軽趣向好作選66

 新年特別出題、解答募集中です。なかなか良い作品ですので、PC使っても良いのでコメントいただければ。手数・最終手およびコメントを記事のコメントか、メール(←クリック)でお願いします。

 今日は久しぶりに軽趣向好作選を。
20220115nakade
▲33桂△同銀▲42銀成△同銀
▲33桂△同銀▲31角成△51玉
▲63桂△同銀▲52銀成△同銀
▲63桂△同銀▲61角成迄15手。

 31銀と61銀が邪魔駒なのですが、単に捨てると上に抜けられるため、左右でうまくフタをする手順で銀を消去します。初心者向けで持駒も4桂、入門編にピッタリの作品です。

20220115urano
▲32角△13玉▲12金△同玉
▲21角成△23玉▲22馬△同銀
▲32角△13玉▲12金△同玉
▲21角成△23玉▲13金△同銀
▲32馬△12玉▲11飛△同玉
▲21馬迄21手。


 趣向詰に見えない初形で、ここから角ハガシが出るのはちょっと驚きます。22馬に同玉は21金、13玉、12金で捕まっています。取った角も同じように32角~21角成として、13金と捨てるのが決め手。11の効きを外せば、32馬、12玉に11飛が打てて詰みます。最後まで統一感がありますね。
 25飛がうまい配置で、最小限の駒数で表現できているのに感心。流石”詰将棋指し”ですね。

 デザインちょっといじってみたのですが、見にくいかも。また直すかもしれません。

短コン感想

パラ1月号を正月のんびり眺めました。「詰将棋の眺め方」終わってしまうんですね。残念だなあ。。。今回の谷口さんの作品群は本当に素晴らしいものばかりで、リアルタイムで解いたものも多いのですが、改めて堪能しました。

例年どおり、短コン感想+予想を。いつもABC評価はそんなに気を使わないのですが、コンクールでもあるわけだし、今回はA10・B20・C20という比率を設定することにしました。したがって、感想に比べて評点は辛目です。悪しからずご了承ください。

1・44龍は私だったら置かないかな。C
2・表現がスマートでさすが。B
3・52歩が何気にポイント。C
4・紛れが濃い中、良く成立できたもの。A
5・手順前後の綾に工夫。C
6・力強い手順。B
7・初手!B
8・既視感あるが、手順構成に苦心の跡。C
9・左右対称でないのに左右対称。C
10・序奏が少し弱い。C
11・限定合は出るが。C
12・17角で限定になるのか、なるほど。A
13・最近流行りの詰上がり?B
14・あ、そうか、桂合は35角か。C
15・シンプルに表現出来ていて好感。B
16・実戦形から教科書的手順。C
17・打ち換えの意味。久しぶりに見るお名前で今後期待。B
18・徹底的な48龍狙い。B
19・伏線らしい伏線。B
20・46角の誘惑にやや苦戦。B
21・収束やや息切れだが、連続合は見事。B
22・ソッポ行きの意味づけが新しく感じる。A
23・31銀がやりにくい手でなかなか。B
24・11桂がある分手が絞りやすい。C
25・手に膨らみがあるので作意が映える。A
26・そうか、23飛成があるから2手目割り切れるんですね。B
27・11角が味良い舞台作り。C
28・まさに金に物を言わせる初手。B
29・26角の浮遊感。もう一手あれば。C
30・お手本の退路封鎖。C
31・これだけ徹底されると嬉しい。A
32・馬効きを外すパズル。C
33・遠打+効きへの限定打。さすがの切れ味。A
34・手成りで追って失敗したかな、というところで、あ、なるほど。C
35・宙ぶらりんの飛でギリギリ手をつなぐ。B
36・限定合から取った飛をすぐ捨てる。バランス良い手順。B
37・やさしい邪魔駒消去。14銀配置に工夫を感じる。C
38・捨て駒をエサに罠にかける。C
39・こちらは跳ね上げ式の罠。C
40・こちらも懐かしいお名前。34飛に一票。A
41・素直に逆王手がかかる合駒は逆に珍しい感じも。C
42・詰上がりがすぐ見えるかどうか。B
43・決め手の前に小技。構成としてはお手本的。B
44・収束、浮遊感があると捉えるか、緩んでいると捉えるか。C
45・最後は57玉とするのが作意かな。B
46・なんぼなんでも都合良すぎではないだろうか。A
47・57角として苦戦。打った角の影に隠れる。A
48・この形で角合最善になるんですねえ。感心。A
49・2手目の変化がちょっと良い。B
50・スイッチバックで幕。お疲れさまでした。B

