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次回詰とうほくのお知らせ + 「迷路」の改作図紹介

次回詰とうほくについてですが、11月14日(土)に仙台市青葉区の中央市民センター和室での開催となります。前回と場所が変わりますのでご注意ください。

さて、先日小川さんの作品集「雨滴」を公開させていただいたのですが、実は、小川さんよりいくつかの作品について改作図をいただいています。本日はその一つ、「迷路」について、改作図を紹介。

202009132
元の図も作者自身が三百人一局集に選ぶ傑作ですが、更に理知的な作りにしたような感じです。原図も含めて初見の方はぜひチャレンジしていただければと思います。
次回に利波さんによる原図および改作図の解説を掲載しますのでお楽しみに!


軽趣向好作選43

 パラ9月号が届きました。C級順位戦の自作を解いていただいた皆様、大変ありがとうございました。第5作品集に収録するので、そのときに振り返りたいと思います。本日は軽趣向好作選を。

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▲65桂△52玉▲62角成△同玉▲63銀△51玉
▲52歩△同金▲同銀成△同玉▲63金△61玉
▲53桂打△51玉▲41桂成△同玉▲42歩△同金上
▲53桂打△51玉▲52歩△同金▲同金△同玉
▲63金△51玉▲41桂成△同玉▲42歩△同金寄
▲14馬△32桂▲同馬△同金▲42歩△同金寄
▲53桂打△51玉▲52歩△同金▲同金△同玉
▲63金△51玉▲41桂成△同玉▲42歩△同金
▲53桂打△51玉▲52歩△同金▲41桂成△61玉
▲51成桂△同玉▲52金△同玉▲53桂成△同玉
▲63金迄61手。

 持駒と盤面の金を見て、マニアな方なら金ハガシ趣向かな、と見当は付けられると思いますが、剥がし方は精緻そのもの。42歩~53桂打~52歩が基本線ですが、最初の桂打に同金とする変化は非常に難しいです。また最初の42歩に対して同金寄は31と以下、同金引は53桂打、51玉、52歩、同金に41桂成とする手があり早いです。30手目同金寄に対して14馬で5枚目の桂を入手することでピッタリ駒が足り、足場にしていた56桂を成り捨てて終わります。寡作ながら完成度が高く洗練された作品を多く発表している作者で、一昨年全国大会でお話しさせていただいたのがとても嬉しかったです。

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▲59金△78玉▲58飛△同と▲12角△87玉
▲78角打△76玉▲77香△65玉▲85龍△同桂
▲66香△54玉▲55香△43玉▲44香△33玉
▲23角引成△44玉▲34馬△55玉▲45馬△66玉
▲56馬△77玉▲67馬迄27手。

 こちらは持駒こそ多いですが凡そ趣向っぽくない初形。12角と遠打することで、なんと4香連打から馬による追い戻しの趣向が現れます。95龍がうまい配置で遠打にともなう変化を処理しつつ4枚目の香を取る役割もこなしています。また59金~58飛の序が入ったことで意外性も抜群。作者のセンスが光る作品です。(余詰が見つかったようで、中編名作選所収の修正図にて掲載しています)

 台風が九州に迫っているようです。被害が多くならないようお祈りしております。皆様どうぞお気をつけて。

冬眠蛙第5作品集 番外1+④解答

 安倍総理退陣ということで、一時代が終わりになるんですかね。個人的には政策に対する不満も一部ありますが、特に外交面は良い立ち回りだったのでは、と思います。お疲れさまでした。

 本日は第5作品集の紹介なのですが、今回はブログ発表中心ということで、個人的に色々と実験してみたこともあり、番外編をいくつか用意しています。今回は2008年3月に実施した「詰将棋ウオークラリー」。

Start
この詰将棋でスタート。詰上がりの玉位置が初形の玉位置になっている詰将棋を次に解き、その詰上がりの玉位置が…と続けます。最後の玉位置はどこになるでしょう?というものです。残りの作品はこちら。
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手数は全て13手です。 比較的易しい作品でそろえていますので、お楽しみください。

〇第4番 解答
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A▲36金△同桂B▲55飛イ△45と▲26銀上△34玉
▲61角成△同龍▲44金△同と▲25銀△同桂
▲26桂迄13手。

