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11月詰とうほく

 昨日詰とうほく開催。初めての北村さん・大野さん、久しぶりの郷さんをはじめ、総勢12名で賑やかに開催しました。いつもののんびり会合ながら、そこかしこで色々な話題で盛り上がりました。せっかく遠来の方が多くなったので、2次会は仙台名物が多く出るお店へ。GoToEat終了のお知らせが出て残念、と思ったら本当にギリギリ間に合ったので良かったです。大変盛り上がりました。次回は2月27日を基本線で予定しています。

 大野さんと北村さんからは本もいただきました。本当にありがとうございます。大野さんは安南という印象が強いのですが、今回いただいたのは普通詰編。機関誌発表の易しめの作品が多く収録されています。北村さんからいただいたのは「笑戯觀光」。21桂・11香または81桂・91香が初形に配置されている、いわゆる桂香図式を百番そろえたもの。ちなみに冬眠蛙はブログ発表や合作をあわせても10作いってません(笑)。手順的にも野趣を感じさせるものが多くてなかなか楽しめるかと思います。1作紹介しますね。

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35手詰。力強い手順ながら収束まで良く纏まっていると思います。我こそは、という方、ぜひチャレンジしてみてください。

冬眠蛙第5作品集 第8番+第7番解答

 来週は詰とうほく。中央市民センター和室ですので会場間違いなきよう。今日くらいの陽気ですと寒くなくてよいんですが、さあどうでしょう。遠来の方もいらっしゃるとのことで、今から楽しみです。

 本日は第5作品集紹介。ついこないだ出したばかりの第8番です。

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誌面にも作者コメント出てますが、自作としては少し異質です。詳しくは解答発表時に。


○第7番解答

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▲43銀△同角▲36飛△34角▲同飛△43玉
▲61角△同金▲33銀成△52玉▲53角成△同玉
▲64銀△52玉▲54飛迄15手。

・2手目23玉は26飛、24歩、32銀打、12玉、22角成以下。手順中24飛合は22角成以下。

 33銀打は23玉、22角成、34玉でヌルヌルと逃げだされる。43銀と捨てて36飛とひょいと一つ寄る感覚が作者好み。34角の移動中合からは場面が変わり、61角~53角成で仕留める。62歩一枚でうまいこと収束できて、お気に入りの一作。

DISABLED「移動合した駒を取ってすぐ捨てる、まさしく美しきですな。収束が初見でしたので、新鮮でしたよ」
ほい「きれいな収束ですね。指将棋ばかりしてるせいか初手が指しにくい。。。」
中村○哉「最初は33銀打~24銀打~35銀と追い回して失敗。次は43銀、同角、23銀から追い回してこれも失敗。ようやく36飛に気付いたらあとは一気でした。シンプルな形での移動捨合に角2枚捨てが入り、夏向きにすっきり仕上がった好作ですね」

ネット出題ですと、数は少ないものの結構長めのコメントがいただけて、これは本当に嬉しいもの。それを原動力に、3年程度ネタに苦しみつつ続けられた。仕事が忙しくなり、今はさすがに厳しいか。

軽趣向好作選46

 FlashPlayerが12月からWEBブラウザ上で対応できなくなるのだそうで、ブログでFlash盤が使えなくなるためどうしたものか思案中です。なんかいいツールありますでしょうか?多分PCで見る人はやはり駒が動くところを見てるのでは、と思っているのですが。


 さて本日は軽趣向好作選です。
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▲57飛△69玉▲58龍△79玉▲77飛△89玉
▲87飛△79玉▲88龍△69玉▲67飛△59玉
▲68龍△49玉▲47飛△39玉▲37飛△49玉
▲38龍△59玉▲57飛△69玉▲58龍△79玉
▲77飛△89玉▲69龍△88玉▲79龍△98玉
▲78飛△97玉▲88龍△96玉▲76飛△95玉
▲75飛△94玉▲85龍△93玉▲94歩△82玉
▲83龍△同玉▲95桂△94玉▲85金△93玉
▲73飛成迄49手。