ベスト3は33・40・46。22・31・47も良くて迷うところ。優勝作は、というよりも冬眠蛙のベスト1は46です。今年も楽しく解けました。作者の皆さんに感謝。

2022 新年特別出題

あけましておめでとうございます。本年も冬眠日記をよろしくお願いします。

今年も小川悦勇さん作を新春出題させてもらいます。
Ogawa2022
40手台。多分難易度は後で紹介する冬眠蛙の方が易しいのですが、小川さんの年賀詰といえば、ということで炙り出しになっています。1日になったらコメント欄にヒント載せますね。詰とうほくで参加者で解きましたが、解いて損のない作品だと思います。
●解答(最終手と手数だけでOKです)と短評を募集します。コメント欄にいただくか、こちら(←クリック)にメールください。ソフト解答でも結構ですが、その場合、その旨もコメントいただければと存じます。締切は1月末までとします。
●コメントいただいた方に昔作成したPDFの詰将棋小冊子を送付します。よろしくお願いします。

さて、冬眠蛙の今年の年賀詰はこちらです。「R4」50手台です。ちょっとキズがありますが、解きやすさを優先しました。もしよろしければ、こちらも感想いただけると嬉しいです。
Ichi2022
 

冬眠蛙第5作品集 第23番+第22番解答

 もう年の瀬ですね。今年も年賀詰を1月1日に掲載予定。昨年と同じく、小川さんからもいただいており、懸賞出題にしたいと思っています。ご解答よろしくお願いいたします。

 第5作品集紹介は来年までかかることになりました。今日は第23番。
0523
くだらないことですが、タイトルを英語のままにするか、日本語にするかで少し迷ってます。いっそ取ってしまおうかと思ったり。軽趣向ですが、駒が多くなってしまったかな。

○第22番 解答
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▲74飛打△63玉▲64飛△73玉
▲82銀生△同角▲74飛右△63玉
▲64歩△同角▲同飛△72玉
▲73歩△71玉▲62飛成△同玉
▲52銀成△同玉▲64桂△42玉
▲53角△32玉▲31角成△同玉
▲81飛成△41香▲42角△32玉
▲41龍△同玉▲52桂成△同玉
▲53角成△51玉▲52香△41玉
▲42香△32玉▲42馬△21玉
▲22香成△同玉▲33歩成△11玉
▲22と△同玉▲25香△24銀
▲同香△13玉▲23香成△同玉
▲33馬△12玉▲13歩△同玉
▲24銀△12玉▲23銀成△21玉
▲22成銀迄61手。

 令和2年の年賀詰で初形「R2」。もともと年賀詰に気合を入れるタイプではなく、このときも「まあ出来なかったら出来ないで今回はナシにしよう」くらいで気軽に作り始めたところ、なんとなくものに出来そうだったので頑張ってみた、というのが実情。特に41香合~52桂成までの手順が自分としては上出来で、偶然収束に捨て合が入ったり、左辺に残る73歩が変化と余詰防止の両方に働く等、運も味方した。
 TETSUさんの「詰将棋おもちゃ箱」の年賀詰投票2位で、そちらから短評を掲載。
山下誠「『R2』の初形から途中逆王手の香合が現れて、驚くほど手が続く力作」
小池正浩「序の趣向的手順、中盤の逆王手、よくできていると思います」
太刀岡甫 「よく捌けて、収束の粘りも良い」
 改元時に発表した軽作「R1」を含めて、現時点でR4まで作成しているが、ネタ切れで青息吐息。一桁のうちは続けたいが、どうなることやら。

