三輪勝昭さん個展第13回 解答
昨日はすみませんでした。偏頭痛→頭痛薬を飲む→効かない上に胃ももたれる、という最悪パターン。なんとか仕事休まずにすみました。
さて、では第13回解答を。
▲66銀 △45玉 ▲44と △同桂 ▲54銀 △同玉
▲63角成△同金 ▲36馬 △同桂 ▲63飛成△45玉
▲54龍 △同玉 ▲44金迄15手。(詰上り「コ」の字)
初手はなんとなく手が伸びるところで同玉は76飛成、55玉、44銀、同桂、66銀で早い。44と、同桂の2手は54銀に56玉のときに74角成を用意した伏線。54銀、同玉の局面で、うっすらと金を取って44金まで、の詰上りが浮かびます。
…が、ここで一工夫が必要で、36馬、同桂、63角成とすると43玉でダメ。58馬の効きが残っているときに63角成で金を質に入れ、ここで36馬と桂を飛ばせるのがミソになっています。飛の横効きを一瞬遮る不安感がいいですね。
作者の言葉『コはつぶれ型の方が正方形型より作り易い。なのにこの収束は芸がない。
金を取るその駒を捨てるの収束は極力避けているのですが…』
確かにちょっと既視感はありますね。細かい味はあるので、ネット出題的には歓迎です(笑)。
** 短 評 **
風みどりさん(19歩)『36馬、同桂、63角成と最初にやって、あれれとなったので3分かかっています』
☆久しぶりの解答、ありがとうございます。3分!速っ。ブログの更新、お疲れ様です。
占魚亭さん(14歩)『34香と56桂を守るor取られても詰むように迫ればいいわけですね。受方桂2段跳ねが気持ちいいです』
☆この桂が合駒で出せたらなあ。さすがに贅沢か。
羅刹國さん(41歩)『「コ」ですね。先に馬捨ててはダメなのね』
☆そうなのねん。
國吉進さん(8歩)『コの字になりました。いつもうまいものですね!』
☆三輪さん風の味付けは少し薄い感じもしますが、手慣れてますね。
さわやか風太郎さん(16歩)『変化が多岐にわたり苦労しました。3六馬捨てが4四に空間を作る絶妙手。例によってあぶり出し。このあぶり出しが出ると正解のサインとなるわけですね』
☆ああ、あれですね。曲詰っぽい初形であぶり出しになる方を偽作意にすると誤解が大量に稼げそう。(性格悪!)
荒川貴道さん(10歩)は変別手順で誤解でした。惜しい。ちょっと今回は解答が少なくて残念でした。次回これより手数長い予定なので、心配…。皆さんよろしくお願いします。
1回解答いただくごとに1歩ポイントを贈呈します。10ポイント溜まると三輪さんのミニ作品集をゲットできます。
・10歩溜まったところで、三輪さんのミニ作品集を送付いたします。(他に以前使っていた賞品があります。そちらをご希望の場合はご連絡ください)
今回荒川さんが10歩に到達しました。後日ミニ作品集を送付します。お待ちください。
« 駄目だ… | トップページ | 続・首をひねりつつ… »
「詰将棋」カテゴリの記事
- 全国大会in甲府と編集長の長編(2024.07.15)
- 今年もよろしくお願いします。(2024.01.03)
- 詰将棋全国大会(2023.07.22)
- 郵便事情と看寿賞感想(2023.07.02)
- 5月の詰とうほく+パラ3月号発表作(2023.06.03)
この記事へのコメントは終了しました。
コメント