 全国大会握り詰で優秀作となった飛龍追いです。9筋の香と26歩がうまい配置で、これにより78龍・99玉型と48龍・29玉型では詰まなくなり、87飛・37飛で折り返す手順が成立し、また逆に37桂を取ることを玉方は回避できない仕掛けです。
 桂歩を手にしたところで77飛・69龍型にして今度は縦追いになるのが面白いところ。最後までうまく手順が限定されており、握り詰の条件を全く感じさせませんね。


 ちなみに高坂氏はこの頃、もう一作趣向作を発表しており、こちらもなかなかの手順なのですが、初形が軽趣向という印象とはちょっと違うかな、ということで今回は図面のみ掲示します。お楽しみください。
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▲42銀△同金寄▲33香△32金寄▲同香成△同金
▲42金△同金▲33香△32金▲同香成△同玉
▲43桂成△41玉▲31金△同玉▲11龍迄17手。



 11龍を見せて42銀が鋭い一手。同金寄に33香とすれば32金寄とせざるを得ず、巧妙な金ハガシになっています。もう一枚の金も同様に取れば、同玉とせざるを得ず収束に向かいます。収束も31金と捨てて雰囲気を壊さない最短の手順で仕上げられ、完成度の高い短編になっていると思います。


冬眠蛙第5作品集 第7番+第6番解答

 仙台の街中は比較的銀杏並木が多くて、しかも何を考えたのか雄雌混成で植えられており、この時期は道路に落ちたギンナンの実の匂いが大変なことになります。……が、今年はあまり気にならない。コロナ禍でマスクしているせいかと思ったのですが、同僚曰く、「今年は明らかに実が少ない」とのこと。そうかなあ、もしかしてこれからなのか?…と漠然と考えていたら、最近のニュースで「熊が街によく出没するのは、今年ドングリが非常に不作で餌がないせい」と流れており、ああ、これと関係しているのかな、と勝手に納得した次第。今年の夏は梅雨が長くてかつその後猛暑になったので、そういう気候のせいなんですかね。今度調べてみようっと。

 さて、今日は第5作品集紹介。今日は第7番になります。
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個人的にはちょっと気に入っている作品です。多分皆さんの見方とは違うと思いますけど。理由は解答紹介時に。

〇第6番 解答
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▲77銀△同玉▲47飛△57歩生▲78金△66玉
▲65金△56玉▲66金△同玉▲67歩△56玉
▲68桂△47玉▲65角迄15手。

 歩の不成移動中合というちょっとしたウルトラCが出るが、意味づけは簡単明瞭で、打合だと78金~65金、歩成は78金~67歩で早い。78金、66玉で打歩詰となるが、55金を65金~66金と消去してしまうのが後続手段で、47玉に65角で角二枚の効きで詰み。ちょっと呆気ないが、これ以上余計な駒を増やさないことを優先した。

隅の老人B『流石ですね、57歩生の移動合。最後の一手もチョットしたもの。良いな、良いなで、気分良し』
ごぶりん『飛浮きに気づけばあとは一気ですが、そこまでの手のつけ方が色々あって難しかったようです。最後は角2枚のにらみで意外な場所で詰め上がりですね』

 初手67銀は57玉で逃れ。まだ逆算は可能だが、収束に関連した伏線が入れられなかったのでここで打ち止めとした。ブログ出題としてはこれ位の易しさのレベルが適当かな、と個人的には考えている。

軽趣向好作選45

 一昨日祖母が亡くなったとの報。コロナ禍でもあり、県外者の孫は来ないように、とのこと。仙台より冥福を祈りたいと思います。105歳の大往生でした。


 本日は軽趣向好作選を。


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▲24金△同玉▲15龍△同銀▲36桂△同銀生
▲16桂△同銀直▲15銀△13玉▲14銀△24玉
▲25銀△同銀左▲15銀△13玉▲14銀△24玉
▲25銀△同銀▲15銀△13玉▲14銀△24玉
▲25銀△同角▲15銀△13玉▲14銀△同玉
▲15龍迄31手。



15銀と打って14銀と焦点捨てするのですが、どちらで取っても1手詰。24玉と逃げざるを得ないことで成立する銀ハガシ趣向でちょっとした緊張感があります。最後は25の効きがなくなるためそのまま詰み。その分序奏を入れてますが、私だったら最初の3手は入れなかったかなあ。まあ好みの問題ですが。


