無料ブログはココログ

« 2005年7月 | トップページ | 2005年9月 »

ある作品の創作の思い出①

打歩詰で一作(二作か?)紹介しました。実は私の発表作の実に2割強がこの打歩詰を利用したものです。それは先般もあげた湯村氏の連載ですとか、初めて買った詰将棋作品集の「恋唄」に影響されたこととか、色々と他の理由もあります。

冷静に振り返ってみると私の打歩詰作品は以下の3つに分類できそうです。
①打歩詰をテーマまたは素材として作図したもの 
すぐ下の作品のほか、このブログだと7月9日の作品は打歩詰自体が主題と言えるかと思います。
②順算式で創っていて、収束に打歩詰を利用したもの
 コレが実は結構あったりします。このブログだと5月21日のがそうです。なので良く見るとこの図の初手97飛は打歩詰とはなんの関係もありません。舞台装置を捌くのにちょうどいいんですよね、打歩詰って。
③逆算式で創っていて、途中で紛れ筋を打歩詰で逃れるもの
 こっちは自分でもなんで出てくるのかよくわかりません。たくさん打歩詰作品を見すぎていて、気が付くとそういう方向に逆算するとかでしょうか。ほとんどビョーキです。このブログでは5月8日に紹介した煙詰がそれにあたります。

自分の発表作が色々かき集めて100作程度でそのうちの20数局がこういった理由で打歩詰絡みなのですが、1作だけ上の3つのどれにも当てはまらないはみだしっ子がいました。これの創作の思い出を少しずつ連載で。(「ネタギレ回避策だろ」とかのツッコミ厳禁)

そもそもの創り始めは堅山道助氏作(パラH5・9)の結果稿を見たところからでした。下の作品です。
katayama
手順は23銀成、21玉、22成銀、同玉、13角…以下の17手詰。打歩詰とは関係ない作品です。で、実は初手23銀生が成立していました。42玉で一見逃れっぽいですが、以下33角、同銀、64角、52玉、53角成、41玉、31馬、52玉、41馬で詰んでしまいます。初手非限定ということでちょっとばかり痛いキズ…というところですが、これを見て「この馬の追廻は少し面白いな」と思ったのが始まりです。
(以下つづく)

<フツーの日記の部>
古本屋で買った北村薫の覆面作家シリーズを読了。全て短編で全体的にお茶漬け風味でした。ところどころのユーモアはなかなか楽しませてもらいました。次は同じ作家の「秋の花」を読む予定です。

んでは恥ずかしいけど解説を。

ポアロさん再度コメントありがとうございます。

やはりちょっとわかりづらいでしょうか。さすがに自分でボツにしただけのことはあります。(^-^;
そういう作品に解説をつけるのも…とは思いますが、一応狙いだけわかってもらうために。笑わないでくださいね。

あ、後で出した方でやります。こっちの方が簡単でわかりやすいので。

<作意手順>
▲55馬
この手が狙いの一手です。

△同龍 ▲87銀 △同玉 ▲88歩 △同銀生
▲96銀 △86玉 ▲68馬 △77桂成…で下の図。
tochu1

ここで87歩は打歩詰ですが、ここから▲85飛 △76玉 ▲58馬 △同龍 ▲75飛 △86玉とすると次の図のようになり、
tochu2
77成桂を縛っていた馬が消えたので以下▲87歩 △同成桂 ▲95銀で詰みます。この縛り駒を消す手筋は最初にこの筋を発見・作図した故森田銀杏氏の名を取って森田手筋と呼ばれています。素晴らしいマジックのため作例は数知れないほどで、私も過去に1作発表しています。後半11手だと作品価値が…と書いたのもこのためですね。

さて、初手の55馬が狙いと最初に書きました。ではこの手を省略するとどうでしょう。実は途中まで全く同様に進みます。で▲68馬に対して今度は玉方は下図のように△77桂生とします。
tochu3
これだと68馬を消しても87歩は依然として打歩詰のままで失敗します。初手55馬は56龍の67への効きをそらすことで85飛~67馬の筋を見せ、桂成を強制するという意味づけになります。名付けて「森田手筋を回避するための生移動合を予防する伏線手」…我ながらよーわからん。(笑)