A26銀上は34玉、67角、56歩で不詰。
B26銀上は34玉、67角、44玉、43飛、55玉で不詰。
イ同龍は26銀上、34玉、67角以下。また、45他合は全て26銀上~35金以下。

言うまでもなく3手目と4手目の応酬が主題であるが、変化伏線となる初手が良く入った。また、主題の後の61角成~44金~25銀の収束が変化・紛れ筋で全く出て来ない筋なのもお気に入り。大がかりな初形も含めて(笑)、私らしい作品と思う。

山下〇『強烈な55飛のぶつけにと金の移動合から角金を捨てて完璧な仕上げ』
〇木彊『36金、55飛に45との移動合。この後の手順も素晴らしい』
占魚亭『初手の効果バツグン、渋い移動合』

どうかなあ、とは思ったのですが、D級順位戦で評価点4.33で年間首位をいただいた。作者の思いが伝わったようで満足。

 

8月の詰とうほく&軽趣向好作選42

 コロナ禍ということもあり、どの位参加者出るか不安でしたが、昨日の詰とうほくは普通に9名参加で良かったです。半年ぶりということもあり、詰とうほく作品展の解答を見たり、Uraさんが作られたtmk鑑賞ソフト、更には中編名作選Ⅱや暁将棋部屋、将棋図巧等、色々な話題で盛り上がりました。次回は11月14日を基本線で予約します。

 中編名作選Ⅱについては自作も2作、しかも両方とも作者お気に入りの作品を選んでいただいて、本当に感謝しています。また、更に石黒さんからは軽趣向好作選の紹介までいただき、こういうのは本当に嬉しいですね。書く甲斐があります。ということで軽趣向好作選を。今回は三角さんの2作。

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▲76桂△73玉▲72馬△同玉▲84桂△82玉
▲42飛成△93玉▲92桂成△同香▲94歩△84玉
▲76桂△73玉▲72龍△同玉▲84桂△82玉
▲72香成△91玉▲92桂成△同玉▲93香迄23手。

 良く見ると初手はほぼ76桂しかないのですが、72馬は勇気の要る一手。64桂は76歩で困ります。84桂と両王手し、92歩を取って94歩と追ってみると、なんとまた76桂~84桂の筋が生じています。今度は94歩があるため、92桂成~93香で詰み。予想していない形からのリフレインに作者の悪戯心がうかがえます。

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▲76金△96玉▲97歩△同玉▲75角△96玉
▲86金△97玉▲85金△96玉▲56龍△同と
▲86金△97玉▲76金△96玉▲63角成△同金
▲86金△97玉▲85金△86角▲同角△96玉
▲95金△86玉▲56龍△66歩▲85金△96玉
▲66龍△同香▲97歩△同玉▲
75角△96玉
▲86金△97玉▲76金△96玉▲97歩△95玉
▲85金迄43手。

 角金を動かしながら凝り形になっている54龍・36角・16龍を捌いて今46にいると金を入手するのが狙いですが、途中角を捨てた後で86角合の破調が入るのが面白い。これがあるので、もう一枚歩の入手が必要となり、さらにその入手タイミングも限定されているのは流石だなあ、と思います。
 実は冬眠蛙の中編名作選に載った作品も角金の知恵の輪で、雰囲気は似た感じです。ぜひお買い求めのうえ、違いをご覧いただければ。

 

PDF修正しました。+詰とうほく実施します。

 図面のファイル形式が合わないのか、後編1だけでなく後編2も大半の図面が化けてしまっておりました。大変申し訳ありません。応急処置で直しまして再掲示しました。差し替えいただければと思います。おかもとさんありがとうございました。

 告知を忘れていたのですが今週土曜の22日は半年ぶりの詰とうほくです。いつもの生涯学習センター和室で行いますので、コロナに気を付けつつ、ぜひおいでください。作品展の解答束も持っていきます。出品された皆さんお楽しみに。

「雨滴」PDFを公開します。

たくぼんさん、安武利太さんの同意を得られましたので、先陣をきって本ブログで作品集を公開します。下記リンクよりダウンロードください。サイトの左脇にもリンク追加する予定です。