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▲24桂△23玉▲33飛△24玉▲36飛成△13玉
▲31角成△23玉▲32龍△24玉▲42馬△13玉
▲33龍△23飛▲同龍△同玉▲33飛△24玉
▲37飛成△13玉▲33龍△23飛▲同龍△同玉
▲33飛△24玉▲36飛成△13玉▲31馬△23玉
▲24歩△同玉▲25歩△15玉▲42馬迄35手。



今改めて棋譜を入力しても奇跡のような手順。最初に36飛成として33歩中合を回避することで42角を馬に変え、33龍・23飛の交換から今度は37歩を剥がします。33歩合は今後は同龍から43馬があります。歩を二枚手にして、もう一度33龍・23飛から36に龍を置くのが本当に絶妙。24歩~25歩の連打で捕まっています。わずか盤面6枚から織りなされる魔法。間違いなく歴史に残る作品と思います。


冬眠蛙第5作品集 第6番+第5番解答

 最近日本酒紹介がすっかり止まっておりますが、実はコロナ期間中は家飲みが増えて写真の数も凄いことになっています。このブログは基本詰将棋なので、日本酒はツイッターに変えようかと思ってます。その方がリアルタイム性ありますしね。この間、久しぶりに十四代が入手できまして、豊かな香りと味わいを楽しみました。

 

 さて、今日は第5作品集紹介。第6番です。
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 ちょっと難しそうに見えるかもしれませんが、実はちょっと肩の力を抜いたような作品です。


〇第5番 解答
0505_20201011224401
▲12香△22玉▲31銀△13玉▲35馬△24桂
▲25桂△12玉▲13桂成△同桂▲11飛△同玉
▲44馬△12玉▲22銀成迄15手。

 発表時の原図はこれ。
0505sankou
 作意は33金、同玉、42銀生以下で、序にやりにくさがあるものの、12歩配置がちょっと嫌味。結果発表時に別案として今回の図で持駒飛銀桂歩にしたものを出したところ、近藤さんより「私だったら持駒の歩を香にする」とコメントあり。恥ずかしながら全く気付いていなかった。難易度では原図より落ちるものの、短打で打った香が桂捨て合の瞬間に邪魔駒になる味で、やはり詰将棋としてはこちらを採りたい。なお、6手目歩合は同馬、12玉、13歩、同桂、11飛以下。

軽趣向好作選44

 古い無駄合考察の記事にコメントいただきました。「無駄合とは何か」ではなくて、「有効合とは何か」で分析されていて感心しました。いただいた条件ですと3番目だけがやや異質ではありますかね。現時点だと1番目の記事の2コ目は変長扱いされることが多いと思います。

 
 今日は久しぶりに軽趣向好作選を。
20201004kaneko
▲32角成△34玉▲35銀△同銀▲43馬△23玉
▲24歩△同銀▲32馬△34玉▲35香△同銀
▲43馬△45玉▲57桂△55玉▲65馬迄17手。

 高度な構想作が多い印象の金子氏ですが、本作は珍しく軽めの作品。馬を往復しながら邪魔な46銀を24に持っていきます。最後もう一度35に戻して57桂を実現。作者だけにもう一工夫欲しい気もしますが、これはこれで完成品でしょうか。

20201004kishi
▲47香△45角成▲33飛成△同玉▲34金△同馬
▲25桂△同馬▲35香△同馬▲34銀成△同馬
▲25桂△同馬▲35香△同馬▲43角成迄17手。

 47香に対して45角成が妙防ですが、それに対して33飛成~34金としてから、43銀を原型消去するために馬を25~35と動かすのが好手順。さらに消去後にもう一度25桂~35香を繰り返して詰み。移動捨て合で出現した馬が都合6回動くリズミカルな作品でした。

 小川さんと手紙のやり取りが続いています。ここのところすっかりメールに慣れたせいか、ちょっと新鮮ですね。相変わらず詰将棋を楽しんでおられて、なによりです。ではでは。

 