最初は「森田手筋を回避するための生移動合」のところで辞めておきたかったのですが、収束が全くまとまらず、やむを得ず更に狙いを掘り進めた、というのが真相。構想作の作図では非常によくある話です。(…と思います。きっと私だけではないはず。そうでなかったら悲しすぎる)

弱点は一杯あります。なんといっても他に馬が活用できる見込みが無いので、初手がどうみてもこの一手、というのがツライ。それなりの誘い手があれば、この狙いももう少し気付いてもらえやすいはずですが…。次回はもう少しわかりやすいのを出しますです。
あ、えーと、最初に出した図では初手45銀がここで書いた55馬の意味づけになります。念のため。


コメントありがとうございます。

感想お待ちしていますと書いたところ、おふたりの方からコメントいただきました。感謝です。(^-^)

>>ポアロさん
んー、最終11手だけでは新作としての作品価値は個人的にはほぼゼロかなと。ただ、色々と発展できそうな素材ですよね。まあ今回は狙いの実現にこだわってみた、というところです。別の狙いで普通に逆算してみるのも面白いかもしれませんね。

>>金子義隆さん
あ、ネタばらしちゃいましたね(笑)。
>合駒制限しなくても桂合をさせないような展開にできるのでは...。
流石に鋭いですね。実はできます。
05Aug28a
形は若干マシという程度ですが、これだとミエミエでちょっとな~、というところです。

狙いでウケてもらえたのはとても嬉しいですね。金子さんの構想作はスルドイ狙いが多いのでいつも感心しています。この狙いももっとスマートに作品化できそうでしょうか。できたらコッソリ紹介してください。(笑)

打歩詰

詰将棋で確固たる分野を築いているのがこの打歩詰というテーマ。このルールを考えたのは大橋宗古だったかと記憶していますが、よく考えてくれたものです。本当は思想的な背景があるんでしょうけどね。

私が詰将棋にドップリ漬かっていたころは、湯村氏が「詰棋めいと」で「打歩詰手筋総まくり」を連載されておられました。この連載に受けた影響は結構大きいです。キラ星のような名作の数々が紹介されていましたし。
…ただ、ではそこで「よし、オレも新手筋を…」とは考えませんでした。これは今でも同じで、どちらかというと「打歩詰の手筋としての新しさ」よりも「打歩詰を使ってどれだけ"ありえない"手順を実現するか」の方に興味があります。そういう意味で、私の作風は首猛夫さんのそれに結構近いのではないかと勝手に考えております。(笑)

05Aug25a

この作品は「こういうこともできるはずだよな」という思いを形にしたものです。出来がイマイチで未発表なのですが、素材によってはいいコに生まれ変わると…ん~でも流石に無理かな(・・;
狙い自体はえらくマニアックです。感想などお待ちしています。

(-人-)ナムナム。

業務連絡?の返事が西君から。

>大した作品でもないので、一向に構いません。消える図なのでどこかに掲載されるこ
>とで供養ということで。

…んでは供養させていただきましょう。七色図式の7手詰です。
05Aug23a
こういうカワイイ作品も作れるんですねえ。(笑)
「90度回転させて中合を絡めれば…」とは本人の弁。ちょっと考えてみますか。

最近夏バテではないですが体調を崩してしまいました。季節の変わり目ですので皆様ご自愛くださいませ。

ガンバにカテタ―(゜∀゜)―!!

今日はアルビレックス新潟とガンバ大阪の試合がネット配信されてたので見ました。
いや~、感動です。あれだけ押し込まれても我慢して、少ないチャンスをものにする。見事な勝利でした。でもサイド抜かれすぎ…。よく2失点で済みました…。

ほか、古本屋さんで北村薫の覆面作家シリーズがあったのでゲト(σ・∀・)σしてきました。このシリーズは前にともさかりえでTVドラマ化もしてましたね。楽しく読んでおります。

<業務?連絡>
西君へ。結局1コ目を代理投稿しました。2コ目はここで紹介、ということでよろしいですか??またメールください。

初めて指将棋掲載。

東日本大会に出場した後輩と遊んでもらいました。先後逆です。

05Aug17a

かなり緩めてもらって(…でもないと勝負になりません)、この局面。
ここから
▲74歩 △同飛 ▲同飛 △同歩
▲85桂 △45歩 ▲83飛 △93桂 
▲同桂 △同香 ▲同角成 △46歩
▲同銀
まで来たところで△15歩であぼーん。
よく見てみなくても後手は手がほぼない状態なので、ここは28玉~26歩は入れておくべきでしたか。
その後千日手含みになるも避けてしまってキッチリ一手負け。
でも楽しませてもらいました。高野君ありが㌧。


