。28馬は序盤で強力な助っ人に仕立てているのが流石に上手い。作者は62歩の配置がチョット気に入らないと、ボヤイテイル?」
 まあ、仕方ないかなあ…。

(冬眠日記 H17・8改)

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