冬眠蛙第5作品集⑤+番外1解答

ここ数日、急に肌寒くなりました。コロナコロナで騒いでいる内についに10月なんですねえ。。

さて、今日は第5作品集紹介を。今日は第5番です。

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実は恐ろしく古い素材を色々割り切って作品化したもの。発表時に近藤真一さんからコメントいただいた改作案を今回採用しました。ちょっとユニークな味があります。

〇番外編1・詰将棋ウォークラリー解答

※スタート作品
Start_20200927193901
▲66香△同と▲62飛△54玉▲63角成△65玉
▲85馬△54玉▲65飛成△同龍▲63馬△同龍
▲55金迄13手。
初手が一応変化伏線です。でもそれだけ。次は54。

2020083054_20200927193901
▲53飛△45玉▲52金△46玉▲55飛成△同玉
▲35飛△64玉▲65飛△74玉▲73馬△同玉
▲62飛成迄13手。
玉があちらこちらに動くので、この催し向けではあります。52金がソッポ金なのですが、73馬の筋に備えて64歩を置かなくてはいけなかったのが残念なところ。次は73。

2020083073_20200927193901
▲63銀成△同銀▲83桂成△同玉▲85香△93玉
▲73飛成△同角▲82飛成△同角▲84と△92玉
▲83と迄13手。
87馬は複数の余詰筋を消しているので仕方ないかと思いますが、62角は合駒で出したかった。次は92。

2020083092_20200927193901
▲91飛△83玉▲86香△同桂▲84香△同玉
▲74金△85玉▲75金△同玉▲95飛成△同馬
▲74馬迄13手。
86香~84香の連続捨て。これもウォークラリーっぽく玉移動にこだわってます。次は75。

202083075_20200927193901
▲64銀△66玉▲65金△同玉▲76銀△同と
▲66歩△同と▲74銀△同玉▲85角△65玉
▲83馬迄13手。
こじんまりとしていますが76銀~66歩が少しお気に入りの手順。最後は65。

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▲76角△56玉▲58飛△57金▲同飛△46玉
▲37金△同銀▲56飛△同玉▲57金△55玉
▲88角迄13手。
移動捨て合から両王手を経由して透かし詰。最後は都にたどり着きました。

 ウォークラリーはまだ冬眠蛙が詰将棋を始めてない、だいぶ前の全国大会でアトラクションとして行われたもの。バックナンバーを見ていて、楽しそうな催しだな、と感じて真似してみました。詰上がりの玉位置を固定しないと駄目ですので、変同を避ける逆算が基本になります。余詰が出ると大変なことになりますが(笑)。

 最近Amazonで古い金田一モノが全部Kindle化されていることを知って、少しずつ読んでます。横溝は作品によって結構作風を変えているんですよね。そういった部分も含めて楽しんでいます。次は何を読もうかな。ではでは。

「迷路」原図+改作図解説

 前回載せた「迷路」の原図については、作品集「雨滴」の第23番となっています。
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95龍の配置が意味深で、この作品に凄まじい奥行きを与えています。原図の解説は利波さんの「将棋雑記」に載っております(リンク)。大変丁寧で、かつ熱い解説となっておりますので、ぜひご覧ください。

 さて、では今回の改作図を見てみましょう。
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▲46と△64玉▲65香△53玉▲63香成△同玉
▲64歩△同玉▲55と△同玉▲76歩△45玉
▲75飛成△同香▲56金△54玉▲55金△53玉
▲64金打△43玉▲34と△32玉▲23と△同玉
▲67角△22玉▲56金△66歩▲同角△23玉
▲55金△22玉▲45金△23玉▲44金△22玉
▲34桂△23玉▲42桂成△22玉▲45金△23玉
▲46金△13玉▲12角成△同玉▲13歩△同玉
▲14歩△12玉▲24桂△同金▲13歩成△同玉
▲24銀△同玉▲33角成△14玉▲15金△13玉
▲24金△12玉▲34馬△22玉▲44馬△12玉
▲45馬△22玉▲55馬△12玉▲56馬△22玉
▲33香成△同飛▲同金△同玉▲43飛△24玉
▲35金△15玉▲13飛成△14飛▲同龍△同玉
▲47馬△13玉▲14馬△22玉▲23歩△同桂
▲同馬△同玉▲15桂△14玉▲24飛△15玉
▲17香△16歩▲同香△同玉▲27銀△17玉
▲18歩△同と▲26銀△16玉▲17歩△同と
▲25銀△26玉▲36金△15玉▲14飛迄113手。