ちなみに東日本大会は急所の一番で負けて残念ながら3位とのこと。でも大したものです。
この日の第1Rはちゃんと会場で応援していたのですが、

いきなり地震が!!(((( ;゚Д゚)))

会場が古くて4Fなので冗談でなく人生終わったかと思いました。こんな気持ちは富士急ハイランドでビッグフジヤマに乗ったとき以来でした(笑)。
でも「人生最大の危機記録」はそのわずか15分後、出社したらエレベーターが止まっていて14Fまで階段上っていって着いた瞬間に塗り替えられました。呼吸止まるかと思った。

震度に比して大きな被害が無かったようでなによりでした。詰とうほくの皆さんは大丈夫でしたでしょうか??

帰仙

お盆休みで新潟帰っていました。

最近は実家に帰るとミステリ読みまくり、というパターンが定着しており、果たして今回もそれでした。…とは言っても一旦読んだのを読み返したりとかが主流なんですけどね。

今回は新しく読んだのは2冊でした。

「朽ちる散る落ちる・森博嗣」
…Vシリーズの一作。ミステリ的な要素はかなり薄く、ストーリー展開を楽しむ、という感じ。話が壮大な分、エスプリ、という面では森氏らしさが薄いかと思います。

「夜の蝉・北村薫」
…日常のささやかな謎を主人公の成長とともに楽しむ、なんともいえない味のあるミステリ集。それでいて切れ味があり、氏のファンが多いのも頷ける気がします。デビュー作の「空飛ぶ馬」から通しで読んでいるところです。詰キスト向きな感じではない?かもしれませんが、オススメです。

さて、後輩たちが東日本学生大会で来仙しており、明日はその応援。今のところ全勝!だそうで、とても楽しみです。ではでは。

新作まとめ聴き

最近気になる新譜をまとめてレンタル屋さんから借りてきましたので感想など。

「空創クリップ/スキマスイッチ」
 「全力少年」でまずまずのブレイク果たした彼らですが、個人的にはwin-dsに提供した楽曲の「キレイだ」が好きで今回そのセルフカバーも収録されていたので借りました。音作りが丁寧で好感が持てる仕上がりでした。今後も注目したいアーティストです。

「プラネタリウム/BUMP OF CHICKEN」
 バンプオブチキンは天体観測からずっと聴いています。最初のアルバム「jupiter」の「ベンチとコーヒー」「キャッチボール」でファンになりました。独特の味のある歌詞が好みです。今回のプラネタリウムも私好みの曲でした。
 ちなみに彼らのCDは必ず隠しトラックがあるのですが(歌詞カードも"普通こんなところに載せるか"というところにちゃんと載っています)、今回の「いか」は傑作で思わずふきだしてしまいました。

「世界はそれを愛と呼ぶんだ/サンボマスター」
 これはドラマ「電車男」の主題歌。30代の私としては「忌野清志郎に歌わせたらもっとかっこよかったな~」と思わないでもないですが、印象に残る曲でした。ドラマ次第ではありますが、ロングヒットしそうな感じですね。

どれも満足できる内容でした。ちなみに今の楽しみは9月発売のミスチルの新譜。先行シングルの5曲を全曲収録は少しがっかりですけどね。

<業務?連絡>
西君へ。最初のほうがいいなあ。こないだ作ったのでここに載せなかった方とセットで「半分ジャック」狙いで投稿しようかと思ってます。もっといいのができたらまたメール連絡お願いします。

詰将棋年鑑

風みどりさんところの「詰将棋の大地」というところで詰将棋年鑑の話が出ていました。
前にも若島さんや他の方からも提唱のあった話ではありますが、「無理に全部抑えない」という考え方に共感を感じています。
でですね、個人的には「詰将棋年鑑」っつーと肩肘はったみたいでちょっと敬遠したくなる人も多いのでは、と思います。「どんな分厚い本だろう?」みたいな感じじゃないですか。
やはり詰将棋はミステリの一種ということで、ミステリに倣って

「この詰将棋がスゴイ!@2005」みたいな感じでいかがでしょう?