K氏からの質問に対する回答の代わりに。

 ここのところ、ずっと頭にとめていた質問がありまして、今回はそのネタで一席。

 その質問はある高名な詰将棋作家であるKさんからいただき、なかなか回答できてなかったものです。その質問は「あなたの創った短編でどの作品が会心作なんですか?」というもの。ちょっと意表をつかれました。実はここで出しているミニ作品集や普段書いているブログの記事でも「会心作」とか「自作のベスト10に入る」と言っている作品はほぼ中編です。
 考えてみたのですが、なかなか答えは出ませんでした。発表作の半分くらい?は短編なので我ながら変なものだなあ、と思ったものです。ただ、基本短編作家ということで、逆に短編に対する眼は厳しいものになるのかな、と。
 今にして思えば「Kさんはどうなんでしょう?」と返しで聞けば良かったです。すごくたくさん名作があるので。

 ただ、「これは完璧!」という作品はないですが、もちろん好きな自作はありますし、またありがたいことに、本やネット記事に取り上げていただいたり、賞をもらったりした作品も多くあります。今回は回答の代わりに「あまり有名ではないけど、作者として納得できる作品」をいくつか紹介したいと思います。手順はミニ作品集か過去記事に記載されてますので図面だけ。リンク張りましたが、頭4個はクリックするとPDFが開きます。ご注意を。
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第1作品集の第15番。手順の展開が好み。

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第2作品集の第16番。自作では珍しい、手順の組合せを主題とした作品。

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第3作品集の第24番。この○○○の不思議な感触は自作でも随一かと。

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第4作品集の第17番。やさしくて楽しい、リズミカルな手順。

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第5作品集の第10番。逆算でうまく○○が入った。

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第5作品集の第4番。手順構成の自分らしさ。

短編ということで全部17手以内です。中には「へぇ、こんなんが好みなのか」と言われそうなのもあるかも。ま、好みも時代によって変わりますので。ご笑覧ください。

軽趣向好作選65

 2年ぶりくらいの出張で大阪に行ってました。大阪に行くのは多分20年ぶりくらいで、街が大きくてびっくり。土曜日帰りだったので道頓堀や通天閣を観光。偶然でしたが三桂クラブの前を通りました。良い場所にあるんですね。

 さて本日は軽趣向好作選を。
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▲74桂△66歩▲同香△76玉
▲77と△同玉▲78金△66玉
▲67金△55玉▲56金△44玉
▲45金△33玉▲34金△22玉
▲23角成△21玉▲87馬△11玉
▲77馬△21玉▲76馬△11玉
▲66馬△21玉▲65馬△11玉
▲55馬△21玉▲54馬△11玉
▲44馬△21玉▲43馬△11玉
▲33馬左△22歩▲同馬左△同金
▲同馬△同玉▲23歩△12玉
▲13歩△同玉▲24金打△12玉
▲13歩△21玉▲22歩成△同玉
▲33金直△11玉▲12歩成△同玉
▲23金直△11玉▲22金直迄59手。
 

 初手2拓で、なんとなく54に飛びたくなる形。74玉は56角成があるので66合として同香に76玉、77と、同玉、78金で金追いに入ります。調子よく22まで追い込みますが、54桂が使えそうで使えず、23金も23角成も届きません。実は初手は74桂が正解で、こうすれば22玉に23角成~87馬で今度はなんと馬鋸が展開される仕掛けです。32で精算されると早いので33馬左に22歩としますが、以下歩の数がピッタリ足りて詰みます。
 実は本作、全国大会握り詰の優秀作。91とあたりはその制約でこれ以外は駄目だったと聞いています。使用駒制約がなければ他の配置もアリなんでしょうか。作品集を編まれる際は直されるのかも。
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▲81龍△84歩▲74角△同玉
▲83龍△85玉▲94龍△74玉
▲75歩△同銀▲83龍△85玉
▲86歩△同銀▲76銀△同と
▲94龍△74玉▲73角成△同玉
▲83龍△64玉▲65歩△同銀
▲63龍迄25手。

 三角氏の得意芸のひとつ、ミニ知恵の輪。龍が83と94を行き来して75歩消去~76銀で65とをずらすことで、73角成~83龍~65歩が実現します。単純な仕掛けですが変化を加えて鍵を見えにくくしているところに熟練の技を感じます。2手目84香合は94角、95玉、84龍、同玉、83角成、85玉、94馬、74玉、75香以下。また、84桂合は香合と同じ手順で75香の代わりに75歩、同と、同と、同銀、83馬、85玉、77桂まで。ちょっとこの変化が長すぎる感あり、自分だったら74角から始めたかも。初形の枚数減るので気持ちは良くわかります。