ダウンロード - 前編表紙.pdf

ダウンロード - 前編.pdf

ダウンロード - 後編1表紙.pdf

ダウンロード - 後編1目次と挨拶.pdf

ダウンロード - 後編1.pdf

ダウンロード - 後編2表紙.pdf

ダウンロード - 後編2目次と挨拶.pdf

ダウンロード - 後編2.pdf

 

鑑賞する方であれば、後編1と後編2だけでも十分に楽しめると思います。ご感想もよろしければぜひお寄せください。

 

冬眠蛙第5作品集第4番+第3番解答

 暑い日々が続きますね。今年はお盆帰省を自粛して仙台で過ごしております。

 「雨滴」の件ですが、小川さんより「たくぼんさんと田中さんにもお話しください」とお手紙が届きました。たくぼんさん、田中さんいかがでしょう?PDF公開は少なくとも行いたいのですが。お二人のサイトでも紹介できればより良いかなと考えています。ご検討をお願いいたします。コメントいただけると助かります。

 今日は第5作品集紹介を。第4番となります。

0504

 去年紹介したばかりですが、私らしさの出た短編と思います。

〇第3番 解答

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▲34馬△同桂▲25香△24飛▲同香△13玉
▲12金△同玉▲11飛△同玉▲33角成△12玉
▲22馬迄13手。

念願のパラ表紙作品。別の作品の創作を行なっているときに見つけた飛の捨合を切り出して短編にしたもので、飛合以外は31角成の筋で、飛合のときは33角成になるのがちょっと良い味。

八〇久〇『さりげなく出てくる飛合がいいですね』
出口〇〇『31角成を匂わせつつ、33馬から決めるといううまい攻撃ですね』
中〇〇幸『33馬~22馬の筋で25香は24桂跳ねで逃れるのが面白い』

最初は作者もこの筋で詰むかと勘違いして冷や汗。思ったよりもここで誤解したり悩んだりした人も多かった模様。皆さんはいかが?

 

軽趣向好作選41

前回記事でご意見いただいた皆さん(ツイッターでメッセージいただいたおかもとさんも)、ありがとうございました。風さんの案を採用して、PDF公開しつつ、ブログで解説を加えていきたいと思います。近日公開しますのでお楽しみに。

さて、今日は軽趣向好作選。

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▲23金△14玉▲24金△15玉▲25金△16玉
▲26金△同角▲27金△15玉▲26金△24玉
▲25金△13玉▲24金△12玉▲23金△11玉
▲22金△同金▲同香成△同玉▲31角△23玉
▲32角△24玉▲42角成△25玉▲52馬△26玉
▲62馬△27玉▲54角成△28玉▲17馬△同玉
▲19香△28玉▲27馬△同玉▲18金△26玉
▲17金△25玉▲16金△24玉▲15金△23玉
▲14金△22玉▲13金△21玉▲12金迄53手。

 最近無双・図巧を再度世に出した作者。そんなこともあってか、氏の作品は古典的な香りを感じることが多いように感じます。本作はパラ発表後に作品集向けに改められた、金追い~追い戻し~馬追い~追い戻しと2往復を少ない駒数で実現した快作。特に最後の2枚馬捨ては胸がすく思いです。歴史に残る作品と思います。

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▲46馬△35玉▲57馬△44玉▲55角△同玉
▲25飛△35飛▲同飛△44玉▲45飛△同玉
▲25飛△35飛▲46歩△44玉▲45歩△同飛
▲同飛△同玉▲25飛△35飛▲67馬△46玉
▲56馬△37玉▲38歩△同と▲27飛迄29手。

筋がつかみにくいのですが、思い切って55角と捨てて25飛と打つのが基本形。56馬~55馬を見せられて困るのですが、35飛と55に効かせて捨て合し、同飛に44玉とするのが非常手段。ここで冷静に45飛~25飛と打ち直し、35飛に同飛とせずに46歩~45歩とこの歩を消すのがキーになっています。最後もう一回25飛と打って67馬とすれば、44玉は45歩があるので詰みに至ります。捨て合が出発点かと思うのですが、これを繰り返しにするあたりに作者の巧さを感じます。