まだ原図をご覧になっていない方は赤字の3手の意味づけだけでも考えていただければ、と思います。この深みはまさに謎解きの冥利です。さて、では利波さんの解説をどうぞ。(一部記載を補足しています)
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 昭和20年代~30年代にかけて江東三人男と呼ばれた大作家が居られた。言うまでもなく、「小川悦勇」「北原義治」「黒川一郎」の諸氏である。この方々は傑作を残されましたが、それ以外にも自作に対する限りない愛情と既発表作品でも最善の図を求めて改良する向上心をお持ちでした。
 「迷路」という作品は精密な箱根細工のような作品で、直す余地の無い作品だと思っていましたが、この完成品と思われる作品でも作者には不満があり、その不満点を約60年振りに改良されました。
 改良図の解説の前に作者の原図に対する不満点を記述しておきます。(作者私信より)【目標は手順のスマート化と玉方7筋、攻方6筋歩の消去です。(意味付けが気に入らない)】作者の言を捕捉すると、原図の玉方72歩は初手84龍に対する74歩合を2歩禁でさせないため、また攻方68歩は初手より45と、同玉、56金、54玉、55金、53玉、44金打、63玉、64歩、73玉、84龍迄の早詰を2歩禁で防ぐ為の配置ということです。
 では、改良図の解説をしてみましょう。先ず初形玉が54配置から55の天王山配置になっています。更に、46との捨駒から入るのは巧い導入です。以下6筋の駒を消去してから55に誘導して、76歩と角道を通す手は、よく入ったものだと思います。そして13手目伏線手の75飛成が一見意味不明の難手です。意味付けは原図と同じで75に香の質駒を作る為です。しかしながら、この導入のやり取り時には72飛が必要駒であり、極めて発見し難くなっているのです。その為にあえてこの軽い導入を入れているのです。言い換えればこの軽い導入があったからこそ75飛成が光るのであり、作者はそこまで計算に入れているのです。
 この導入以下は原図と同じとなります。ここで作者の私信を再度引用してみましょう。【原図の2手目「香合」はスマート化の邪魔なので消去しました。(難易度は半減)その代わりに序盤に易しい流れの手順を作り、伏線の75飛成に迷彩を施す。(この飛捨てがスマート化の本命です、意味不明?な所が面白い)それと初形の整理です。】
 原図は74香合と合駒を動かして質駒にするという面白い構想でしたが、逆に言えば、74香合を出す為だけの95龍、85歩配置の初形に不満があったということなのでしょう。改良図では72飛は導入部の変化で必要であり、75飛成の発見を原図以上に難しくしている、より一層の謎解き重視の図になっていると言えましょう。
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実は冬眠蛙は小川さん宛の私信にて、香合を発生させて引き上げる原図も捨てがたい旨を記載しております(原図のFlash盤も置いておきます)

比べてみると利波さんが書いているように75龍の発見を難しくしてより謎解き重視になっています。つまりどちらかというと、鑑賞者よりも解答者向け、ミステリでいえば普通に読んでいる人よりも探偵と一緒になって犯人探しを楽しむ人向けに直されたような感じではないかなと思っています。さて、皆さんの好みはどちらでしょう。

 羽生九段が龍王挑戦になりましたね。二日制というのはベテランにとって有利なのか不利なのか、ちょっと興味があるところで楽しみにしています。ではでは。

次回詰とうほくのお知らせ + 「迷路」の改作図紹介

次回詰とうほくについてですが、11月14日(土)に仙台市青葉区の中央市民センター和室での開催となります。前回と場所が変わりますのでご注意ください。

さて、先日小川さんの作品集「雨滴」を公開させていただいたのですが、実は、小川さんよりいくつかの作品について改作図をいただいています。本日はその一つ、「迷路」について、改作図を紹介。

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元の図も作者自身が三百人一局集に選ぶ傑作ですが、更に理知的な作りにしたような感じです。原図も含めて初見の方はぜひチャレンジしていただければと思います。
次回に利波さんによる原図および改作図の解説を掲載しますのでお楽しみに!


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