 

冬眠蛙第5作品集 第22番+第21番解答

 次回詰とうほくは2月5日(土)13時からで、駅近くの生涯学習センター和室が取れました。いつも会場の抽選申込を2つの市民センターで7~8個予約して1~2個当たって選んでいるのですが、今回はなぜか5個も当選していてびっくり。当然1個だけ確定させて残りはキャンセルするのですが、どういう抽選システムになっているのかな。

 さて、本日は第5作品集紹介。第22番から長編に入りますが、私らしい軽めの作品ばかりです。第22番は令和2年の年賀詰です。
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 年賀詰を作品集に収録するのもどうかな、とちょっと思ったのですが、よく考えたら第2作品集にもフツーに収録していました(笑)。そんなに肩肘張らず、気に入ってる作品を選んでいるのでまあ良いかな、と。60手台です。

○第21番 解答
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▲24桂△同銀▲33金△同銀
▲同銀成△同玉▲44銀△34玉
▲45金△同桂▲36香△44玉
▲45香△53玉▲52飛成△同玉
▲43銀△61玉▲72金△同玉
▲82馬寄△61玉▲53桂△62玉
▲73馬△53玉▲54銀成△同玉
▲64馬△45玉▲55馬△36玉
▲46馬△27玉▲37馬△同龍
▲同馬△18玉▲17飛△29玉
▲38銀△39玉▲28馬△同玉
▲18飛△同玉▲19香△同玉
▲29金迄49手。
   
 馬追いのミニ趣向入りの歩なし煙。序奏をどう入れるかで少し悩んだが、舞台装置となる香を打つ手が入る逆算を選択した。いくつか候補を作った中では一番易しい手順になったが、全体の雰囲気には合っていると思う。最近は煙詰は各種さまざまな傑作が作られているが、私は趣向手順が入った中で駒が消えていくのが好きで、自分としてはお気に入り。
たくぼん「珍しく早めに解けました。それにしても単なる駒交換も少なくキレイな手順ですね。私の好みジャストミートといった感じでしょうか。簡単かと思いきや4四銀や最後1七飛は考え込みました。後回しにするのがもったいないくらい一気
に解きたくなるそんな作品でした」
凡骨生「棋形から右下で詰むと予想して取り掛かりました。馬引きまでに持ってゆく手順が易しいながら巧いです」
谷口翔太「序は変化読みで難しい。中盤は斜めに香が並んで、趣向を察知。収束は、蛙さんらしいキビキビさで決まります。いつ解いても、気分が良くなるのが、煙。今回も解けて嬉しくなりました」
 ちなみにこの詰上がり、全駒煙には向かない収束かな、と思っていたのだが、実はちゃんと全駒煙の作例あり。興味のある方は調べてみていただければ。

 

11月の詰とうほく

 新潟に戻っており更新が遅れましたが、予定どおり11月20日に詰とうほくを開催しました。久しぶりの利波さん、小池さんを含めて8名参加でした。利波さんには秘曲集を頂戴しました。なかなかの力作で、ありがとうございます。小泉さんからいただいた将棋マガジンの傑作選の話題で盛り上がりました。聞けば、将棋年鑑の付録?でついていたもので、目録にも載っていない本なのだそうです。なかなかの珍品なのですね。
 その後、小川さんから送られてきた新作を皆で解図。なかなかの力作で、小川さんらしい手順でした。追ってこのブログで出題を予定しています。皆様、解図をよろしくお願いします。岩本さんと自分の年賀詰も両方ともまだ作りかけなのですが皆で解図。更にその後は自分と石川さんの新作も解きあって、にぎやかに過ごしました。いつもながら石川さんのストックの多さにびっくり。少し放出する、と最後に言っておられましたので、皆さんお楽しみに。

 二次会も今回は実施。某問題となった居酒屋と同じ系列のお店で、やや勇気いりましたが(笑)、11月号のパズル等を解いて例によってノンビリと過ごしました。次回は2月5日を基本線に、抽選は26日も申し込んでおきました。別途結果はご連絡します。