 

ご意見募集+冬眠蛙第5作品集 第3番+第2番解答

まずはお伺いから。隅の老人Aこと小川さんから、作品集の扱いは全てお任せ、というご連絡をいただきました。お任せ、と言われてしまうと却って迷ってしまうのですが、

①このブログで1作ずつ紹介
②全部一度にこのブログで公開
③書籍化
④もっと良いサイトで紹介してもらう
⑤上記①~④の複数の組み合わせ

といったところが考えられるところでしょうか。できれば多くのコメントをいただいて小川さんに見ていただきたいと思っているのですが、どうしたものか、ご希望等あればコメントいただければと思います。

さて、第5作品集紹介を。今日は第3番です。

0503
簡単そうに見えますが、さてどうでしょう。


〇第2番解答
0502_20200726171001
▲37金△同桂生▲35銀△47玉▲29角△同桂成
▲36龍△同玉▲46角成迄9手。

 

広がった初形からダイナミックな手順、というのは私が詰将棋に夢中だった頃の短編のトレンド。本作は29角の一手から36龍までの詰上がりを想定して創作を開始→29角を取る桂を生で飛ばせたい→このままでは桂成でも収束変同なので36龍を捨駒にする収束に変更→詰上がりに必要な35銀を開き王手で開かせる、という経緯で創作している。目的だった桂生を含め、手順は想定どおりだが、あまり紛れが無いのでもう少し駒数少なくできたらな、というところ。

藤〇〇太郎「なぜか3手目を45銀として解けたと思ってしまい、あとから変化が詰まないことに気づきました。おかげで収束の龍捨てが際立つことになり好感度アップでした」
隅の老人A「蛙さんの作風が分からないと、大いに悩む初手です。切返しての、桂生、之で作品が締まる。流行の手順ですが、流石に水準を超えています」
風みどり「確かに冬眠蛙さんの作品としては規格外の易しさ。それでプレ短コンには出品されなかったのでしょうか。もしくは主催者が賞品を獲得してはまずいという配慮か。ともあれ、2手目と3手目は最高!好みです」

プレ短コンは今の裏短コンの前身、と言えば良いでしょうか。7回ほどこのブログで開催させていただきました。今の裏短コンは結果発表が配信で行われており、スゴイなあ、の一語です。

軽趣向好作選40

 藤井棋聖誕生しましたねえ。いよいよ新時代という感じでしょうか。王位戦も楽しみですね。

 今日は軽趣向好作選を。

20200719ueda

▲31飛△同玉▲33香△32龍▲同香成△同玉
▲31飛△同玉▲33香△32飛▲23桂生△21玉
▲22香△同飛▲31香成迄15手。

表紙の載った作品。31飛~33香に対し、龍の移動合とするのは23桂生から22香に対し同龍としたときに31に効きを残すためですが、取ってもう一度31飛~33香とすれば、龍を打つことが出来ないので詰み、という仕掛けで易しいながら楽しめます。上田氏らしい軽作と言えるかもしれませんね。

20200719inoue
▲83歩△91玉▲92歩△同玉▲84桂△91玉
▲82歩成△同玉▲94桂△同歩▲72桂成△同歩
▲83歩△91玉▲92歩△同玉▲84桂△91玉
▲82歩成△同玉▲72桂成△同玉▲73歩△82玉
▲83歩△91玉▲92歩△同玉▲93歩△91玉
▲82歩成△同玉▲72歩成△同玉▲84桂△同香
▲73歩△82玉▲83歩△93玉▲91飛成△92金
▲同龍△同玉▲82歩成△同玉▲83金△91玉
▲92歩△81玉▲72歩成迄51手。

手が限られていて易しいかと思いきや、かなり難しい目の知恵の輪です。9手目94桂が大事な準備工作で、この手を入れることで72桂成に対し92玉は93歩~43飛成で詰ますことが出来ます。72桂成以降も歩を打つのか、桂を打つのかの細かい選択が一個一個悩ましいのですが、最終的には84桂と香を吊り上げて収束へ。井上氏らしい練り上げられた作品です。

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