看寿賞や半期賞、塚田賞やその候補作のほかに綺麗で未来に残したい作品(例えば今月結果稿の短大の稲葉さん作とか)や話題を集めた作品などを集めたい。何人かで作品を選んだり、総合順位とかも付けてみたりしてもいいかな、と思います。座談会までやったりしたらスゴイかも。でもそういうのがあったら見てみたいな、と思いません?
すみません、かなり妄想入ってますね。責任取れとか言われそうなので、この辺にしておきましょう。(笑)

詰とうほく。

暑い中参加してまいりました。

いつものようにパチンコで負けたorz後でちょっと遅れて出席。おや、見慣れないお顔が…。岩本修さんでした。東北旅行中とのこと。イロハ文字全部の初形曲詰というのを見せてもらいました。全部9手で揃えてさらに全て入選級。器用ですね~。
ヤン詰の課題で西君と盛り上がり?とりあえず2作ほど作りました。西君のほかに浦壁さんや岩本さんも取り組んでおられましたのでこれは詰とうほくジャックも夢ではないかも?待ってますよ皆さん。また、たくぼんさんのブログで採りあげられていました安原さんのヨチヨチ2題(皆だいぶ苦しんでいました)や、小川さんが読者サロンで出されていた作品を佐原さんのパソコンで解かせたり(結局解けなかったかな?)あっという間の3時間でした。

せっかく岩本さんも来られているので2次会は七夕まつりで賑わう仙台駅前に久々に繰り出しました。2次会名物になりつつある対局を西君と。途中ボロクソでしたがあまりに良すぎてかわいそうになったのか緩めてもらって逆転勝利。v(^o^)v煙詰ノルマから解放されました。そういえば煙詰の一覧というのを伊田さんから見せてもらいました。いよいよ煙に取り組むのだとか。これは楽しみです。

そうそう、あと西君もミスチルファンであることが判明。ちょっと意外…ってお互い様ですかね。(笑)
んでは今日作ったうちの一局を。西君との合作?です。
050806
とりあえず詰将棋として完全である、ということだけは確かです。内容は…以下省略としましょう。

梅雨明け

いよいよ東北地方も本格的に梅雨明け…ということで今日は暑い一日でした。そういうときに限って出張が入っており、汗だくで帰ってきたとこです。

大して遠くに行ったのではないのですが、やはりこういうときにはパラをじっくり読めていいものです。(普段は自転車通勤)
ヤング・デ・詰将棋の次回テーマがまた過激ですね~。(元)作家心がくすぐられます。う~んとりあえず今週の詰とうほくで皆で創作する、ってのでどうでしょう?(^^)

あと馬詰さんのリレー随筆がよかったですね。煙詰に対する熱い思いが感じられました。ちなみに前に紹介した橋本さんの煙詰、馬詰さんも好きな作品に挙げておられましたね。(・∀・)人(・∀・)ナカーマ!
来月はブログで楽しませていただいているたくぼんさんということで今から楽しみにしています。

8月号到着

パラ届きました。
中村さんと原さんのが予想どおり高得点を叩き出しましたね。両者とも本当に流石。構想の鋭さでは現代の双璧と呼んでよいのではないかと思います。

また遂に高坂さんの2作品が登場。これはぜひ解くべきです。絶対です。私が味わった苦しみと喜びをぜひ皆さんも体感してください。

名局ライブラリーで若島手筋が取り上げられてました。実は私も一局作っています。今回はその作品を。
050802
27手詰で、私の作品の中ではかなり力任せな部類です。よく作れたなあと思います。特に収束とか。狙いの部分もだいぶ凝った内容にした…つもりです。

若島手筋発祥の作品も掲載されてましたが、句読点を付ける手が全然違っているような気がしますね。あれでは何が若島手筋なのかさっぱりわからないんでは。(笑)

« 2005年7月 | トップページ | 2005年9月 »

最近の写真

  • 0507
  • 0506_20201025204301
  • 20201018inoue
  • 20201018takagi
  • 0506
  • 0505_20201011224401
  • 0505sankou
  • 20201004kaneko
  • 20201004kishi
  • 0505
  • Start_20200927193901
  • 2020083092_20200927193901