 コロナでまた変異株が出た、ということで少しざわついてますね。あまり感染拡大しないよう祈っております。ではでは。

軽趣向好作選64

 20日(土)は詰とうほくです。会場が前回と変わり、中央市民センター和室となっております。よろしくお願いします。

 さて、本日は軽趣向好作選。中出氏の2作品を紹介。
20211114nakade
▲18銀△同玉▲19飛△28玉
▲29金△27玉▲28歩△同金
▲同金△同玉▲29金△27玉
▲18角△同龍▲同金△16玉
▲17飛△同成香▲同金△15玉
▲16香△同成香▲同金△14玉
▲15香△同成香▲同金△13玉
▲14香△同と▲同金△12玉
▲13歩△21玉▲31香成△同玉
▲42桂成△21玉▲32と△同と
▲12歩成△同玉▲13金△21玉
▲12金迄45手。

 わかりやすい送り趣向で気持ち良く13まで追い込みます。14で入手するのは歩なのですが、13歩、21玉に31香成~42桂成~32とが好手段。12歩成と軽く成り捨ててそのまま金が12まで進んで詰み、という趣向。雰囲気を壊さず、かつそれでいて趣向手順とマッチした収束で、解後感がとても良いです。
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▲64銀打△54玉▲66桂△43玉
▲53銀成△同玉▲45桂△43玉
▲53桂成△同玉▲56香△43玉
▲53香成△同玉▲54歩△43玉
▲55桂△同と▲53歩成△同玉
▲55飛△43玉▲53飛成△同玉
▲54歩△43玉▲55桂迄27手。

 同じ地点での積み崩しを徹底したパズル。66桂が気持ちの良い導入で、同と上は46桂~45飛で、同と寄は46桂~53銀成~65桂で詰み。やむをえない43玉に①まずは53銀成~45桂として香筋を通し、②次は53桂成~56香でと金を取り、③54歩~55桂でもう一枚のと金を呼んで、④53歩成~56飛でそのと金を消し、⑤53飛成~54歩と打ち換えて55桂迄の詰上がり。簡単な仕掛けですが楽しい手順で、飛捨てが最後に入って、こちらも解後感はバッチリ。知恵の輪入門があったら是非載せたい作品です。

 

冬眠蛙第5作品集 第21番+第20番解答

 義理の叔父の納骨式があり、出かけておりました。何度かお会いしましたが、とても穏やかな方で良くしていただきました。暖かく良く晴れた日でした。どうぞ安らかに。

 本日は第5作品集。第21番です。
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40手台。易しく楽しい作品なので、お楽しみいただければ。

○第20番 解答
0520_20211107212401
▲14馬△26玉▲25金△36玉
▲15金△26玉▲25金△36玉
▲24金△26玉▲35銀△同桂
▲25金△36玉▲15金△26玉
▲24飛△同桂▲25金△36玉
▲24金△26玉▲25金△36玉
▲48桂△同龍△▲15金△26玉
▲16金△同玉▲17香△26玉
▲15馬△36玉▲25馬迄35手。

 わかりやすい馬金知恵の輪。金を15・25・24に動かすことで局面をほぐしていく。最初の銀取りは当然の手段。次に15銀として桂ハガシに行きたくなるところ、35銀とするのが狙い。桂を剥がすよりも35を埋めることが重要、という仕掛けで、同玉の変化のため、金を24に移動させる必要がある。
 逃げ道を塞いだところで用済みの飛を捨て、桂を入手して48桂がゴールとなる鍵。ここで守備龍をずらすことで16金から収束に向かう、という仕掛け。
ごぶりん「25馬まで35手でしょうか。48桂が鍵ですね。いわゆる知恵の輪的な趣向は楽しいですね。でも狭い範囲に手を出したくなる選択肢が多くて、コクと深みを感じます」
利波偉「金鋸知恵の輪で少しづつ局面を狭いところで、変化させるのはとても面白かったです」
橘圭吾「難解作(・ω・;)丸一日考えても解けません。こんな難解作品も作れるんですね。……とまぁ、冗談は置いといて「良く在りがちな展開の中編趣向作。銀捨てだけ。綺麗に出来ているので会心というのも頷けます。100点換算で65点(笑」こういう作品が作れるのが羨ましいです」
 知恵の輪は詰将棋として大好きな分野で、こういった「届きそうでなかなか届かない」というのはパズル好きとしてはたまらない楽しさ。還元玉にする仕上げも含めて会心作で、四百人一局集には本作を選んだ。

 

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