特別出題解答②
一回間が空いてしまいました。続きをスタートします。
(前回最終図)
67歩が打歩詰ですが、ここで95飛や75飛、または35飛等とすると、56玉とされて今度は57歩が打歩詰になってしまいます。
▲85飛
85飛と馬筋を塞ぐのが好手。ここならば56玉には57歩が打てて、以下67玉、65飛までで詰みます。
…ということで玉方は手を変えます。
△55桂▲67歩△同玉▲65飛△56玉
結論から書きますと55桂合が最善です。桂合は上図の局面で67馬、65玉、57桂の筋を防いでいます。飛合とかではこの局面で55飛、66玉、67飛までですね。
▲55飛△66玉
67馬が取られるので、詰方も55飛と手を変えます。66玉までの局面を10手目の局面(今日の一番上の図)と比較すると、持駒だけが変わっていることにお気づきでしょうか。そう、この作品の主題は持駒変換です。変換の仕方が変わった感触で、なかなか面白い…というのはやっぱり我が子かわいさでしょうかね(笑)。
さて、変換が終わったところで、58地点でハガすのが見えていますが、続きはまた次回。ではでは。
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